22歳~35歳までほぼ半引きこもり、仕事も家業手伝いだったので、外界との接触はほぼなく家族以外の他者との会話なんて天上の出来事のような感覚

おかげで久々に友人と会話しても機嫌を損ねないだろうか自分が発言してもいいのだろうかと常に怯え、発言するたびに周囲の顔色を伺うばかり

このままでいいのだろうか?と思う事は何度かあるもその度に「まあ、どうにかなるだろう」と親に甘えてなにも動かず。当時の俺を骨が砕けて肉が削ぎ落ちるまで殴りたい

他にも貯金を全くしていなかったり読書や運動をしなかったりと後悔が湯水の如く溢れてくるけどその中でも一番でかいのが

35年間自分の頭で一切考えてこなかった

ことが本当にキツイ
親のいう通り、先生のいう通り、友達のいう通り、果てはテレビでネットで得た情報を何の疑いもなく真実だと盲信して自分で考えるということを全くしてこなかった

なので最近までの俺の会話といえば

友「この前あれいってんか」
俺「そうなんや」
友「そうそう。それで、これがそうでさぁ」
俺「ふーん、めんどくさいのによく行ったな」
友「あ、うん」

または

友「これってどうなってんのやろ?」
俺「これはこうやからこうに決まってるやん」←あってるかわからない完全な思い込みでの発言
友「あっそ」

みたいに無感情機械的分かりきった答えをなんの捻りもなくただ突き付けるは、あげくの果てに無限オウム返しをし続けるなどお前何様俺様状態のもはやホラー映画のような会話しかできなかった

もはや人類に対するドッキリみたいな俺と今なお付き合ってくれてる僅かな友人達には感謝してもしきれない

そしてその負債は当然ながら今の俺に重くのし掛かってきている。重さで身体が麻痺して動かない感じだ

そんな俺だが数ヵ月前ふと始めたバイトで出会った女性に心底惚れてしまった。恋とは生涯無縁な人生を送るんだろうなと漠然と考えていた俺にとってこんな感情があるとは正に晴天の霹靂
文字通り世界が色づくのを感じた
と、同時に決してストーカーにはなるまいと自分、そして友人達に誓った。既に屑のような人間だが人としての尊厳すら失ったただの糞にだけはなりたくない

初めてのこの激情だがこの恋が実らないであろう事は充分承知している
コミュニケーションの究極とも言える恋愛に35年間ソレから逃げ続けた男が挑むのは笑い話にすらならないと思う

しかしやれる事は徹底的にやりたい
そう考え、まずはじめたのが肉体改造
怠惰にまみれた肉は170センチの細身の体ながら80kgを越えており頬は風船のように膨らんでいた
が、今現在は71kgまで落としてなんとか見れる顔にはなっていると思う。というか友人達には誰や!?と驚かれることもあった程なのでこちらに関しては今のところ成功だろう

次に思考のトレーニング。こちらは始めて2ヵ月程だが未だに成長がわからない。それも錆び付いた鉄屑みたいな脳ミソでは当たり前だとは思うがやはり本当にこれでいいのだろうかと不安になる

次にスキンケア。お恥ずかしい話洗顔という習慣が35年間なかった俺の肌は当然ながらシミだらけでひどいものだった。こちらもまだ始めて2ヵ月程度で実感はなし。もはや素人がいじっても仕方ないのではと考えメンズエステに通う事に。目ん玉飛び出るぐらい高い

他にも読書、瞑想、滑舌など、とにかくがむしゃらに挑戦を重ねてきたがやはりというか当然というべき最大の壁が立ちはだかった

そう、会話だ

もう無理。生き地獄。
彼女とはバイトで月に1回会えればいいほうなんだが最初の数ヵ月は本当に酷かった。嫌われたくないがためのへりくだった会話、ビクビクした態度、共感も何もない俺が話したいことをピーチクパーチク囀ずるだけの壊れたラジオ、LINEなんて今見返したら目が腐り落ちてしまいそうだ

しかし奇跡のような話だがそんな俺とも彼女は未だに接点を持ち続けてくれている
これを奇跡と呼ばずなんと呼ぶ。とはいえ脈なしなのは完全にわかってるんですけどね

なのでこのブログは、そんな珍獣みたいな最底辺の男ががむしゃらに男磨きをして脈なしからの奇跡の大逆転に挑んでいくものになります。動物園の猿を眺める感じでよろしければどうぞご観覧ください