※ この記事は自動再生されます、一番下の動画を一時停止して頂くと音が出ません。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
こんばんは、先週のこと。
私が住んでいる所よりも、ほんの少しだけ田舎の方へ行く用事がありました。
それでね、思ったの。
ここは、いつも見ているよりも、空が広いなぁ~って。
この日は、みごとに空が青くて。
少しの間ボーっといつもよりも広い空を眺めていたら
ある、有名な詩の冒頭が思い浮かびました。
「空の青さをみつめていると 私に帰るところがあるような気がする」
空に何があるわけでもなく、ただ雲がゆっくりと移動していくだけ。
そうなんだけど、何となくね、自分の心根が広がる空に映し出される気がしたんだ。
…どうやら私は、天の邪鬼w
追いかけないのは、追いかけたいから。
捕まえてほしいのに、逃げ回るんだ。
もっと自然体でいられたらいいのに。
自分自身の素直な感情に従うことが出来たらいいのに。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
空の青さをみつめていると
谷川俊太郎
空の青さをみつめていると
私に帰るところがあるような気がする
だが雲を通ってきた明るさは
もはや空へは帰ってゆかない
陽は絶えず豪華に捨てている
夜になっても私たちは拾うのに忙しい
人はすべていやしい生まれなので
樹のように豊かに休むことがない
窓があふれたものを切りとっている
私は宇宙以外の部屋を欲しない
そのため私は人と不和になる
在ることは空間や時間を傷つけることだ
そして痛みがむしろ私を責める
私が去ると私の健康が戻ってくるだろう
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「空の青さをみつめていると 私に帰るところがあるような気がする」
皆さんには、そういう‘ところ’がありますか?
‘心の帰るところ’
ありますか?