今、世界の女性たちが叫んでいる「#Me Too」。
地位と権力を笠に着て、女性にセクハラ行為を行う男性に対しての抗議活動だ。
この問題、私もニュースなどで知っている限りの情報しか持たないが、
けっこうお歳を召した巨匠の30年くらい前のオイタまで
訴えられて、その世界から追放されたりして
なかなか笑えない話だよねって思ったり。
ここで見えてくるのが、この問題の共通点。
ある団体の中でそこそこの地位を築いた男性による、
その時点で周囲にいる美しく若い女性へのセクハラ行為。
決して、その団体の中のぺーぺーの男性や
その辺の普通のおじさんではない。
この、「権力のある男」が「周囲にいる女性に次々に手を出す」
という行為がそのまま重なるのが
群れで暮らす動物の生態である。
ライオン然り、サル然り、オオカミ然り。いわゆる「ハーレム」というヤツだ。
ハーレムの中では、その群れの中にボスであるオスは一匹。
ハーレムのボスになるためには、前のボスを倒す必要がある。
つまりその生き物の中でも強い個体なのだ。
そしてめでたくハーレムに君臨できれば、その群れの中のメスはすべてそのボスのもの。
メスも、強い遺伝子を残すために新たなリーダーとの子どもを作る。
これは、長い進化の過程で面々と形作られた、強い遺伝子を残すための戦略である。
同じく群れで生きるほ乳類である私たちにこの戦略がそのまま本能として残っているから、
このようなセクハラ問題が起きるのもなんら不思議はないのではないだろうか?
それを裏付けるような発言をしている人もいる。
かの名ゴルファー、寅・木さんである。
トラさんは、数え切れない数の女性と浮気したことが問題になったときこう言ったのだ。
「自分にはその資格があると思った」
つまり、ゴルフ界で頂点に君臨し、周囲に「群れのボス」として扱われたことによって
自分の周りの女性たちをすべて自分のものだと思いこんだのだ。(自ら寄ってきた女性もいたが)
しかし、いくら地位と権力のある男性が本能的に自分を「群れのボス」と思ったとしても
人間社会で本能のまま行動することは、もはや許されない。
今や女性は、単なる「強い遺伝子を残すための存在」ではなく、
意志を持って行動し発言する存在である、ということに気づかなければならない。
そんな強い自覚を持ち、女性たちが勇気を持って声を揚げた行動が
「#Me Too」なのではないかと思う。
女性が人間としての存在意義と尊厳を主張する昨今、
人間社会で地位と名誉を築いた男性が動物に戻っていたのでは・・・
群れを率いるボスとしてはアウト!と言わざるを得ない。
