診療内科に、毎週通っている。

 

早い時期に耳鼻科の先生に、心療内科に行く事を勧められたが、”心療内科=精神科” のイメージが強く、”耳鳴りで、心療内科行くの?”という感じでためらっていた。

 

行くきっかけは、1週間眠れない日が続き、心身ともに強いダメージを受けたからだ。頼れるとこはどこでも行きたいと思って。

診断の結果は、まさかの『うつ』だと言う。

初めは、ピンと来なかった。

が、何と、1時間20分もドクターから丁寧に説明を受け、”まさかのうつ”であることが理解できたのだ。

クリニックから出てきたとき、

何故か、先生とざっくばらんな話をしたせいか、半年ぶりに忘れていた笑顔を感じたのを覚えている。

 

その、相性の良いドクターと毎週お話しすることが、私の最大の”良薬”。

薬は処方されていない。

ついつい、話が長くなってしまうので、他の患者さんに迷惑がかからないよう、自身で時間調整している。

今日も、1週間の状況を、独自で制作した”週間レポート”を添えて報告。ほとんどが私の話している時間。私も、先生もそれで良いと思っている。

 

 

待合室で、順番待ちの時、考えた。

この、何回も来た待合室での、自分の精神状況の推移を。

あの日、あの日、と思い起こすと、確実に良化しているような気がする。

 

お世辞ではなく、「先生とお会いすること自体で、改善しています。」とお礼を言ってドアを閉めた。

待合室には、若い女性の患者さんばかり複数待っていた。