辻村深月さんの「かがみの孤城」、読みました。

かがみの孤城かがみの孤城
1,944円
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ある出来事がきっかけで学校に行けなくなった中学一年生のこころ。
どこにも行けず部屋に閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然、鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先の世界には、似た境遇の7人が集められていた。9時から17時まで。時間厳守のその城で、胸に秘めた願いを叶えるため、7人は隠された鍵を探す―
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。 



鏡をくぐり抜けるとそこはお城。
何となくこの設定だけで、おとぎ話のようなファンタジーのような感じがして。
図書館ではえらい人気になってるけど、今の気分じゃないなぁなんて思ってちょっとスルーしててん。
でもまぁ読んでみるかと思ってちょい出遅れて予約して。
ようやく読んだんやけど。


最高。



めちゃくちゃ面白かった。

ネタバレ的な要素は早い段階である程度は分かるんやけど、ラストに向かっての伏線回収には久しぶりにゾクゾクしたというかほんま面白かった。

そして、泣きました。


とりあえずこころの担任の先生、こういう先生がほんまあかん。
クラスの明るくて元気な子の意見を尊重するというか信じるというか、結局そういう子がお気に入りというか。
全然見えてないねん。
こういう先生がいじめにも全く気付かんし、うちのクラスはみんな良い奴ばっかりだぞーとか思い込んでるねん。
もっと本質を見極められる人が先生になって欲しいわ。

クラスで、自分は人気者やと思ってるような、騒がしくて空気読めないような、そんなタイプの人が先生になると厄介やでな。




ちょっと話逸れたけど、まだ未読の人は騙されたと思って読んでみて。

もし面白くなかったらあいつ騙しやがったなーって思っといて。


おすすめです。