19年前の復活エピソード・・・

八戸三社大祭の行列の一番最後に、八戸小唄の音色に載せて日本舞踊の各流派の師範が舞う、華屋台。

その復活エピソードを、華屋台運営委員会の会長代行 坂本憲昭さんに伺いました。

明治の時代。小中野は料亭やお店が並ぶ夜の繁華街だったそうです。
華屋台は小中野の芸者たちによって始まり、おがみ神社の行列に参加していました。
昭和の時代に一度復活しますが、途絶えてしまいます。

そして平成になって形を変えて復活したのが、現在の華屋台です。
何度も復活の話が出たそうですが、当時と違って芸者が少なくなってしまったため、復活できずにいました。
そこで、市内の日本舞踊の先生方に声をかけ、了承を経て、復活。

しかし、その復活までの準備時間は1か月と大変短かったそうです。
華屋台ができたのは八戸三社大祭を目前に控えた7月28日。
本当にギリギリのスケジュールで復活を遂げたそうです。

一流の日本舞踊の先生方が八戸小唄を舞う姿は、本当に圧巻です。
昔の芸者をイメージした化粧、着物は黒で統一しています。

また、引き子たちの衣装にもこだわりがあります。
浅草の三社祭からヒントを得て、浅草から衣装を取り寄せて衣装を決めました。
半纏に、腹巻、股引、藁草履でそろえましたが、全員がこの衣装になるまで10年かかったそうです。

そして現在の、背中に「華」と書かれた格好良い衣装が揃いました。

こうして現在の華屋台が出来上がりました。
八戸三社大祭をご覧の際にはぜひ、一番最後に登場する華屋台にもご注目ください。


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8月1日(土)14:30~17:30予定