炙りモツ鍋といういものを始めて口にした福岡の夜

満足のいくライブが出来た日は特に
ホテルに帰ってから特に孤独感に苛まれる

湯船に浸かりながらライブの楽しかったことを回想して
明日も頑張ろうって言い聞かせる

みんなも同じなのかな

ライブの楽しみを一度知ってしまうと
ライブをしている時間だけが自分の人生の中で
まるでスポットライトに照らされているような感覚に陥る
そのスポットライトの光が強ければ強いほど
影は濃くなるんだと改めて思う

今回のツアーに持ってきた一冊の本
マチネの終わりにという本なのだけど
ここまで胸が苦しくなる作品は今までもあまりなかったように思う

面白いというよりは
ページをめくるのが怖くなるほど
活字での情景描写が
まるで今自分の眼前で起きている事柄のようなリアリティを持って襲いかかってくる

元々感情移入し易い性格だけど
この話がこの今も世界のどこかで実際に起きているフィクションなのだろうと思えてくる


マチネというのは
舞台用語で昼公演を指すものらしい

そして夜公演のことをソワレと呼ぶことも
僕はこの本で初めて知った

この本のカバーに描かれている黄色と青
ここからは僕の勝手な想像なのだけど
黄色は太陽が照らす昼を
青は夜の闇を描いていて
中央には微かに混ざり合った緑が

「マチネの終わり」

ちょうど一日で一番綺麗な夕暮れ時の時間帯を表現してるのかなって

あと

黄色と青というのはほぼ補色で
色相環の対極に位置する色
引き立てあう色であり
一番遠い色

ストーリーとも相まって
まるで主人公とヒロインのようだなと

久々に読み終わりたくない本に出会ったけど
読み始めれば終わりは来るから

また新しく5冊本を注文したよ
良かったらこの本も読んでみてね

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目が疲れてきたから
そろそろ寝るね

おやすみなさい



P.S.お風呂最高だったー!!!!
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