若おかみ、おっこ
映画「若おかみは小学生」を観た。事故で両親を亡くした小学生の女の子が厳格な祖母の温泉旅館で「若おかみ」として働きながら少しずつ大人になっていく成長物語である。小学生の頃に夢中であった小説が映画化されたと小耳に挟み観てみたかったのだ。子ども向けアニメという事でそれほど期待していなかったが、途中涙ぐんだ。しかし、子どもに分かりやすくするためだろうか、映画の展開は早い。1冊、1冊、次の展開を予想し丁寧に読んでいたものが、僅か1.5時間に凝縮されていた。小学校の図書館で週に1度わくわくして借りていたあのトキメキは懐かしいものとなった。決して映画を批判する訳ではないが、是非、小説を読んでほしい。また、子どもの頃に感じた感動と大人になって感じるそれは、異なるもののような気がする。無垢な子どもの頃に多くの作品に触れてほしい。この10年間様々なことを経験し、物事を多角的な視点で捉えるようになったのだと思う。(398字)