透明な壁が隔てている。
手を伸ばしてみても、顔を近づけてみても。
いつも向こうにいる。

声を出して呼べば気づくのかな?
一声。
発せないままだけど。
ひととき、動かず。
気がつけば、暗くなりつつ。
なにも変わらないのに。

変わっていく。
背中でみている。
振り向かなくてもわかる。

ちょっとだけ、どいてほしいな。