彼の最終試験

前の晩に、
放っておくのもな…

と思って晩御飯誘ってみた。



なかなか返信なくって、

ま、
別にもういいや。




て寝てたら電話~




今さち子の気持ちは下り坂で

前ほど、
気持ち伝えなきゃ!

の心意気は微塵もない。





兼ねてから、
健康診断で胸に異常があったのを

超音波で
昨日精密検査してもらってん



何か病気が見つかっても、絶対彼にだけは言わへん

言えへん

この状態で
言えるわけないやん。



そう思ったが最後、
もうあかんなって思った。




今日やって
ときめかへんねんもん


というか、
さち子は彼に「信頼」ってものが全くない


だって浮気だから。
さち子と彼女、代わり番こ。
連絡がつかないときは、どうせ彼女やろ。


そう思い続けて4ヶ月は、
さち子にとって長い

信頼する心は空っぽ。






今日も、学生時代に住んでた街の話をしてた

キレイな川や山道、
美味しいゆずのジュースの話


いいなぁ、楽しそうやな~


「また行きたいわ。時間つくって行こな」







うんうん






うん?どゆこと?
彼女いるのにさち子と旅行も行くの?









まぁどうでもえぇか




「ほんま行きたい。行こな」






繰り返しゆうから

試験終わったら時間できるしね、
てゆって返した









旅行の話も、
彼女いるのになんなんだろうって

嬉しいけど納得いかない







変なの。

さち子の冷めてる感じが、
自分のことなのに
不思議