やるなら徹底的に、グーの音も出ない程に。
マナー違反はいろんなところで起きている。
しかし指摘をすれば二次災害へ発展、世知辛い。
朝の通勤時、電車での出来事。
その日は遅めの出勤のため電車内は、比較的空いていた。
そんな状況だからだろうか、電車内で電話をするサラリーマン風の男性。声のボリュームは決して大きくはないのに不思議だ、あの空間だと異常に目立つ。
私は特に気にしないのだが、なかにはしっかり常識の範囲で注意できる人もいる。とても関心できる。
だがしかし、たまに現れる希少キャラ
「ご意見番高齢者」
能力:人生の先輩スキルを活かした一方的なご指導
反論の隙を相手に与えない、たとえ矛盾して
いても。
決して高齢者だからとイビる訳じゃあないし、マナー違反を注意できることは素晴らしいことである。ただ、最初のジャブから100%でくるケースが多いので遭遇すると厄介だ。
そして、電話をしていたサラリーマン風男性に近づく1人のご老人。
「うるさい。静かにしてくれ。」
「あk@5¥々3〜…」
ご指導+追いご指導。
何を言っているかわかりませんが。
男性も、非があることは自覚しているしトラブルになることを避け直ぐに電話を切りつぎの駅で降りた。
ご老人はだいぶご満悦のようだ。
だが次の瞬間、男性と入れ違いで乗車してきたのは小学生の団体。ざっと30人程はいるだろう。
引率の先生がいたので校外学習かなにかだろう。
かなりの衝撃映像状態、特に衝撃的なのは小学生のボルテージがほぼMAXのため電車内は騒がしいという表現じゃ足りないくらいの状態である。
私は、凄すぎてむしろ笑ってしまった。
他の乗客も笑顔になっていた。
束の間の癒し。
そんなとき、私はさっきのご老人はどうしているんだと思い周囲を探した。
すると鋭い顔つきで辺りをキョロキョロ何かを探しているじゃあないか。おそらく引率の先生かもしれない。黙らせろとでも言いたいんだろうが、ご老人と先生はかなり離れており且つ、小学生がいるため近づけない。
席を立ったり座ったりとイライラしているようだ。
「いいぞ、小学生。」私は心の声が飛びだしそう。
そして、小学生からとどめの攻撃。
走行中の電車が揺れた瞬間、
「うわー!、きゃー!、なんだー!」
ライブ演出のウェーブのように揺れながら発狂する小学生。
まさに圧巻。足をすごく踏まれ、膝を入れられたがどうでもいい。
他の乗客は笑顔のまんま、すごいなーなんて言ってる人もいるじゃあないか。
こんな経験なかなかできることじゃあない。
そして、とどめの攻撃を受けたご老人に目を向けると頭を抱えて天井を一点見つめ。
you lose。
勝手に戦ってすいません。
そして、小学生は2駅で降りて行った。
残された私達は何故か疲れ切っていた。
ご老人は小学生達と一緒に降りて行った。
引率の先生に当たってなければいいが。
今回1つ分かったことはイキ過ぎれば人は怒らない、てか怒れない。そして笑顔になること。