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経済的自由を求めて

激動の時代を楽しく元気に過ごすための基礎作り日記

1月13日から23日までニュージーランドを旅してきました。

一年ほどまえにマイレージキャンペーンで申し込んだチケットで、
出発直前までキャンセルができるため、ぎりぎりまで行くか否か決めかねていました。

ユーロとポンドが値崩れを起こしている真っ最中で、
FXで双方の買いポジションを多く所有していたのでロスカットの危険性がありましたし、
一時期は突き動かされるようにあった旅行欲が今はすっかり鳴りを潜めてしまっていました。

とはいえ3月でニュージーランド航空とJALの提携が終了するそうで
特典航空券でいける最後のチャンスです。

ニュージーランドは金利も一時期はとても良く、口座を開こうかと考えたこともありました。
また住む地としての候補の一つでもあり、見ておきたいと思っていました。

行くことと行かないことのそれぞれのメリットをリストアップして考えた末、
行くことによる経験の拡大が、現時点で最も大切にするべきことだと思いました。

国というものは自分の足で歩き、雰囲気や人を実際に見てみないと何にも分かりません。
飛行機で11時間かかるため、そう易々と行ける距離ではないし、
行けるときに行くべきなのかもしれない。

それが決心のポイントでした。

1月11日、いよいよ2日前になって行くことを決心し、
目的地を選定し、国内線、バス、宿を次々と予約していきました。

オークランドからクィーンズタウンまでの格安国内線があったので、
その移動を中心に以下のような行程を組み立てました。

オークランド(IN)→クィーンズタウン→グレノーキー(乗馬)→クィーンズタウン→
ミルフォードサウンド(クルーズ)→テアナウ(ケプラートラック)→クィーンズタウン→
マウントクック→レイクテカポ→クライストチャーチ→オークランド(OUT)

極端に移動時間が長いわけでもなく、程ほどにのんびりとしたコースです。

バックパッカーの旅のため、宿は最後の二日間を除いて全てユースホステルのドミトリーにしました。

普通のホテルに泊まると旅人同士の交流があまりない旅になりがちなので、
不自由でも昔よくしていた相部屋の旅をまたしたいと思ったのです。

とはいえ、実際は初日のオークランドの宿は夜中まで騒々しいし、
各地で同室の気難しいヨーロピアンの年配一人旅バックパッカーに悩まされましたし、
小さな誤解が原因でユースホステルスタッフと喧嘩にもなりました。

ただ、快適とは言えない状況がいくつかあったことで、
とても大きな発見をすることができました。

自分中心で物事を考えない

ということです。

夜中まで騒ぐ人たちは彼らなりに楽しい時間を過ごしています。
人のことなどおかまいなしにバカ騒ぎして楽しむ。
かつては私にもそんな時がありましたし
それを不快と思ったりイライラしたらつまらない。

ひどすぎる場合は注意することも必要ですが
その時間を楽しんでいる人たちのことを考えれば、
もっと優しく、ラクで、気持ちのよい人間でいれます。

自分のことは棚に上げてちょっとの音や光で怒る人たちもいました。
相部屋をとっている以上、一人部屋のような静けさや暗さは求められないので、
私はアイマスクや耳栓を持参しましたが、
自らを正として勝手なルールを押し付ける人たちが多かったという印象です。

ただ、相手の気持ちを汲みとれば、
翌日のアクティビティに備えて熟睡したいのかもしれません。

相手が自分のルールを望むのなら、合わせてあげればよいのです。
その方が優しく穏やかでいられます。

勝手な誤解をして文句をいってきたスタッフも、
経験不足なだけで仕事熱心なのだろうと思えば許せます。

全てを自分中心ではなく、
相手の気持ちを汲み取って考える

それだけでかなりのストレスは減らせます。

それはマウントクックやレイクテカポを歩いているときに気付きました。

自分の気持ちや感情を中心に考えると、なにか問題があったときに
不満や怒りが湧いてくるのをなかなか押さえられません。
迷惑だ うるさい 腹が立つ ・・・ その他、不快な感情が怒るのは、
自分の価値観や感情を中心に考えているからです。

でも世界は自分を中心に回ってはいません。
色々な人の行動や言動を、正しいか否かは別として、それぞれ認め、
優しく、高潔に、気持ちのよい人間でいるように心がければ、
不快を感じることを減らせることに気付いたのです。


感情のコントロールのための大切なコツ

豊かな自然の中で美しい山と湖に教えてもらうことができました。

銀行口座は開きませんでした。
住みたいともあまり思いませんでした。

でも本当に行ってよかった。

この旅で気付いたことは大きかったです。