先日、実家より母が大腸がんになったとの連絡がありました。


 昨年の夏の話になりますが、私は舌癌になりました。
 両親は気を使わせない為に、私の前ではいつも通りの様子を見せていてくれましたが、その実、大変な心配をかけさせてしまった事は容易く想像できます。


 私は独り身なものですから、はっきりとは分かりませんが、親から子への感情は子から親への物とは比べられないくらい大きな物なのでしょう。

 ですから、当時は大変な親不孝者だなどと考えていたものです。




 “翌日には入院し、明後日には手術になってるから。”と父から聞きました。



 検査から告知。手術から退院。そして、経過観察の一年。それぞれに不安や恐怖、はたまた治療に対する希望など、その時々に揺れ動く感情を思い出しながら現在の母の状態と当時の自分を重ね合わせては複雑な心境が心の底から湧き上がってきます。



 入院・手術の日、病院へ行くと連絡するも、母みずから
 “その必要はない。ステージも1か2だから 心配する事もない。”
 と言われてしまいました。
こんな時にまで、心配させじと気遣ってくれた事に、頭が上がらない思いと、この人の子で良かったと心底思った次第であります。



 手術の方は予定よりスムーズに終わったそうですので、まずは一安心であります。