女性活用で品質が安定
先日の日経新聞で、気になった記事がありました。
自動車部品大手のエクセディは本社工場(大阪府寝屋川市)の生産ラインを昼夜2交代制にし、増員する作業員の大半を女性にした。少子化で若手男性の労働力が減ることもにらみ、仕事が丁寧な女性の比率を高める。・・・
(本文続き)
このほど女性を中心に約30人を新規採用し、加工や検査などの研修を受けさせている。同社によると、本社工場で4月に本格稼働したトルクコンバーターラインを女性中心にしたところ、他工場のラインより品質が安定するといった利点があった。このため夜間でも同様の体制で生産する。・・・
(日本経済新聞2010/12/20 朝刊より)
先月より、某大手金融企業様の「女性営業採用」セミナーで講演させていただいております。
そのセミナーにて、「今まで女性の強みなどを意識したことがあるか?」の問いに対して
参加の方(全員女性)のほぼ99%が、
「女性の強みなど今までの仕事や人生で感じたことがない」
という結果でした。
それほど、女性自身の中でも意識浸透は図れていないということを改めて認識しました。
私は、女性には生来6つの感性を持ち合わせていると説いていますが、
(拙著「売れる女性の営業力」より)
このエクセディ社においては、女性の「繊細性」が功を奏して
丁寧かつキメの細かい作業に繋がり、結果クオリティを安定させているのでしょう。
実際に、男女の違いは、同じことをしていても脳の中の働く場所が違う、
ということが脳科学的に見ても検証されています。
例えばカリフォルニア大学教授のハイアー博士によれば、
「同じことをしていても、脳が情報を処理するプロセス、働かせる脳の場所は男女で違いある」
と実験を通じて断言しています。
だから、同じ作業工程であっても働かせる勘、脳の部位が違うのであれば
アウトプットも当然違うものになる可能性が高くなります。
女性=品質安定、という絶対的なものよりも、
比較的女性に顕著に見られる「繊細性」が作業工程において力を発揮しているのかもしれません。
だから、ここで諦めるのではなく、女性でなくてもその「繊細性」が発揮されるスキルを真似し身につければ良いのです。
性差はあれど、双方を認め互いの良い部分から学びとれることはたくさんあります。