フランケン地方・マイン川の小さな輝く宝石~ミルテンベルク~ | みな1824 ~ハートに今を刻もう~

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アシャッヘンブルクからREもしくはRBで35分~50分「マイン川の小さな輝く宝石」と称される街

ミルテンベルク」は人口1万人にも満たない小さな街です。

マイン川に沿って湾曲するように街が造られているのが特徴で、旧市街では道の先が見えなくなっていて

嫌でも期待感をあおる形になっています。

また、マイン川の氾濫で何度も被害を受けてきたという歴史もあります。
この街を訪れようと思ったのは、ドイツ観光局だったかな?のクリスマスマルクトの写真を見た時に

ひとめぼれしたのがきっかけです!


では、出かけましょう。

お目当ての旧市街は、マイン川の反対側で、駅から真っすぐに延びるブリュッケン通りを歩いて行きます。

割と交通量が多いので気をつけて歩きます。


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しばらく進むと大きな橋(マイン橋)を渡ります。その先にはいかにも「ここから旧市街ですよー!」と

アピールしているかの様なレンガ造りの大きな門が見えます。


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橋からマイン川を見下ろすと、川の両サイドには観光船などが見えます。

あまり知られていない小さな街かと思っていましたが、そうでもないのかな?

それから、門をくぐると土地が5mくらい低くなっていて、けっこうな階段を下りることになります。

荷物が多いと大変です(^_^;)しかし、ここをくぐると街の様子は一変します。


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そこから、少し上りになる道を20m~30mくらい進むと、市庁舎のある「エンゲル広場」に出ます。

なぜに「エンゲル=天使」かというと、市庁舎の建物が昔は「天使亭」という名前のホテルだったことから

こう呼ばれるようになったそうです。

私達が宿泊した「Hotel Brauerei Keller」(ホテルブリューワリーケラー)も広場の角にあります。

この広場でも夜はクリスマス市がひらかれます。

道を挟んだ隣にはピンク色の外壁の「Ba¨ckerei und Konditorei」(パンとケーキのお店)がありました。


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さらに、ホテル前のハウプト通りを右に歩いて行くと、中ほどに「Gasthaus zum Riesen」(巨人亭)という

現存する中では1番古いと言われているホテルがあります。

王侯貴族も泊まった由緒あるホテルで、マルティン・ルター女帝マリア・テレジアなんかも

宿泊したそうです。


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この辺りは、木組みの家が建ち並んでいて良い雰囲気です。さらに進むとマルクト広場に到着です。

ここがメインのクリスマスマルクトになります。

まず、目を引くのは赤い木組みの出窓のワインハウスです。ここはレストランで食事もできます。

広場の奥には市博物館もあり、この館の450年の歴史とミルテンベルクの2千年の歴史を展示してあります。

また、ワインハウスの脇からシュロス小路をのぼっていくと、山の中腹にある「ミルテンベルク城」に着きます。


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この時は、残念ながら門が閉まっていて入れませんでしたが、曜日と時間があえば中も見学できる様です。

ここから旧市街を見下ろすと、2つの塔の「聖ヤコブ教区教会」と「マイン橋」が見えてとてもキレイでした。


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一旦、ホテルへ戻り、夜はお待ちかねクリスマスマルクトへ出かけます。

朝、通った道をもう1度マルクト広場を目指して歩きます。

道の両サイドにはソーセージクリスマスのオーナメントを売る屋台が並んでいて

昼間より人も多く賑やかになっています。


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すっかり暗くなったマルクト広場では、子供達によるクリスマスの曲の演奏が始まりました。

周りにいる人々からは拍手が送られて、誰もがあたたかい光の中で目を細めています。

心に「ポッ」と灯りがともる様な、なんとも言えない幸福感に包まれます。

都会の大きな街のクリマルとは違う、田舎の小さな街ならではの良さが伝わる瞬間でした。

  
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ドイツ人が「最も美しいマルクト」の1つに挙げる、このマイン川の小さな輝く宝石「ミルテンベルク」は

はじめて訪ねた場所なのに素朴温和な感じのする、どこか「なつかしい街」です。



この時は古いカメラで夜景が綺麗に撮れず、クリマルの写真も良いものが無く、お天気も悪く

良い写真が載せられなくて申し訳ないです。ミルテンベルクにも申し訳ない(ノ_-。)


ぜひ、皆さまがご自身で足を運び本来の美しい姿を収めて頂く事を願う、なーべこであります(`・ω・´)ゞ