私と病気

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先日、私の病気が出会いの芽をつんでいる事を知りました。軽くショックでした。
娑婆世界で生きてゆくことは苛烈な事です。分かってはいるのですが、いざ直面すると少し悲しくなりました。
でも、それで病気と自分についてもう一度考えてみたのです。
そうすると、見えてくるのは病気は自分にとってやはり神様からのギフトなんだということ。
この病気があったから生まれ変わった自分でもいられるし、素晴らしい人達とも出会い、素晴らしい経験が出来ている。
そんな自分を愛しながらこれからも歩いて行こうと思ったのでした。

歌の上手さとは

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唐突ですが歌の上手さとはなんでしょう?

普通の方は音程が合っていて、リズム通りに、感情がこもっている歌い方などを想像するのではないでしょうか。

その想像は間違いではないのですが、ポピュラー音楽のシンガーと呼ばれる人たちは状況が違うと私は最近特に感じています。

それではシンガーにとって一番大事なことは何でしょうか?

それは、舞台から聴衆に圧倒的なオーラを放てるかどうかだと思います。

存在感といったほうがわかりやすいかもしれません。

声楽家の場合は音程通り、リズム通り、良い声で歌うこと自体が難しいのでこれを達成するだけで舞台での存在感はある程度作ることができます。

しかし、ポピュラー音楽の場合は、誰でもある程度歌える音楽なのでアマチュアとプロの差が技術的にはつきにくい状態です。その時大事になるのは、まさにその人の持っている存在感であると言えます。

東京ドームのような大きな会場で聴衆を酔わせるという能力は誰にでも与えられた能力ではないということです。

私の好きなベビーメタルもその力を持っている人たちなのでしょう。

あと、大きな会場でたくさんの人が待っているプレッシャーと戦わなければなりません。舞台に立つ前からすでにステージは始まっているのです。

二十歳前の女の子たちが何万人という人の前でライブができてしまうという、その能力に私は脱帽です。

歌手という職業

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喉の不調について沢山書きましたが、歌手という職業は本当に大変だと思います。
もちろん、楽器奏者も大変ですが、風邪を引きにくいという前提の楽器なので辛いです。
冬でも仕事はありますし、寒いところでも歌わなければなりません。
自分の声帯を見れば分かりますが、本当にか弱い器官です。
そこを守り続けるということがどれ程の忍従を強いられるか、想像してみてください。
若い頃は無理しても大丈夫な人もいますが、必ずどこかでツケを払わされます。
オペラ歌手や声楽家はどうやってもハチャメチャな生き方はできないでしょう。
20世紀最高のテノールと言われたマリオ・デル・モナコは、本番前3日間は筆談で過ごしたそうです。
最高の声を保つためにこの苦行を受け入れたと話していました。
最高の声を保つために全てを捧げる、そんな声楽家の一面が分かります。

ポピュラー音楽のボーカルはどうでしょうか。
私の中では違う大変さがあると思っています。
最近ハマっているベビーメタルの事と一緒に書いてみたいと思います。

Bスポット治療と発声の変化

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Bスポット治療の経過について4回に分けて書いてきましたが、発声の方はどうなったかというと物凄く進歩しました。

というか、早く気づければ人生少し変わったよね?みたいな変化でした(笑)

というか、上咽頭に今までは痰や粘液がごっそりついていて、気管への通り道も粘液で汚れている状態ではまともな発声など出来るはずがなかったのです。例えれば、煤だらけの煙突から一生懸命煙を出そうとしているような感じです。

そんな中で練習や本番もこなさなければならないと、正しい発声をしていても、上手くいかず何とか声をだそうとして無理をするという繰り返しで、かなりストレスの多い時間だったように思います。

昔、空手をやっていた頃に骨折した先輩がいて、怪我をおして練習をしようとしていたら先生が、フォームが崩れたりするから治るまで休めと言っていたのを思い出しました。ああ、発声も同じだなと。

ただ、私の場合は喉はずっと正常だと思っていたし、事実、声帯はきれいなのです。

なので、この疾患を見つけるのは普通のお医者さんだと難しいわけです。


でも、そこからは幸い抜け出す方法が分かり、練習の効率があがり、16年の練習でつかんだ感覚がここにきて凝縮してゆく体験をすることになりました。

私の長年の夢は、一流のテノールは皆出来る高音でのピアニッシモが目標でした。

しかし、今までの発声では頭打ちで、手がかりがなかなか掴めずもがいていました。

しかし、喉がきれいになったことによって、その手がかりが掴め、その上無理なく高音を安定して出すことも出来るようになりました。

パヴァロッティが5年位苦労して、ある日突然声が出るようになったと言っていましたが、もしかすると大げさではない表現かもしれません。

もちろん、それまでの試行錯誤があって実を結ぶ話なのですが、巡り合わせとは不思議なものだなとこの頃つくづく思うのです。



Bスポット治療4

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このようにして、私はBスポット治療を3ヶ月以上続けています。

病院の方は2ヶ月で完治しない場合は難しいとの事なので、自分で出来ることを継続しながら暇がある時に行っています。堀田先生が勧めている、ミサトールという青梅のエキスの点鼻も調子が悪いときにはしています。調子が悪いとしみるので、自分で症状を確認するには好都合です。

3ヶ月たった現在は後鼻漏の症状もかなり収まり、上咽頭の炎症もほぼ治まりつつあるのかなという感じです。

上咽頭炎と分かってから、鼻腔や上咽頭の事について勉強もたくさんしました。

今までは、喉頭の事についてはたくさん勉強してきましたが、上咽頭や鼻のことについては無頓着でした。声帯は喉頭鏡で自分でも覗いたりしていましたし、あくまでも声帯が主役であり、上の空間はあまり関係がないと考えていたからです。

しかし、鼻が詰まっていれば歌いにくいのは明らかで、その上、上咽頭から粘液が声帯に落ちてくるとなれば歌うどころの話ではありません。

実に、声帯にはかわいそうなことをしました。

演奏が出来なくなったのも声帯からのSOSだったのでしょう、もう歌えないよと。

そして、上咽頭と鼻の調子が良くなってから私の発声も変わってきたのでした。