帰国日。
フライトは午後なので、ゆっくり起きて、のんびり荷物の整理をしてました。

空港はそれ程遠くなく、重い荷物を持って移動するのも怠かったので、
フロントに降りて、タクシーを予約。

11:30 メルセデスのタクシーで空港に向かいます。
が、このタクシー、メータが付いてない・・・。

「法外な請求したら、やってやるぞ」
と意気込んでいたら、事前に調べておいた相場通りの料金。
まぁ、良かったです。

クラクフの空港は、いかにもヨーロッパの地方空港という趣。
のーんびりしてます。

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フライトまでの時間、こぢんまりとした免税店で余ったズロチを使い切ります。
まー毎年このタイミングで、バラマキ系のお菓子とか買うのですが、
これが、結構重いのです。

フランクフルトへの出発は、少し遅れ気味。
でも到着は時間通り。

フランクフルトでは、夜のフライトまで
本読んだり、ネットしたり、シャワー浴びたり、まったり。
それが良かったのか、機内で爆睡。二回目の機内食を食べ損ねました。

今回の旅は、新しい試みが幾つかありました。

1つは、「べき論」で行き先を決めたこと。
正直行きたいかどうかは、微妙なところでしたが、
真面目に考え事もして、結果としては良かったです。

2つ目は、スマホとMacBookを駆使して、ネットを本格的に使ったこと。
特にFBは、更新すると日本とか、ラオス旅行中の同僚からリアクションがあったりして
楽しかったです。

3つ目は、日本人との交流を多めに取ったこと。
近年、僕が行くところは日本人に会う事はほとんどないのですが、
写真を撮ってあげたり、軽く立ち話したり、そのレベルの交流ぐらいでした。

しかし、今回は、レストランでたまたま会った人と一緒に食事したり、
アウシュビッツの見学ツアーで一緒だった大学生と旅の情報交換をしたり、
割とがっつり交流してました。

一人旅も7回目となると、マンネリにもなってきたので、
新しい旅の楽しみ方を発見した事は、結構大きかったな、と思います。

さて、今年の夏は・・・実はもうかなり計画が固まってます。
その辺は、次回ということで。。。

最後、オマケにクラクフ旧市街の夜景を貼っておきます。

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~ポーランド編 おわり~
最後の1日、オシフェンチム(ドイツ名:アウシュビッツ)に向かいます。
今回、ポーランドに来た1番の目的です。

数年前から「1度は見ておくべきだ」と思ってました。
"べき論"で行き先を決めたのは、今回が初めてでした。

オシフェンチムまでは、ミニバスみたいな乗り物で1時間半くらい。
バス停から少し歩いて、ミュージアムに到着。


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近年ヨーロッパでは、アウシュビッツを訪れる人が増えてるとの事。
ここ10年で何倍にもなっているようです。

せっかくここまで来たからには、しっかり理解したいので
アウシュビッツ唯一の日本人ガイドを予約しておきました。
地球の歩き方にも載ってる、中谷さんという方です。

さすがに集まってくる人は、日本人ばかりです。
熟年夫婦、家族連れ、貧乏旅行の学生、顔ぶれはそれぞれですが、
意外と12~13人くらい集まりました。

入場。有名な「働けば自由になれる」のスローガンを掲げた門をくぐります。

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見学の前半は、展示物をみて回ります。
ここでは、当時何者かが撮影に成功した写真の展示の他、
収容者から没収した鞄だけの部屋、靴だけの部屋、そして刈り取った髪の毛の部屋等があります。
収容された人々は、いわば騙されて連れられて来たわけです。
そして、持ち物はおろか、財産も全て没収されたのです。

銃殺場、ガス室を経て、ビルケナウ(第2アウシュビッツ)に向かいます。

ビルケナウは、アウシュビッツだけでは不足となったため、建設されました。

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大部分は、証拠隠滅のためドイツ軍によって撤兵間際に爆破されてますが、
鉄道の引き込み線がつくられ、簡素なバラックとガス室が並び、
さらに効率よく収容・管理、そして虐殺ができるように作られているのがわかります。

広い敷地の中に、イスラエル軍の兵士や学生の団体がいました。
彼らは、毎年ここに来て、何日もかけて見学していくようです。

また、ヨーロッパの学生たちも
建物の修復などのボランティア活動のために、ここに長く滞在するようです。

我々日本人は、どれだけの時間を平和教育に捧げただろうか・・・。

約2時間の見学が終了し、
クラクフに戻るバスの中で、振り返ってみました。

単純な感想においては「なんて酷いことを」かもしれませんが、
果たしてヒトラーが、ナチスが悪いのか?そんな単純ではありません。

戦間期のドイツの追い込まれた状況からすると、
一般大衆の思考は反ユダヤ、優等人種論に向かいやすかったと思われます。

これは、どの国のいつの時代であっても起こりうる事なのです。
「失われた20年」と言われて久しい、現代日本に於いても。

「人間の可能性は果てしない」
そう思わせられた1日でした。

もっともっと書くべき事、見せる写真はあるのですが、
何日も推敲を重ねても、実際に肌で感じたものには敵いません。
是非、機会があれば、いや、機会を作って訪れてみて下さい。

多くの人がここを訪れる事、その積み重ねが平和へとつながっていくと思います。

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翌日、クラクフ郊外の岩塩坑へ向かいます。

「岩塩坑って、何年か前も行ってたじゃないか・・・」

って?

ハルシュタットのことですね。えぇ、分かってます。
こっちの方が規模が大きいのです。

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クラクフ中央駅から、バスで1時間くらい(だったか?)
到着すると、またしても長蛇の列。
8月にヨーロッパ来たのは初めてだけど、この時期は、どこもこんな感じなのかな。

さて、入坑。

ここの岩塩坑の特徴は、坑夫たちが趣味で(?)作った岩塩の芸術作品。

例えば、

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これ、塩で出来てます。

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これも塩。












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これも塩(ウソ)。




極めつけは、地下120mにある、聖キンガ礼拝堂。

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床もシャンデリアも塩で出来てます。



おまけに、こんなものも。

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最後の晩餐です。






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しかし、このシャンデリア、塩の結晶っていうけど、ホントかなぁ。
つい疑いたくなるクオリティです。

この日は混雑していたため、途中、休憩も挟んで、地上に戻るまで3時間余り。
別に圧迫感があった訳でもないですが、外界は解放感がありました。

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クラクフへの帰路、
切符を買ってないイタリア人観光客を、
検札員が容赦なく罰金を取り立てる様を見て、軽く戦慄。

ちょっと中央駅のショッピングモールを物色をして
旧市街に戻ると、既に夕刻。

思いがけず、一日仕事になってしまいました。

         (2番を待ってるんだ。15番じゃなくて)

~つづく~