見たくて、見たくてでも見れない物に妻のFacebookがありました。
彼女の友人はもちろん、私の友人も存在を知っていて友達登録されていたのですが、私は友達申請していなかったので見ておらず、そのまま死んでしまったので、一生見れないものと思っていました。
でも、先日彼女の友人がFacebookの全ての画面を動画にして送ってくださいました。全部で20分にもなる大作でかなり手間だったと思います。本当に有り難く感謝してもしたりません。
中身は子供に関することが一番多いです。死ぬ前に子供たちに書き残したノートより、この動画の方が何倍も子供たちへのメッセージが詰まっています。これは、是非子供たちにも見せたいと思います。
次に多いのが私がやらかしてしまった事柄。私のことを笑いものにしつつ、でも何となく温かみも感じました。見ていて、涙が溢れてこぼれました。
生前彼女から感謝の言葉はほとんど聞いたことが無かったのですが、Facebookの中では何回か感謝の言葉が述べられていました。
最後に嘘つきと言われ、実際に嘘もついているし、苦労ばかりかけて、わがままに甘えるだけ甘えて頼りっぱなし。ガンの原因となったストレスを与えたのは間違いなく自分だし、更には治療法の選択も誤ったかもしれない。
なので、彼女は私と出会って幸せだったのかというと、アンラッキーだったとしか言いようがありません。でも、瞬間瞬間の断面を切り取れば、私で良かった時も有ったように思います。
単純に嬉しいという感情だけではなく、後悔の涙や色んな感情が混ざった涙ですが、止まりません。
りかさん、本当にありがとう。この動画は私の宝物です。