旦那を自死で亡くしてもうすぐ10年
前触れも
そぶりも
何も
何もなく
突然一人で逝ってしまった旦那
本当に旦那のことが大好きで
出会ってから
離れることなんて考えたこともなく
死ぬときは一緒の日に
私だけ置いていかないでね
っていつも言ってたのに
私を置いて逝ってしまった
あのとき何で
助けられなかった?
何で気づけなかった?
何で頼ってくれなかった?
一緒に苦しみを背負いたかった
離れたくなかった
何で?
何で?
何で?
とどれだけ自分を責めてきたか…
最近、私と一緒の職場で働いている長男
社員の子たちからよく言われる
甘やかしすぎ…
先日社員の子から言われた言葉
K(長男)はいつも何かあったらA(私)さんが助けてくれると思ってる
Aさんが絶対にとりでにいる!!って思っているから甘い
甘すぎなんですよ!!
これを聞いて私は涙が出るほど嬉しかった
旦那を亡くしてから常に息子たちに言ってきた
必ずあなたたちのことを守る
だから何かあったら一人で悩まないこと
必ず一人で自分を追い込まないこと
必ず私が最後のとりでにいるから!
何があってもとりでにいるから!!
やりたいことを!!
精一杯楽しんで生きなさい!!
私はここにいるから!!
苦しくなったら帰ってきなさい!!と
我が家のおきては人を故意に悲しませることはしないこと
命を大切にすること
この我が家のおきてを!!
息子から社員の子が感じた
それは息子がしっかり私がとりでにいることを感じながら生きてくれているから伝わったはず
自死遺族にしかわからない
自死遺族にしかない
家族の強すぎる絆かもしれない
でも…
万が一息子たちに何かあったら
私は今度は生きられない
生きたくない
母との繋がりが異常に強い
息子たちもきっと同じ
心に傷をもっているから
はたからみた甘えにみえる
でも…
それほどまでに強く繋がっていなければ
あの苦しみは乗り越えられなかった
私と長男と次男
3人の結束の強さは人にはわからない苦しみを必死に手を繋いで乗り越えてきた証
他人にわかってもらえなくてもいい
甘いと言われてもいい
これからも私は息子たちのとりでであり続けます
あのとき…
旦那のとりでになれなかったから
守れなかったから
この10年…
10年の実りを感じた社員の子からの言葉
ありがとう
息子たち
ありがとう
これからも母はここにいます
パパみえていますか
今年も残りわずか
パパのいない10回目の年末
3人でしっかりと生きていますよ