先日、「聲の形」というアニメ映画を友達から借りて見ました。

http://koenokatachi-movie.com/sp/
聴覚障害の女の子と、いじめっ子だった主人公の男の子のお話。
小学生の時の私、そして父のことを思い出しました。
映画のストーリーと一致はしませんけど。
私の胸には大きな手術の痕があります。
その出来ごとまで、私はその傷痕が嫌でした。
激しい運動はできなかったですし。
ある日、いじめっ子だった男の子に、からかわれました。 友達はいじめだったと言うから、いじめだったんだと思います。
朝から、ずっと。
嫌で嫌で仕方のなかった私は、彼を突き飛ばし怪我をさせてしまいました。
勿論、家に連絡された訳です。
やってきたのは父でした。父は先生に説明を受け、私と父は帰途に着きました。
道中、父は「何があったの?」と。
私は一生懸命、話しました。泣きながらだったので、上手く伝わっていたかは分かりません。
父は「うん、うん」と。
話を聞き終えた父は、今まで見たこともない哀しい顔をし、「うん、わかった。その彼の家は分かる?」と。
私は父を哀しませたことも辛かったです。
家に帰ると、心配してくれた友達たちが待っていました。
私は「うん、大丈夫。ありがとう」と言って部屋に戻りました。
父は友達と何か話している様でした。
暗くなった頃、私と父はその男の子の家に向かいました。
彼の両親は、父を私を激しく罵倒しました。
落ち着いた頃、父は「こちらは息子さんに怪我をさせたお詫びです」と封筒をテーブルに差し出しました。
中に入っているのはお金だと分かった私は、この世の終わりかと思うほどのショックだったのを覚えています。
私はとんでもないことをしたんだ、父も傷つけた、と。
彼の両親が封筒に手を伸ばそうとすると、それを制する様に父が話し始めました。
子どもの頃の事なので、少々、脚色されていると思います。
「こちらを受け取って頂く前に、私の話を聞いてください。
娘が息子さんに怪我をさせてしまった事を、私はまだ謝る事はできません。」
時間が止まった様でした。
誰もが、父の言葉を理解できなかったんだと思います。
「何が有ったのか、なぜそうなったのか、担任の先生から、娘と娘の友達から聞きました。
私が言うのも何ですが、優しい娘です。
今まで、誰かを突き飛ばしたことなど、一度も有りません。
その娘が、突き飛ばし、怪我をさせてしまうなど、よっぽどの事です。
今回の件は、息子さんが娘をいじめた事で起こった事だと聞いています。
あなた方が息子さんから話を聞いたかどうか分かりません。
ただ、目に見える体の傷は許せず、見えない心の傷は許せ、などということは有ってはなりません。
息子さんがいじめの原因にした娘の手術の痕は、娘が生きる為に頑張った証です。
娘が生きたいと思ったからこそ、手術を乗り越えられて、今、ここに居ます。
私は、この手術の痕は、娘が生きる為に勝ち取った勲章だと思っています。
あなた方の息子さんは、娘が生きる為に闘ったことを馬鹿にしたんです。
息子さんが先に娘を傷つけたんです。
まず、息子さんに謝らせてください。
娘を傷つけたことを、娘へ謝らせてください。
息子さんに怪我をさせたことを謝らせて頂くのは、それからです。」
といった感じです。
声を荒らげる事もなく、静かに話していました。
ただ、怒っていたのは間違いなかったと思います。
父の手は驚くほど強く握られていました。
あまり難しい言葉を使わなかったのは、私と彼にも分かる様に聞かせたかったのかもしれません。
父が話し終えると一瞬の静寂に包まれました。
すると、彼が「ごめんなさい」と。
私も泣きながら「ごめんなさい」と応えました。
その後、彼はガキ大将な雰囲気は変わらなかったですが、誰もいじめることは無かったです。
帰り道、父は私の頭を撫でながら、「頑張ったね」と言いました。
この日の出来ごとは父との大切な思い出です。
高校生になったある時の定期検診で先生に「今なら、形成手術でほとんど目立たなくできるよ」と言われましたが、「これは私の勲章だから、大丈夫」と。
年数とともに目立たなくなりましたが、今も勲章だと思っています。
私自身は、日常生活にほとんど支障はありません。
なので障害とは少し違うのだと思いますが、「可哀相だね」って言われたこともあります。
でもね、「可哀相」って言われたくないんです。

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聴覚障害の女の子と、いじめっ子だった主人公の男の子のお話。
小学生の時の私、そして父のことを思い出しました。
映画のストーリーと一致はしませんけど。
私の胸には大きな手術の痕があります。
その出来ごとまで、私はその傷痕が嫌でした。
激しい運動はできなかったですし。
ある日、いじめっ子だった男の子に、からかわれました。 友達はいじめだったと言うから、いじめだったんだと思います。
朝から、ずっと。
嫌で嫌で仕方のなかった私は、彼を突き飛ばし怪我をさせてしまいました。
勿論、家に連絡された訳です。
やってきたのは父でした。父は先生に説明を受け、私と父は帰途に着きました。
道中、父は「何があったの?」と。
私は一生懸命、話しました。泣きながらだったので、上手く伝わっていたかは分かりません。
父は「うん、うん」と。
話を聞き終えた父は、今まで見たこともない哀しい顔をし、「うん、わかった。その彼の家は分かる?」と。
私は父を哀しませたことも辛かったです。
家に帰ると、心配してくれた友達たちが待っていました。
私は「うん、大丈夫。ありがとう」と言って部屋に戻りました。
父は友達と何か話している様でした。
暗くなった頃、私と父はその男の子の家に向かいました。
彼の両親は、父を私を激しく罵倒しました。
落ち着いた頃、父は「こちらは息子さんに怪我をさせたお詫びです」と封筒をテーブルに差し出しました。
中に入っているのはお金だと分かった私は、この世の終わりかと思うほどのショックだったのを覚えています。
私はとんでもないことをしたんだ、父も傷つけた、と。
彼の両親が封筒に手を伸ばそうとすると、それを制する様に父が話し始めました。
子どもの頃の事なので、少々、脚色されていると思います。
「こちらを受け取って頂く前に、私の話を聞いてください。
娘が息子さんに怪我をさせてしまった事を、私はまだ謝る事はできません。」
時間が止まった様でした。
誰もが、父の言葉を理解できなかったんだと思います。
「何が有ったのか、なぜそうなったのか、担任の先生から、娘と娘の友達から聞きました。
私が言うのも何ですが、優しい娘です。
今まで、誰かを突き飛ばしたことなど、一度も有りません。
その娘が、突き飛ばし、怪我をさせてしまうなど、よっぽどの事です。
今回の件は、息子さんが娘をいじめた事で起こった事だと聞いています。
あなた方が息子さんから話を聞いたかどうか分かりません。
ただ、目に見える体の傷は許せず、見えない心の傷は許せ、などということは有ってはなりません。
息子さんがいじめの原因にした娘の手術の痕は、娘が生きる為に頑張った証です。
娘が生きたいと思ったからこそ、手術を乗り越えられて、今、ここに居ます。
私は、この手術の痕は、娘が生きる為に勝ち取った勲章だと思っています。
あなた方の息子さんは、娘が生きる為に闘ったことを馬鹿にしたんです。
息子さんが先に娘を傷つけたんです。
まず、息子さんに謝らせてください。
娘を傷つけたことを、娘へ謝らせてください。
息子さんに怪我をさせたことを謝らせて頂くのは、それからです。」
といった感じです。
声を荒らげる事もなく、静かに話していました。
ただ、怒っていたのは間違いなかったと思います。
父の手は驚くほど強く握られていました。
あまり難しい言葉を使わなかったのは、私と彼にも分かる様に聞かせたかったのかもしれません。
父が話し終えると一瞬の静寂に包まれました。
すると、彼が「ごめんなさい」と。
私も泣きながら「ごめんなさい」と応えました。
その後、彼はガキ大将な雰囲気は変わらなかったですが、誰もいじめることは無かったです。
帰り道、父は私の頭を撫でながら、「頑張ったね」と言いました。
この日の出来ごとは父との大切な思い出です。
高校生になったある時の定期検診で先生に「今なら、形成手術でほとんど目立たなくできるよ」と言われましたが、「これは私の勲章だから、大丈夫」と。
年数とともに目立たなくなりましたが、今も勲章だと思っています。
私自身は、日常生活にほとんど支障はありません。
なので障害とは少し違うのだと思いますが、「可哀相だね」って言われたこともあります。
でもね、「可哀相」って言われたくないんです。
誰よりも長く、これからも自分の抱えているものと付き合って行くのは本人なんです。
付き合っているのが自分なんです。
「それ」と知った方がどう思おうと、それが自分なんです。
普通に接して欲しい、と思います。
例えば聴覚障害だと、この映画の様に筆談を求められても普通にOKしてもらいたいなぁ、と。
筆談って楽しいんですよ。
普通に接して欲しい、と思います。
例えば聴覚障害だと、この映画の様に筆談を求められても普通にOKしてもらいたいなぁ、と。
筆談って楽しいんですよ。
お互い楽しめば笑顔の会話もできます。
筆談は、普段は何気なくしてる会話が目に見える形になるんです。
いじめによる心の傷は深いものだと思います。
障害を持ってる事が発端なら、その人を全否定することになる事だってあるかもしれない。 障害だけではないのですけど。
心の傷は見えないだけに、本人には哀しく、悔しく、辛いものだと思います。
いじめが無くなります様に。
いじめによる心の傷は深いものだと思います。
障害を持ってる事が発端なら、その人を全否定することになる事だってあるかもしれない。 障害だけではないのですけど。
心の傷は見えないだけに、本人には哀しく、悔しく、辛いものだと思います。
いじめが無くなります様に。
