耳鳴りにに効く、アーユルヴェーダ系の頭皮マッサージ『つむじゆるめ』。知ってますか?
「つむじゆるめ」って、知ってますか?
耳鳴りにに効く、アーユルヴェーダ系の「頭皮マッサージ」。
これに似た、マッサージ動画をいくつも見ましたが、その原本ようです。
試してみると、結構良い感じなので、ご紹介させていただきます。
発案したのは、上馬場和夫先生(帝京平成大学教授)。インドの伝統医学に精通し、日本アーユルヴェーダ協会理事長でもあり、西洋医学と東洋医学を組み合わせた統合医療の第一人者。
耳鳴りの患者さんに、頭皮のつっぱり。緊張やむくみで、頭皮が硬くなっている共通性気づいたようです。
頭皮が硬くなると、頭皮の血流が停滞します。これが耳鳴りの原因のひとつになっているのではないかと考えました。
「チャンピサージ」といわれるアーユルヴェーダの頭皮マッサージをヒントに『つむじゆるめ』を考案されたそうです。
■ 1分間の ”つむじゆるめ”
(1)耳の付け根ほぐし
① 耳の後ろ、胸鎖乳突筋の付け根を中指で3秒間×3回もみ、緊張をほぐす。
② 両方いっぺんにやってもよい。
(2)側頭部ほぐし
① 両手の指の腹を耳の上の頭皮に当て、上下に5回頭皮を動かす。
② 指の位置を上にあげて、側頭部中央の頭皮を上下に5回動かす。
③ 指を頭頂部に移動し、頭頂部の頭皮を上下に5回動かす。
(3)頭皮ゆるめ・A
① 片手で襟首真ん中の髪の根元をつかみ、上下に3回ひっぱる。
② 手を上に移動させ、後頭部真ん中の髪の根元をつかみ、上下に3回ひっぱる。
③ 手で頭頂部の髪の根元をつかんで、上下に3回ひっぱる。
(4)頭皮ゆるめ・B
耳の上の髪の根元をつかんで、上下に3回ひっぱる。
(5)頭皮ゆるめ・C
おでこの左右の生え際の髪の根元をつかんで、上下に3回ひっぱる。
(6)耳ふさぎ
手のひらで両耳をふさぎ、手のひらで耳と周囲を温めて終了。
就寝前に6つのセルフケアをそれぞれ10秒、計1分間、『つむじゆるめ』をすると症状が軽減し、睡眠に入りやすいようです。
「つむじゆるめ」は、手が届かない内耳の静脈と動脈の血流を一挙に促すことができるといいます。
その秘密は、頭全体を覆っている帽状腱膜という筋膜にあります。帽状腱膜には、頭部の血液を心臓に戻す重要な静脈が通っており、冷えやストレス、加齢などの影響でむくんだり硬くなったりすると、脳や内耳の血流が停滞して耳のトラブルにつながるそうです。