先月、大好きな父が他界しました。
あまりにも急な出来事で、なんだか嘘みたいです。
まだまだ若かったのに、
人の命は、若くても年を重ねていても、変わらず大事なものですが
100歳近くまで生きられるかたも多い中
残念でたまりません。
その日はちょうど妊婦健診の日で
性別が分かったよ♪と母と父にお電話したのですが
父にはその時つながらず、母は用事で外出中だったので
夜にまたお電話しようと思っていたところでした。
数週間前に、高速船の大牟田まで車で送ってもらって
娘が御船から一生懸命バイバイと言いながら手を振って
海と光がキラキラしていたことを思い出します。
その時は、自分もひどいつわりで、実家に行ってもごろごろしていましたが
マリンワールドに連れて行ってくれたり、
海辺で遊んで貝殻を拾ったり、
音楽会に送ってくれたり。
島原ではなかなかできないことをいっぱい手伝ってくれて。
子供のころよくお話してくれていたお話とかを娘にしてくれたり、
上手な絵をかいてくれたり、
とにかく「ジイジジイジ」とついて回っていました。
お洋服とかも一緒に買いに行ったり、
何気ない毎日をとっても楽しく過ごしていて、
正直島原に引っ越してから
実家の家族と会える時間が少なくてとっても悲しかったのですが
(家族大好き人間なので・・・)
急にそんなことがおこるなんて想像もしませんでした。
父のお葬式の時に、めったに会えない弟家族も帰省して
甥っ子ちゃんと遊ぶうちに
急にその一週間で言葉がでてきました。
先日49日を終えたのですが、
びっくり、お話がだいぶできるようになりました。
ずっとため込んでいたのですね。
かわいいお話をいっぱい聞かせてあげたかったです。
葬儀場が作ってくださるスライドショーのDVDを
お家に帰っても何度も何度も自分で再生して
いままで「ジイジ」しか言えなかったのに
いつのまにか「グランパ」といえるようになっていました!
2歳だとまだわからないかなと思っていたのですが
「ママのパパ ジイジ、ぐらんぱ」「じいじ、いない」
「じいじ、バイバイ」と分かっていました。
私が悲しんでいると
「○○いる、あびーびー(大丈夫)、ママえーん駄目よ」
「○○いる、だいじょうぶ、げんきげんき」
「ままぎゅー、ママちゅ」
と励ましてくれます。
たった2歳ちょっとの子が一生懸命励まして声をかけてくれて
感動しました。幸せなことですね。
いままでに父にも、もちろん母や家族みんなにもですが
とても幸せに大切に育ててもらったんだなぁと感謝の気持ちがいっぱいあって
まだまだいっぱいしてほしいこともあったのに(笑)
父のおかげでとても楽しい幸せな温かい日々を送れた気がします。
自分の子供に、同じようにしてあげれるだろうかと考えたとき
なかなかそうはできなくて、
深い愛情と思いやりときっと犠牲にしたり無理したりしたことも
あったのではないかと思います。
次生まれてくる子は、なんと男の子♪
みんなにきっとパパの生まれ変わりだから大切に育てなさいと言われます。
どうか、無事に元気に産まれてきてくれますように。
そして、自分も元気に明るく、幸せなファミリーだわぁと子供にも
思ってもらえるように頑張らなくてはいけないですね。



