双極性障害について | 中高年精神障がい者のお仕事探し

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休職期間満了により自然退職となって無職に。
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このブログでは中高年精神障がい者の就職活動について書いています。
(2022年9月より記載内容とタイトル変更)

双極性障害はうつ病とは違い、「障害」です。

うつ病は治りますが、双極性障害は完治しない脳の病気です。
躁鬱の症状が出ない様に薬や認知行動療法などで押さえ込んで維持します。
これを寛解と言います。双極性障害は、寛解を目指して治療します。

双極性障害の症状は、気分がハイテンションな躁状態と、落ち込んでる鬱状態を波の様に繰り返します。
その周期は、年単位から数日単位まで様々で、どうなると長いとか短いとかはないので、周期の長さは一概には言えません。
波の高さは、高いものをI型、小さいものをII型と言います。

双極性障害は、鬱状態よりもむしろ躁状態の方が懸念されます。
躁状態で気分が非常に高い時は、例えば自分がすごく偉くなった様な錯覚に陥って人間関係を壊したり、大金持ちになった錯覚に陥ってお金を使い過ぎて財産を失ったりなど、自分を制御できなくなったりします。
そして躁の反動で非常に深い鬱状態になった時に、自分がしてしまった事を酷く後悔し、最悪の場合、自傷や自殺に至る事があります。
精神疾患で最も自殺率の高いのが、双極性障害と言われています。

ですので、双極性障害で処方される薬は、躁を抑える薬が多く、抗うつ剤は一時的にしか使われません。抗うつ剤の処方は躁転する可能性があるためです。

双極性障害になる原因については、90%以上が遺伝によるもので、環境などの影響による後天的な要因は数%と報告されています。
つまり、双極性障害になる可能性は生まれた時から持っていて、いつ発症するかの問題と言う訳です。
でも、先天性だからと言って、親を責める訳にもいきません。
運命と思って受け入れ、発症しないような認知、行動を取るのが良いと思います。

発症すると厄介ですから。