夕方のUHBスーパーニュースの6時半過ぎから始まる特集が結構好きで観るんだけど、昨日まで３度に渡って放送された臓器提供についての特集はものすごく考えさせられるものでした。内容はある家族のドキュメント。５人兄弟の１人が急に脳疾患で倒れて市立病院に運ばれるもののすでに手の施しようがなく生命維持装置だけで体が温かいという状態。
装置をはずせばまもなく亡くなってしまうという脳死状態。回復の見込みは残念ながらないという非常に辛い状態。その中で、ドナーカードは持っていなかったものの兄弟には生前臓器提供の意志を伝えてて、それは本人の強い希望でもあったということ。
残された兄弟は本人の強い希望を叶えたいという気持ちと、まだ温かい状態の兄弟に対して装置を切って臓器提供に踏み切る辛さと葛藤する姿がなんともリアルに伝わってきた。結果、本人の強い希望を尊重して臓器提供を決めて装置をはずしお別れをしたわけだけど本当にこういう突然のことってあり得るわけだし、決して人ごとではないと思う。
臓器提供について、ドナーカードを持つのが一番だけどそうでなければ日頃から家族と話して自分の意志を伝えておくべきだなって真剣に考えさせられました。
品川クリニック