ベレーザ-YKK(2002.8.4 稲城)
得点経過:1-0 10分【ベレーザ】酒井
2-0 39分【ベレーザ】伊藤
3-0 61分【ベレーザ】東山
日時:2002年8月4日 14時
会場:東京・稲城中央公園総合グラウンド
ベレーザ:(GK)1-小野寺
(DF)2-中地、3-藤井、4-馬場、13-戸崎(6-山崎 78分)
(MF)5-酒井、7-伊藤、12-四方、15-西口(19-東山 59分)
(FW)8-大野、14-大山(23-永里 68分)
サブ:16-増田、25-小川
警告:馬場、酒井
YKK:(GK)19-内田
(DF)13-東原、15-北郷、23-鹿毛
(MF)3-大部、8-増田、10-梅原、20-高橋、9-佐藤
(FW)14-本間、22-槙(17-染矢 74分)
サブ:4-宇野、6-青木、16-永田、18-石川
※手元のメモからの非公式情報です。
特に時間に関しては公式記録との差が大きいと思いますので、
ご了承ください。
べレーザ寄りの観戦記です。
《ベレーザ》 《YKK》
大山 大野 佐藤 本間
伊藤 四方 槙 高橋
酒井 西口 梅原 鹿毛
中地 藤井 馬場 戸崎 東原 北郷 大部 増田
小野寺 内田
はじめはぽんぽんとした蹴り合いの、なかなかボールが落ち着かない立ち上がり。両チームともあまり形にはなっていないが、前半はどちらかというとYKKがセットプレー中心の組み立てで攻め込んで、ベレーザが自陣で守る時間が長かったような印象で、GK小野寺志保ちゃんもボールに触ることが多い。ベレーザは中盤から前がうまく機能せず、決定的なシーンもなかった。
それでも先制点をあげたのはベレーザ。前半10分、右の戸崎からボールを受けた大野が切り込んで行った時にルーズになりかけたボールを酒井がふわりとゴール左上隅に決めてのビューティフルゴール。
追加点もベレーザ。前半も残り5分くらいになった頃のYKKのゴール前でのセットプレーからの逆襲。右を突破した西口が左に出したパスを伊藤が蹴り込んでの得点。前半のベレーザは決定的なチャンスは3回くらいしか作れなかったと思うので、この効率の良さは試合巧者以外の何者でもないと思う。
後半ベレーザは中盤をちょっと組み直すような感じで、もともと右寄りの位置にいることの多かった西口を右前目のポジションに、四方を2列目の中央、守備的MFを酒井1人にして、こんな感じに。
伊藤 四方 西口
酒井
試合の方はいつの間にか、ベレーザペースになっていて、後半15分頃に大野が中央で拾ったボールを右の東山に出して、開いた東山が中央に出したボールをゴール前の大山が叩き込んだ、のかと思ってたら東山の得点だった模様。結局そのまま3-0でのフィニッシュ。
前週のレイナス戦での苦戦を見ているので、もっと厳しい展開を予想していたんだけど、なんとかなっちゃった。
全日本女子選手権決勝・伊賀FCvs田崎(2002.1.20 国立)
伊賀フットボールクラブ 2 | 1-0 | 1 田崎ペルーレFC
くノ一 | 0-1 |
延長 1-0
得点経過:1-0 前半7分 【伊賀】中川
1-1 後半4分 【田崎】三上
2-1 延長後半9分【伊賀】三井(PK)
日時:2002年1月20日 13時
会場:東京・国立霞ヶ丘競技場
主審:内海
副審:吉澤、大高
4th:渡辺
観衆:1,577人
伊賀FC:(GK)1-山郷
(DF)4-大津、6-仁科、17-藤村、19-中川
(MF)3-那須、5-山岸、10-三井、
14-田中(16-永留 後半16分)、18-小松
(FW)9-水本
警告:三井、永留
田崎:(GK)1-坂田
(DF)5-磯崎、7-長嶋、17-白鳥
(MF)2-柿川、8-川上、10-柳田、11-三上、
14-山本、20-新甫(13-佐野 後半31分)
(FW)9-大谷
※手元のメモからの100%Unofficial情報です。
《伊賀FC》 《田崎》
水本 大谷
田中 山岸 小松 柳田 山本
那須 三井 三上 新甫 川上 柿川
仁科 大津 藤村 中川 長嶋 白鳥 磯崎
山郷 坂田
たぶん若干伊賀FC寄りの観戦記です。
伊賀は井坂がシュートの外し過ぎでスタメン外されたのかと思ったら(^^;警告累積での出場停止だったようで。水本という選手がトップに入っていた。その他は両チームとも基本的に前日と同じメンバーだったのかな。2日連続の試合ということでお疲れ様ですけど。
まずは展開の速い立ち上がりだったと思う。そんな中、早い時間帯で伊賀が先制。左サイドの攻め上がった仁科さんからのクロスが二アポストの選手に当たってゴール右に流れたボールを中川が押し込んでのゴール。
その後はじわじわと田崎がペースを握って行くような感じで、何度かチャンスをつかむが得点には至らず。前半30分頃に伊賀の時間帯はあったと思うが(特に山岸がいい動きをしていた、とメモに書いてある(^^;)、基本的に田崎が主導権を握るような感じで、伊賀が自陣に押し込まれてる時間が長いような試合展開だったと思う。
後半は立ち上がりすぐに田崎が同点に追いつく。磯崎が右サイドから上げたロングクロスをゴール左の大谷が頭で中央に折り返してゴール前の三上がヘッドでズドンと決めて1-1。
その後も田崎が支配しているような感じで前半同様伊賀は自陣に押し込まれている時間が長く、なんとか最後の最後のところで集中を切らさずなんとかしのいでいたような状態。GK山郷が当たりまくってて、その辺は追加点を与えなかった大きな一因だったと思います。あと仁科さんは相変わらず安定しており左サイドは突破されても(結構多かった)安心して見ていられた。一方の攻撃はなかなか形にならず、ボールをゴール前まで持って行けないような感じで苦戦。それでも次第にちょっとずつ攻め込むような感じになって、30分過ぎにはカウンターが形になり始めはするが決定的なものは生まれず。結局両チームとも決め手を欠くような感じで延長戦へ。
延長前半、田崎は極めて決定的な場面が少なくとも3度はあったのだか、いずれも決めることが出来ず。伊賀も仁科さんが左からクロスを放り込む時以外はチャンスが生まれる気配はないような感じに。ところが延長前半終了間際のりスタートから三井が半ばヤケクソ気味にゴール左側に出したボールが田崎GK坂田のペナルティエリア内でのファールを誘いPK。これを三井がきっちり決めてのVゴールだった。
伊賀にとっては耐えて耐えて忍んでいるうちに福が転がり込んで来たような勝利。一方の田崎は決めるべきところで決められなかったわけで、すげー悔しい敗戦だろうな。
おまけ:大竹奈美さん@TV解説
で、晩飯食いながらゴールデンタイムのBS録画中継も見ちゃったので、その印象も。
解説の大竹奈美ちゃん、変に緊張してたみたいで、聞いてるこっちも緊張しちゃった。話し出しの「間(ま)」に苦労してるような感じで不自然なとこもあったが初々しいということで許す。1年前まで同じ舞台でプレーしていた選手としての体験談とか代表として一緒にプレーした選手の印象・プレースタイルについての話なんかはなるほどなという感じで悪くなかったと思います。
実況のアナウンサーは女子サッカーに精通しているわけではないようで、付け焼き刃的な印象は否めないのですが、その辺は代表監督でもある池田氏がうまくカバーしてたのかなと思います。
映像は決勝点のPKにつながった三井のリスタートの映像がリプレーにかぶってしまい出てこなかったのは残念ですけど、私としては後半に仁科さんのアップが多かったのが嬉しかった。
追記 伊賀の三井ってのは結婚前の宮本ともみのことです。(2005.5.26)
全日本選手権・ベレーザ-文教大学明清高(2002.1.6 日本平)
日テレ・ベレーザ 12-0 文教大学明清高等学校
(Lリーグ1位) (北海道)
得点経過:1-0 前半 4分 【日テレ】小林
2-0 前半 6分 【日テレ】大野
3-0 前半14分 【日テレ】大野
4-0 前半15分 【日テレ】大野
5-0 前半17分 【日テレ】伊藤
6-0 前半23分 【日テレ】荒川
7-0 後半 7分 【日テレ】窪田
8-0 後半13分 【日テレ】荒川
9-0 後半17分 【日テレ】伊藤
10-0 後半22分 【日テレ】伊藤
11-0 後半24分 【日テレ】酒井
12-0 後半25分 【日テレ】大野
日時:2002年1月6日 14時
会場:静岡・日本平スタジアム
主審:渡辺
日テレ・ベレーザ:(GK)1-小野寺
(DF)2-中地、3-藤井、4-馬場、13-戸崎
(MF)5-酒井、7-伊藤、8-小林
(FW)12-荒川、14-大野、15-四方(22-窪田 前半31分)
文教大学明清高:(GK)12-杉谷
(DF)2-白浜(14-田畑 後半39分)、3-原、4-鈴木、5-佐藤
(MF)7-岩谷、8-詫間、
13-福庄(15-白濱 前半35分、6-斉藤 後半22分)
(FW)9-奥山、10-北本、11-西村
※手元のメモからの情報です。
《日テレ》 《文教大明清高》
荒川 大野 北本 西村
小林 四方 伊藤 福庄 佐藤
酒井 岩谷 詫間
中地 藤井 馬場 戸崎 奥山 原 鈴木 白浜
小野寺 杉谷
全日本女子選手権2回戦。40分ハーフの試合。
スコアの通り、日テレ・ベレーザの圧勝。終わりの15分間くらいは攻め疲れみたいだけど。相手チームの北海道文教大学明清高等学校は前日も試合をしていたわけで、その辺はかわいそうですけど、その割にはよく動いていたと思う。いくら点を取られても、自陣に引いてしまうようなこともなく、終始最終ラインは高めに設定されてて、ベレーザ相手に真っ向勝負を挑んで玉砕したという感じ。そのあたり志の高さみたいなものは感じられたけど、おかげでDFラインの裏取られまくって大量失点につながったような気もする。
1試合目で宝塚や市原のある意味一本調子のボール扱いを見た後にベレーザを見ると、パスの強弱の付け方とかボール回しのチェンジ・オブ・リズムみたいなとこまで計算されているような感じで、ちょっとレベルが違うかなという印象。
追記 文教大学明清FWの北本は日本代表の北本綾子(浦和レッズレディース)だったみたい。(2005.10.30)
ベレーザ-田崎(2001.11.4 西が丘)
得点経過:1-0 22分 【ベレーザ】四方
2-0 35分 【ベレーザ】小林
2-1 84分 【田崎】大谷
3-1 86分 【ベレーザ】大野
日時:2001年11月4日 13時15分
会場:東京・国立西が丘サッカー場
ベレーザ:(GK)1-小野寺
(DF)2-中地、3-藤井、4-馬場、13-戸崎
(MF)5-酒井、7-伊藤(17-大山 89分)、
8-小林
(FW)14-大野、15-四方、22-窪田
警告:中地、酒井
田崎:(GK)1-坂田
(DF)2-柿川、5-磯崎、7-長嶋、17-白鳥
(MF)8-川上、10-柳田、14-山本、
20-新甫(15-鈴木 78分)
(FW)9-大谷、11-三上
《ベレーザ》 《田崎》
大野 窪田 大谷
伊藤 四方 小林 柳田 山本
酒井 三上 新甫 川上 柿川
中地 藤井 馬場 戸崎 長嶋 白鳥 磯崎
小野寺 坂田
主審は予想通り渡辺弥生ちゃん。
試合は立ち上がりから田崎のペース。サイド突破(右が多かったと思う)やセットプレーで幾度となくベレーザゴールをおびやかす。一方のベレーザは田崎の強烈なプレッシャーのためかなかなか攻撃の形を作れず。ベレーザは防戦一方となりながらもGK小野寺(彼女のプレーはホント安定してます。)を中心に集中を切らさずに田崎の攻撃を弾き返してました。
得点が動いたのは前半22分、守勢だったベレーザでした。四方のゴール。田崎の守備のちょっとしたスキを突いた得点。実は私もスキを突かれてまして(^^;、細かいことはよくわからなかったんですが、田崎DFのミスとかもからんでたみたい(まったく自信なし(^^;)。
そのままペースはベレーザに、と思ったらそうは行かず、どっちつかず、どちらかというと主導権はやはり田崎かなという感じだったと思います。そんな様子だったんですけど、次にスコアが動いたのはまたもやベレーザの得点。
前半35分に大野が右サイドを突破、これは止められてしまうがこぼれてきたボールを伊藤が拾ってゴール前にクロス。これを小林が見事なダイビングヘッドで決めての得点。2-0。ブリリアントなゴールでした。
後半になると田崎の攻撃も落ち着いてきたみたいで、前半と比べて前にボールを持っていかれることも少なくなり、状況はイーブンに。後半9分にベレーザが攻めていたところ、ボールを奪われ逆襲に、ゴールを割られたように思えたがこれはオフサイド。
残り10分を切るあたりから田崎の攻撃が再び激しくなり、ベレーザはまたもや防戦気味に。後半39分にゴール前での混戦の中から田崎の大谷に決められて2-1で1点差に(この場面、傷んで倒れてた中地に気を取られててよくわからなかった)。
しかし2分後の41分、田崎DFの裏に抜け出た大野がきっちりゴールを決めて、3-1。これで決まったかなという感じだった。田崎も勝てるチャンスは大いにあったと思うんだけど結局はベレーザが試合巧者ぶりを発揮、うまい試合運びをして勝利をモノにした試合だったと思う。
日本の女子サッカー、当面はこの2チームを中心にまわって行くのかな。
試合後の柳田の背中が寂しそうだった。
YKK-伊賀FC(2001.11.4 西が丘)
フラッパーズ くノ一
得点経過:1-0 89分 【YKK】吉泉
日時:2001年11月4日 11時
会場:東京・国立西が丘サッカー場
YKK:(GK)1-早田
(DF)4-宇野、10-梅原、13-遠原、15-北郷
(MF)3-大部、8-増田、11-吉泉、20-高橋
(FW)9-佐藤、14-本間
警告:大部
伊賀FC:(GK)1-山郷
(DF)2-宮崎、6-仁科、12-村上、17-藤村
(MF)5-山岸、10-三井、11-小山(4-大津 62分)、
14-田中(19-中川 68分)
(FW)15-井坂、19-小松
《YKK》 《伊賀FC》
本間 佐藤 井坂 小松
吉泉 高橋 田中 小山
増田 大部 山岸 三井
遠原 宇野 北郷 梅原 仁科 宮崎 藤村 村上
早田 山郷
いきなり激しい展開の立ち上がり。とはいっても決定的と思われるチャンスはあまり無かったような。伊賀は長いボールや中盤の三井あたりから前線へのスルーパス、あるいはサイドも使って、いつの間にかゲームの雰囲気を支配するような感じになって、いいリズムでのパス回しが見られるように。一方のYKKは時おりチャンスはつかむものの、あまり攻撃の形が作れないような印象。
後半に入ってもペースは伊賀だったと思うんだけど、YKKはサイド攻撃の意識が高くなったのかなという印象はあった。その後ミドルレンジのシュートやらCKでの惜しいチャンスなどもあったりして、次第に流れはYKKに傾きゴール前での細かいパス回しも見られるように。後半30分頃にはYKKの高橋がGKと一対一という場面もあったが得点にはならず。
ゲーム終盤は再び伊賀ペース。後半35分に右サイドを突破した井坂がゴール前にクロス、小松がシュートするがはじき返され、今度は詰めていた山岸がシュートするが今度はポストに嫌われるという場面があった。
YKKも何度かチャンスを得るがゴール前に君臨するGK山郷にことごとくキャッチされていたような感じ。
決勝点は後半ロスタイム。YKK右サイドセンターライン付近からの結構距離のあるFK(だったと思う)をゴール前の吉泉がバックヘッドで決めたもの。決まる時は結構あっさりと決まっちゃうもんだなと。
全体的な印象としては両チームの実力が拮抗していてなかなか面白い試合だったと思う。
プリマ-読売(1998.11.8 西が丘)
得点経過:1-0 前半 7分 山岸
2-0 前半10分 小川
3-0 後半35分 石橋
3-1 後半44分 手塚
日時:1998年11月8日 12時
会場:東京・国立西が丘サッカー場
プリマ:1-山郷、16-永留、12-温、8-東明、6-仁科、
14-三井、5-山岸(7-橋本 後半13分)、9-内山、
20-菅原(13-石橋 後半29分)、15-井坂、25-小川
読売:1-小野寺、5-酒井、17-西村(12-柳田 後半19分)、
13-馬場、24-戸崎、8-高倉、20-小林、15-四方、
10-澤、9-手塚、11-大竹(19-荒川 後半24分)
※手元のメモからの情報です。
読売ベレーザ寄りの感想です。
西が丘に着いてみると、スタンドに中地がいる。試合前にスタンドにいるってことは試合に出ないってことだ。ヒエー(^^; 彼女、足を負傷していたようで、階段はちょっとつらそう。うむ、それにしてもカワイイ。
ということで、スタメンはこんな感じ。
《プリマ》 《ベレーザ》
井坂 小川 手塚 大竹
菅原 山岸 小林 澤 四方
内山 三井 高倉
仁科 東明 温 永留 戸崎 酒井 馬場 西村
山郷 小野寺
なんか内山が変なとこにいますね (^^;
ここ2年ほどベレーザの左サイドはずーっと中地だったわけなんだけど、左サイドに中地がいないだけで、ここまで雰囲気が変わっちゃうのねって感じ。決して戸崎が悪かったってわけじゃないんだけど、チーム内での中地の存在感が再確認出来たような気がする。
勝敗の方は序盤の立て続けの失点で決まっちゃったような感じ。今のベレーザに2点のビハインドをはねかえすだけの攻撃力はないわけで。2点目は読売DFに当たったボールがプリマFWの小川への絶好のチャンスボールになっちゃったりと多少は不運な面もあるんだけど、それを差し引いてもベレーザの守備はザル状態でなんか酷かった。それにザルだけだったらまだいいんだけど(よくないって(^^;)、バックライン・中盤でキープしたボールをプリマの選手にパスしちゃうことの多かったこと。なかなか前線にボールを供給することが出来ず、手塚さんと大竹奈美ちゃんの2人は結構暇そうだった (^^;。
後半にも追加点を許し、結局終了間際に手塚さんが得点を上げるが時すでに遅し状態。3連敗でのリーグ戦フィニッシュになってしまいました。(T_T)
それにしてもベレーザ、得失点差2で6勝3敗ってのは奇跡的な成績のような。(^^; 後期リーグの開幕直後あたりから攻守のバランスがなんか変で流れからの点が取れないなと思ってたら、今度は守備も崩壊してきちゃった。この読売のバランスの悪さ、原の怪我での欠場をきっかけに起こっているような気がしないでもない。カムバッ~ク、原さん!である。
日興證券-読売(1998.8.2 秋津)
得点経過:1-0 前半11分頃 ストール
1-1 前半40分頃 OWN GOAL
1-2 前半43分頃 澤
2-2 前半44分頃 武岡
3-2 後半16分頃 ライナン
3-3 後半33分頃 荒川
4-3 後半37分頃 大川
4-4 後半40分頃 高倉
5-4 後半44分頃 ライナン
日時:1998年8月2日 18時
会場:千葉・習志野市秋津運動公園サッカー場
日興證券:1-西貝、2-虎見、4-森本、5-大部、
3-長江、6-ストール、23-高橋、9-武岡、
24-長畑(27-大川 後半20分頃)、11-大松、
17-ライナン
読売:1-小野寺、5-酒井、17-西村、
3-藤井、2-中地、7-原、8-高倉、
15-四方(20-小林 前半34分頃、19-荒川 後半32分頃)、
10-澤、9-手塚、11-大竹(3-馬場 後半32分頃)
《日興證券》 《読売》
ライナン 大竹 手塚
武岡 長畑 大松 四方 澤
ストール 高橋 高倉 原
虎見 森本 大部 長江 中地 酒井 西村 藤井
西貝 小野寺
2年ばかり前にリバプールvsニューカッスル(4-3でリバプールの勝利)が「match of the decade」(「10年に一度の名ゲーム」ってところですかね)っていわれてたけど、この日の秋津の試合は10年目を向かえたLリーグにとって記念碑的な名試合になったんじゃないだろうか。
立ち上がり、日興證券はバックスから長いボールで長身FWライナン(マジにでかい(^^;)の頭や読売DFの裏を狙ってくるような動きが多かったような気がする。一方の読売は短いパスをつなごうとしているのはわかるのだが、日興の中盤でのプレッシャーが厳しいため、思うように行かないような感じ。次第に読売らしくない放り込みが多くなっていった。
先制したのは日興證券。ハイジ・ストールのミドルシュート。これで日興證券がペースを握るかと思ったんだけど、試合の流れは互角、あるいは若干の読売ペースといったところ。前半も40分を過ぎたあたりで、左を突破した澤が上げたクロスボールにゴール前の森本がヘッドで痛恨のオウン・ゴール。これで1-1の同点。その直後に手塚さんが右を突破、ゴール前の澤にパス、澤がこれを決めて逆転、1-2。それまで澤からのパスに手塚さんが合ってないような感じだったんだけ、逆のパターンはドンピシャでだった。まさに読売のたたみかけるような得点。
このまま1-2で前半は終わるのかなと思っていたところ、前半の終了間際(ロスタイムに入っていたかな?)に大松が右を突破して作ったチャンスを武岡がきちんと決めて再び同点2-2。読売戦の武岡というとシュートを外してる印象が強いんだけど、この場面では実に見事なシュートで、今日はいつもと違うパターンだなという印象。
読売は前半30分過ぎに四方に代えて小林を投入したのだが、その小林がイマイチだった。ボールを受けても日興のプレッシャーの前に全く展開出来ず。幾度となくボールを奪われてしまっていた。こりゃダメだと思ってたら案の定後半30分過ぎに荒川に交代。
2-2で迎えた後半。均衡が破れたのは15分過ぎ。日興證券の得点でした。後方からの長いボールを西村と競り勝ったライナンが決めたもの。一対一の戦いとなると体格のいい選手は有利だよなぁ。というわけで3-2。続いて30分過ぎにCKからのごちゃごちゃで投入されたばかりの荒川が決めてみたび同点。3-3。読売の選手交代がバッチリ決まった得点だった。その後も日興證券の大川がミドルシュートを読売ゴールにぶち込んで3度目のリードを奪うが、読売も高倉が選手が密集したペナルティエリアで老獪なシュートを決めてなんと4度目の同点。
試合の終盤で4-4というすごいスコアだったのだが、決して両チームとも守備がボロボロというわけではなく、要所要所でのミドルシュートやセットプレーでのシュートがことごとく決まっちゃったような感じだった。
大接戦にピリオドを打ったのはロスタイム、日興のセットプレー。右サイドからの結構長いFKをライナンが体格を活かしたヘッドでズドン。失点の瞬間、読売は手塚さんが怪我の治療でピッチの外に出ていたので、手塚さんがいたらなあとちょっと心残り。その後、読売も5度目の同点を狙って攻め続け、CKのチャンスもあったが、無情にもタイムアップ。
蒸し暑い気候にもかかわらず、90分間緊張が絶えることのない、素晴らしいゲームだったと思う。実は私、試合前は体調不良で頭痛がひどかったのだが、試合に夢中になっている間にすっかり治っていた(頭痛薬が効いてきただけという噂もあるが)。これで入場料無料ってのはスゴイと思う。あとはベレーザが勝ってくれていたら申し分なかったんだけど。
OKI-フジタ(1998.7.26 大宮)
得点経過:0-1 前半20分頃 ギブソン
0-2 前半21分頃 ギブソン
日時:1998年7月26日 18時
会場:埼玉・埼玉県営大宮公園サッカー場
《OKI》
9-田中 29-嶋尾
17-宮崎 12-山本 23-ピアマン
25-大依
8-福島 16-寺田 5-森 4-ケニー
24-ウェーバー
交代
8-福島→10-小山(後半20分頃)
17-宮崎→15-佐藤(後半20分頃)
12-山本→11-市川(後半23分頃)
《フジタ》
19-赤間
11-佐藤 18-ギブソン 7-マーティン 25-島崎
5-増田
13-遠原 9-種田 4-大塚 17-能代谷
21-瀬口
交代
11-佐藤→24-吉泉(後半43分頃)
25-島崎→14-????(後半44分頃)
立ち上がり、ボールの支配は互角の展開。果敢にシュートを打っていたこともあって、フジタの方がチャンスは多かったように思う。フジタの先制点は左からのFK。佐藤の蹴ったボールをゴール前のギブソンが頭で合わせての得点。その直後に再びフジタが攻め込んで、マーチンがゴール右からシュート、これをOKIのGKウェーバーが至近距離から弾いたが、中央に詰めていたギブソンが決めて2-0。
前半の中頃に気が付いたのだが、大宮サッカー場、もう夜6時も過ぎて相当薄暗くなっているのに照明が点燈しない。隣で高校野球の予選をやっている大宮球場からこぼれてくる明かりの中で試合は進み、ほとんど夕暮れの草野球のような薄暗い状態で前半が終了。
なんだこりゃと思ってたら、ハーフタイムに放送があり、大宮公園には照明の容量に制限があるそうで、隣の野球場と同時に照明を使うことが出来ないらしい。高校野球が終了次第後半開始とのこと。(^^; 結局40分位遅れで後半のキックオフ。いやはや、こんなのはじめてだ。
後半はOKIが積極的に攻めOKIのペース。決定的なチャンスも何度かあったのだが、フジタのGK・瀬口やゴールポスト(^^;の好セーブなどもあり、ゴールを割ることは出来ず。フジタが逃げ切るような感じでそのまま試合終了。フジタは第7節目にして初勝利を手にした。
日興證券-シロキ(1998.7.20 江戸川)
日興證券ドリームレディース 2-0 シロキFCセレーナ
得点経過:1-0 前半25分頃 カールセン
2-0 後半 3分頃 ライナン
日時:1998年7月20日 14時
会場:東京・江戸川区陸上競技場
主審:菊地秀夫
日興證券:1-西貝、3-長江、4-森本、
6-ストール、2-虎見、5-大部、
13-カールセン(24-長畑 後半26分頃)、
23-高橋、11-大松、9-武岡、17-ライナン
サブ:21-宮本、16-平山、27-大川、15-佐藤
シロキ:1-残間、9-表、4-フィッシャー、
2-ラティマー、19-小櫻、8-田中、
24-レイラー、7-柿沼(6-吉田 後半24分頃)、
18-関口(3-長尾 後半10分頃)、16-黛、
11-高嶋
サブ:20-加賀谷、5-佐藤、12-長濱
※手元のメモからの情報です。
《日興證券》 《シロキ》
ライナン 高嶋
武岡 カールセン 大松 関口 レイラー 黛 柿沼
ストール 高橋 田中
虎見 森本 大部 長江 小櫻 フィッシャー 表 ラティマー
西貝 残間
前座の試合などいろいろあって、13時までに行けば入場料がタダの江戸川、試合前にベレーザの澤が三脚持って歩いてた。(^^; 今節は出場停止ということで、ビデオ係をやらされてたらしい。最近ビデオ係が板に付いてきた(^^;柳田も見かけた。昨日見た限り自然な歩き方をしてたので、足の方もずいぶんと良くなっているみたい。
試合の方はというと、日興證券のというよりは日本の守備の要、山木が練習中に足の半月盤を痛めたそうで欠場。センターバックにはいつもは守備的MFの大部が入っておりました。日興證券は武岡・大松の両サイドが結構高い位置におり、3トップ気味の1トップ。一方のシロキは1トップっぽい1トップ (^^;
立ち上がりは結構互角の展開。昨年のリーグチャンピオンと今季未勝利のチームとの戦いということで、大差の試合を予想していたのだが、予想に反してシロキの頑張りが目に付きいた。シロキはそれなりにボールもキープ出来ており、守備もなかなか固かったと思う。攻撃はつながり切らないところがちょっともどかしかったけど。もうひと工夫ほしいかなといったとこかね。
日興證券の1点目は前半の25分頃。シロキが攻め込んでいたボールを日興證券が奪ってのカウンター気味の展開。中央のカールセンが左サイドの武岡を走らせて、武岡は再び中央のカールセンにパス。カールセンは今度は右サイドの大松に出して、大松のセンタリングがみたび登場のカールセンがヘッドでズドン。きれいな流れの中から生まれた得点だった。
日興の2点目は後半立ち上がりの3分、右サイドの大松からのふわっとしたクロスにファーサイドのライナンがヘディング。ライナンの長身を活かした得点だった。後半は日興證券も目が覚めたのか日興ペースで推移。シロキは徐々に差し込まれて、守備の人数が多くなってワントップの高嶋が孤立してしまっているような感じに。それでも前後半と何度かGKと一対一の場面に持ち込んだんですが西貝の好セーブに阻まれ、無得点という結果に終わった。
負けはしましたが、シロキもなかなか頑張っていたように思う。特に前半は。開幕から6連敗中のチームには見えなかった。めげずに頑張りましょう。(^_^) 一方の日興證券は山木の欠場がどう響いてくるのか。この後、プリマ・読売といった歯ごたえのある対戦相手が続くだけに大きな不安材料ではないかと。さて、どうなりますか。
追記 今は両チームとも存在しません。(2005.10.28)