今週は我慢して、なるべく人と接触しないように努力。
今朝、時間調整して免許証の更新のため新宿の都庁にいて行ってきたのですが。
簡単に更新ができて、近くの桜道を独りで ”お花見歩き”。
花曇りの空の下に、薄い桜色に広がっていました。
青空に映える桜の花がとても素敵なのですが、今日はどんよりとした曇り空の下に、空に溶け混む色合いで咲いています。
花曇りでの桜の色は未来を求めるイメージではなく、独りで歩いていることも加えて過去の時間を思い起こしてしまいました。
前回の免許証を更新したときは、晴れた日だった。
とても忙しい時間の中で、たまたま近くに用事があったので、都庁に立ち寄って更新したのを覚えています。
その頃は、私の生活は人一倍 ”躁(そう)状態” が毎日の状態で。
気分が良くて仕事も遊びもバリバリ楽しんで、眠らなくても頭が冴えて物事がはかどる、などの自覚があったのですが。
コロナの世界に入り込んで、一気にライフスタイルが変わってしまいました。
家にいる時間が多くなって、人とのコミュニケーションが極端に減少。
仕事も遊びも自由に出来ない環境に追いやられてしまったのです。
あまりにも生活のスタイル変わって、私としては到底考えられない ”うつ症状” が発生したのかも知れない。
まさか、私が ”うつ” になんて考えられなかったのですが。
そして耳鳴りが発生したのも、この精神状態から影響されたものと考えているのです。
ここ何年間か明るい気持ちでのお花見の機会がありませんでした。
コロナ騒ぎで、お花見は中止でしたし。
私は、去年は耳鳴り改善のために桜の下を独りでウォーキング。
今年は楽しくお花見の会を予定していたのですが、なんとコロナに感染して。いくつかのお花見予定はキャンセルになってしまいました。
・・・花曇りの独り歩きのせいか積極的な思いが浮かばず、ネガティブなことばかりを思い起こして。
”まずいまずい” もっと楽しいこと考えようと切り替えました。
お花見といえば・・・
上野公園で、シートを敷いて花見した経験もあるし。
一時は、京都の桜をよく見にいった年代もありました。
代々木公園、新宿御苑、日比谷公園で、ちょっと楽しかった散歩花見の思い出もあるのですが。
でも私は、街の桜が好きです。
街に咲いた桜を背景に、その時々の春の生活自体が、楽しい思い出になっていて。
最初に思いついたのは。
地下鉄丸の内線は四谷駅が地上にあって。その駅周辺に桜が咲く姿が一瞬だけ目に入ってくる。
通勤する新宿から銀座までのちょうど中間点の四谷駅が、この季節に朝の桜の様子を印象付けてくれます。
あちらこちらの街に飲みに行ったり、遊びに行くと、この季節は桜が演出して盛り上げてくれます。
お洒落な広尾の街の桜が好みかな。
明治通り沿いを見ると、初々しいハナミズキの並木の奥に、咲き誇る満開のサクラを望むという絵のような光景になります。
明治通り沿いだけではなく、様々な種類のサクラが植えられている有栖川宮記念公園や、ゆったりとお花見ができる広尾公園などもサクラを楽しめるスポットもあって。
下町っぽい中野駅から中野通りの北に向かう通りが桜並木。
中野哲学堂辺りまで、長い距離に桜が続けて咲いています。
まだ残っているサンプラザのあたりからトンネル状に桜道路になって。
裏道に入ると、食べ物屋さんがいっぱい。
桜を楽しんだ後で、いっぱい飲みに行く約束をしていたのですがコロナなってしまってキャンセル。
自由が丘の商店街も、楽しい思い出が残っている素敵な桜の街。
「花曇りのフラワーショップ」という絵を見つけて、とても気に入ってお借りしました。
自由が丘の花屋さん。自由が丘をぶらり散歩していたら満開の桜と花屋さんの洋風の建物がマッチしてとても素敵な風景だったので写真に収めて絵にした作品ですだそうです。中村和美さんの作品です。
花曇りでも、このように次々と楽しい桜の街を想像しながら歩いていたのですが。
都庁からの帰りの甲州街道の道沿いにある織田学園の桜並木を歩いて帰ってきて。
ここでちょっと嫌なことを思い出してしまいました。
桜が満開の時。友人と仕事の関係で言い争いながらここを歩いてきたことを。
その件自体は解決したものの、それが原因ではないのですが彼は転職してしまいました。
今、どうしているだろうか?
その時も天気が悪くて、花曇りの日でした。
東京は、桜の満開宣言。
でも花曇りの独り歩きは、気持ちがどうもスカッと出来ません。