今朝方、地震があった。東京の震度は『4』。

震度4とは言っても、最近出会った地震の中では少し強めの揺れだったように私は感じた。

徹 夜状態で起きていたので、私は揺れ出しと同時に立ち上がり、部屋の窓を開けた。とりあえず人が通れる分の幅だけを。
そして私の相棒でもあるネコた ち二人を、専用のキャリーバッグに押し込めた。いつでも二人を連れ出せるように、だ。

それから人間の家族三人(妻・息子・娘)の、いざ、 という時の支度をした(人間が後回しだった/笑)。

人間たちは割と平然としていたが(寝惚けていたのかもしれないが)、動物というのは天 変地異には敏感なようで、ネコたち二人はかなり怯えた様子だった。

私は小学校高学年の頃に「宮城県沖地震」というのに遭遇している。

そ の規模は阪神大震災まではいかないものだったが、震度にして7。学校もしばらくは休校となり、ガスの復旧には一ヶ月以上かかった。そんな経験をしているの で、私は軽い揺れに対してでも「のんびり」とは構えられなかった。

その地震によって近所の家には倒壊したものもあり、死者も出た。
直 後のスーパーマーケットはオイルショック時のスーパーマーケットの記録映像のように大混乱し、非常食になりうる食べ物たちは、たちまちに町から消えた。

私 の家は倒壊こそしなかったが、家中の窓ガラスが割れ、外気が容赦なく家の中に吹き込んでくる状態になった。私たち家族は、新聞紙をガムテープやビニール テープで窓枠に張り付けて、風の侵入を防いだ。
それは夕方に起こった地震だったが、その日は夕食を食べたかどうだったかも私は覚えていない。夜は ロウソクの明かりで家族寄り添って過ごした。

地震の後は、近所の家やブロック塀たちが倒れ、いつも見慣れているはずの景色が、やたらと広 がって見えた事を覚えている。

…そんな経験があるので、私の身体は、ある程度以上の揺れを感じると、無意識にエマージェンシーコールを体 内に発する(苦笑)。有事の際には機敏に動くよう訓練された兵士のように、私の身体は、勝手に臨戦体勢に入ってしまう(苦笑)。

しかし、 家族の中で緊張感を走らせていたのは私だけ(笑)。皆はすやすやと幸せそうな眠りについている(笑)。

「何かあったら…オレが…このオレ がコイツらを守らなければならないのだ…こいつらのシアワセを…」

そんな状態で、私は再び来るかもしれない大きな揺れに対して、神経を研 ぎ澄ませ、これ以上はない、というぐらいの警戒をした。それはシルベスター・スタローン演じる「ランボー」がベトナムの森林で感じていたであろう緊張感で あり、ウィレム・デフォーがプラトーンで演じていた「エリアス」のそれともよく似ていた。

…が。そんな揺れは全然来ない。
まった く来ない(笑)。

私の耳に

「引き上げるぞ。ドラゴンフライ。」

という声が聞こえたような気がした。
私 は身体の緊張をとき、森林の露で少し湿ってしまったタバコをシガレットケースから取り出して、軍から支給された安物のジッポライターで火をつけた…

… ん?森林?軍?
話の方向性がオカシクなってきたので、今日はこの辺で(笑)。
昨日がバレンタインデーだと気付いたのは、昨日の昼過ぎだった(苦笑)。

その前の日まで確かに「明日はバレンタインデーで…」というよう な話をしていたのにも関わらず、当日の朝にはすっかりと忘れてしまっていた。

もともと私は「バレンタインデー」というものにあまり興味が ない(苦笑)。チョコレートを貰えないからではない。偉そうだが、もらい過ぎるのが嫌なのだ(笑)。1~2個ならば処理もできる。が、2ケタから3ケタを 頂いても、どうにも困るのだ。頂いた方へはお返しをせねばならん、という義務感が働いてしまうからだと思う。
冠婚葬祭などで何かを包んで頂いた時 に、
「誰々からは幾ら幾ら頂いているから、お返しは…」
と、義理礼節について考えている時とそれはよく似ている(苦笑)。
なので 防衛本能からか(笑)、昨日は「今日がバレンタインデーである」という事など、すっかり忘れてしまっていたのである(苦笑)。

昨日の私の 予定は21時半までの仕事が最後。
その後は酒飲みの約束(笑)。
その「飲み」というのは、以前にも書いた事のある舞姫に誘われていた「飲 み」だったのだが、
「じゃあ、来週の月曜日、22時以降ね~」
という電話約束で決めていた事なので、私は舞姫が「チョコレートを届けに来 てくれるつもりなのだな」という事にまるっきり気付いていなかった(舞姫すまん…君はチョコレートを届けるためにわざわざ来てくれたのだね?/苦笑)。
な ので、舞姫には思いきり失礼をしてしまったかもしれない。

とにかく昨日は朝からなるべく人と会わないようにしていたのだ(苦笑)。

が、 夕方ころに、ふと気がついた。
チョコレートとはお歳暮やお中元のようなものなのだ(苦笑)。きっと。
日頃お世話になっている方々へ、お歳 暮やお中元のように形式的にかたくならずに、感謝の気持ちをおくる日がバレンタインデーなのだ。たぶん。

なので、私は夕方以降は警戒をと いて(?)、普段(何のイベントデーでもない平日)のように振る舞った(笑)。
チョコレートを下さった方々、本当にありがとう。みなさんにお世話 をしているより、こちらがお世話になっている方が圧倒的に多いというのに、なんだか申し訳ない気持ちがしています(苦笑)。
これからもお世話にな りっぱなしになると思けれども、みんなの事は本当に大事に思っているので、これからも宜しくよろしくお願いを申し上げる次第です。

……な んだか支離滅裂な文章……失礼しました。
『月に壊れた道化師』

あなたがとても素敵に見えてしまったあの日
僕の中で何かが壊れる音がした
曇った空に月だけが何故か 綺麗に輝いていた

暖かさや優しさに包まれて
柔らかな微笑が上手になっていくあなたを
今は憎しみの笑顔で見つめてる

僕 の前で幸せそうに
あの人の話をしないでおくれ
あなたを取り巻く何もかもを
壊したくなってしまうよ
あなたと僕のバランスも
全 てを失くしていいほどに

雲の切れ間に跪いて
身勝手な想いを月に祈ろう

いっそ死んでくれたなら
僕も諦めき れるだろうに
いっそ死んでくれたなら
僕も本気で泣けるだろうに

僕はとっくに壊れているのに
あなたは気付いてくれ はしない
妖しい月に照らされて
ちょっと強気な道化師を
人より上手に演じてるだけ

涙を忘れたピエロの踊りを
誰 より上手に踊っているだけ


1996年
『シンデレラの魔法』

馬車がカボチャに戻ってしまう前に
オマエにもう一度魔法をかけたい
時間の迫って来ることが
こ んなに切ないことなんて
オマエに会わなければ感じなかった
いつだってなんとなくオマエのペースに
振り回されてる気がしてた

“困 らせないでよ”ってうつむくオマエに
オレは少しだけ得意顔
オマエの心を苛めるつもりで
“困ってくれてる?”なんて意地悪言った
こ のまま一緒にいたいと感じてる
時が止まればいいなんて 子供みたいに思ってる

“困ってるよ…”ってつぶやきながら
そのき れいな瞳を遠くにそらさないで
嬉しい気持ちの反対側で罪の意識にかられてしまうよ

自分の唱えた魔法の呪文に
自分自身がか かったみたいさ
オマエがオレに背中を向けて
帰りの道を歩き出す時
魔法の馬車はカボチャに変わる

オマエはきっと振 り返らない
オレも背中を見送らない
2人だけにしか分からない
そんな想いと切なさを
きっとお互い抱きしめてるから

1995年
『失格ピエロ』

ほらもう泣かないで
どうしていいかわからなくなってしまうよ
抱きしめることぐらいしか頭に浮かばないから
も う泣かないで

ダメな奴だね
君の笑顔を見たくてやったことが
かえって君の頬を涙に濡らしてしまうなんて

君 の優しさを傷つけるヤツを
僕は許さないって思っていたけど
バカな奴だね
僕がそんなことしてるんだから

許しておく れ

僕は夢中で空回り
君を笑わせる道化師になりたいのに

いつでも君の側で踊っていたいけど
それはムリな願 いだから
せめて一緒にいる時は
僕の踊りで笑っておくれ

けれども僕はピエロ失格

君の笑顔を取り戻せない

ほ らもう泣かないで
どうしていいかわからなくなってしまうよ
抱きしめることぐらいしか頭に浮かばないから
もう泣かないで

1995
『ジレンマ』

どうしてまた僕の前に現れたの
どうしてそんなに無邪気に笑えるの
やっぱり君は僕の気持ちに気付いてない
君 の前では笑顔でいるけど
心の中は乱れ狂って
今にも壊れてしまいそう

僕の名を呼ぶ君の声が
こんなに身体を切り付け るなんて
君が笑えば笑うほど
僕の心はグチャグチャに涙を流す

囚われたオリから手を伸ばすケモノのように
届くハズ のないエサを
もがきながら欲しがってる

君に会いたかった
君の声が聞きたかった

でもそれは昨日までの話さ
会 えば辛くなるのは知っていた
声が痛いのも知っていた

ジレンマ…

心の闘技場で2人の僕が対峙してる
どちら も勝たない
どちらも負けない
観客の1人もいない闘技場で
君に良く似た蝶々が楽しそうに踊ってる
2人の僕はボロボロになっ て
ただそれを眺めてる


1996年
血縁なのにモメる、っていうのは、私には関係のない外の世界の出来事だと思っていた。
ドラマなどでよく見る遺産相続の話や、誰が何の権利を継承する、と か、そういう事が原因で起こる親族内でのゴタゴタ。

実は先週末、法事のために実家に帰った。

祖父の七回忌を行うためだ。
法 要は、祖父の遺言で私の父母が執り行っている訳だが、それが「気に食わない」という従兄弟が親族の中から現れた。

厳密には急に現れたのではない。
おそらく彼はずっと以前から、それが気に食わなかったのだろう。
法事の前日に、僕らは従兄弟同士で集まって食事をした。

そこには久しぶりに集まる従兄弟たちの顔ぶれがあった。
結婚後初めてお嫁さんを連れて来た従兄弟もおり、会は和やかに進むはずだった。

…ところが。ある程 度飲食が進んだところで、件の従兄弟は、急に私や、私の兄弟、私の「家」を責め始めた。
私の家が祖父の法事を執り行う事が「納得いかない」と言うのだ。
従兄弟は私より年上、従兄弟の母は(私の叔母)は、私の母の姉だ。
私の母は嫁に出ており、叔母は、祖父の家名を継いでいる。
それなのに私の家が法事を取り仕切るのはオカシイ、と。

…その通り(笑)。オカシイのだ。
本来なら叔母の家が中心になってそれらを取り仕切るのが普通だろう。
しかし、祖父はそれをウチに預けてしまったのだ。
祖父も困った遺言を残してくれたものだが、そもそも件の従兄弟が、生前の祖父と仲を悪くしていたのだから仕方がない。

私は別に「法事というのは祖父の供養の為に行うものなのだから」、と思っているので、それを「誰が取り仕切る」、とかそういう 事には全く興味がない(苦笑)。
興味を持たなくてはいけないのかも知れないが、残念ながら私にはそういう回路が付いていない(笑)。

だから従兄弟の剣幕にはただただ驚いた。
怒っている、というよりは「恨んでいる」という感じがしたからだ。

従兄弟は明日の法事には出席しない、と言い始めた。
そんな私のウチが取り仕切る法事になんか出れるか、と。
私は混乱した。

「法事というのは祖父の供養の為に行うものなのだから」

…そうなのだ。私の中ではそうなのだ。
祖父だって自分の七回忌のために集まった孫たちが、こんな事でゴタゴタしている姿など見たくないはずだ。
祖父は私達が仲良くやっている姿を見たいはずなのだ。

「きれいごとだ」

従兄弟は私に対してそう言った。
悲しみを通り越して、怒りが一気に沸き上がってきた。

激しい口論になってしまった。

「まっ たくおまえのウチは…おまえは何も分かってない。ガキだ。ったく。これだから舞台の仕事なんかしてるヤツは…」

彼は私の実家の家族と、私の仕事の事を持ち出した。

瞬間、私のアタマに血が昇った。

従兄弟を睨み付けようとした。
……が、睨めなかった(笑)。

私 の実の弟が、彼に掴みかかっていたのだ(笑)。
弟は従兄の襟首をつかみ、その従兄をガンガンと壁にたたきつけている。
初めてこの席に来た、別の従兄弟のお嫁さんが、泣きながら私の弟を止める。

… 最悪のシチュエーションだ(苦笑)。

その後一応の「仲直り」をして店を出た私達。
明日はよろしくね、という感じでその場は解散を したはずだった。

が、件の従兄弟は、店での一件を叔母たちに連絡。

「そんな法事にオレはいかないからな」

と宣言をしていたらしい(苦笑)。

翌日(なんとかその従兄弟も顔を出したが)法事が済んでも、ゴタゴタは続いた。

私は東京に帰って来たが、実家の母か ら、毎日電話が来るようになった。
その件のおかげで、私の母と叔母はそうとう心を傷めているらしい。

まあ、仲のいい姉妹が喧嘩してしまったりしていないのが救いではあるが、
母からの電話によると、従兄弟は今後の法事を自分で取り仕切りたくて仕方がないらしい。

…まったく(苦笑)。
そんなにそうしたいのならば、そうすればいいだけの話だ(苦笑)。
誰も止めないし、誰も彼がそうする事に反対などしていないのだ(笑)。

とに かく疲れる親戚だ(苦笑)。
これが血縁かと思うと激しくめまいがしてくる(笑)。

カラダに同じ血が流れていても、考え方や感覚、価値観が まるで違うのだな、と再認識した。
それと同時に「恨み」というのは知らぬ間に買ってしまっているのだな、とも。
自分は何とも思っていない事であっても、向 こうにすれば大問題だったりするのだな、と。

血縁のゴタゴタ…。
外の世界の出来事だと思っていたので、かなりショックだ。
またブルーな酒が続きそうだ(苦笑)。
誕生日。
私の誕生日は2月4日。「立春」だ。節分の次の日だ。

ちょうど2月3日から4日に日付けが変わる頃、私はパソコンに向 かっていた。…というか、普段から、日付けが変わる頃にパソコンに向かっている事が、私の生活ではとても多い(笑)。

嬉しい事に、深夜0 時台にハッピーバースデイという内容のメールが4件届いた。
私にとってはまだ3日の延長にある時間だ。それでも、日付けが変わったほぼその瞬間に 連絡をくれるとは、なんともありがたい話だ。意識して狙っていないと、それはできない事だろう。

翌日、というか誕生日当日の日中。私は誕 生日だというのに財布を落としてしまった。
その財布は、実は昨年末にも私の懐から家出をした。よっぽど私の傍にいるのが嫌らしい。…が、すぐに出 てくるのも、この財布の可愛いところだ(笑)。年末は落とした当日に街行く人に拾われて警察に。今回も私の仕事をしている所まで、財布は届けられた。なぜ か中身はそのまま行方不明のままなのだが(泣)。

そんな冴えない誕生日のその日、私は仕事のため、帰宅するのが22時頃になった。仕事で 疲れて、なおかつ財布を落としたショックで気疲れしていた私だったのだが、家に帰って来て、驚いた。
自宅に、私の「Familly」の何人かが集 まっていたのだ(笑)。私の大好きなメンバーの笑顔、私の大好きなお酒が沢山ある(笑)。
聞いてみると、この催し(?)はすでに2週間ぐらい前か ら企画されていたらしい。この日は本当に内輪中の内輪というメンバーでの会ではあったのだが、それがまた逆に私には嬉しかった。

会の時の 事はまたいずれ書こうと思うが、まずは皆にお礼が言いたくて、この事だけを書かせてもらった。
みんな。ありがとう。
最高の誕生日パー ティーだった。

本当にありがとう。
『冬の考え事』

君へのこの想いは何だろう
冬の霧雨に包まれてふと考える

さっきまで僕に腕をからませてた君
僕 の腕に頬を寄せて
甘えた瞳で僕を見てたね

濡れたアスファルトを眺めながら
僕の心の中では
竪琴を持った詩人が歌い 出す

“トモダチってなんだろう”
“コイビトってなんだろう”

ひとつだけ気づいてる
僕にとって今の君は
失 くしたくない宝物
君と一緒にいると
童話の絵本にまぎれ込んだみたい

“「アイシテル」を超える”
“そんな「好き」 もあるらしい”

今度は手風琴を持ったピエロが笑い出す

右肩に君の温もりを思い出してる
寂しがり屋の独り言
細 かい雨に鎮められてる

冷たい風に運ばれて
オルゴールの歌が聞こえてる
宝箱を開いて君の瞳を思い出そう

精 霊達の楽団に連れられて
しがらみのないお伽の国で君と踊ろう

1995年
昨年の12月、とある芝居の稽古を見させてもらった後、そこのスタッフやキャスト(と言ってもスタッフは私の仲間『ファミリー』がメインだったのだが)に 食事に誘われた。
店に移動中、これまた、とあるメールが私に来た。飲み友だちでもあり同業者でもある女性からのメールだったが、その内容を要約す ると(笑)、

1.友人の一人が失恋して傷心中。
2.しかも失恋したのは今さっき(苦笑)。
3.放っておけないので彼女の 傍まできた。今、女二人で居る。
4.かなり我々と近い場所にいる。

という内容だ。
このメール、「4.」がなかなかのポイ ント(笑)。
我々(食事に向かっていた軍団)は彼女らに

「乱入すれば?こっちの席に。」

という連絡をした (笑)。
食事とは言っても、お酒の入っている席だ。女二人で自棄酒をしているよりは、こっちに混ざった方がよっぽど健康的(笑)。

店 に到着した我々が先に始めていると、それほど間を置かずに、件の女性二人が現れた。「失恋した」という彼女も、私が昨年知り合った女性で、何度かお酒も飲 んでいる間柄だ。

しかし、今回は現れた時から既に空気が違っていた。
言葉は悪いかもしれないが、その空気は「別れたてのほやほ や」。
痛々しい空気を出さないよう取り繕っても、その痛さが滲み出てくる。
私だけではなく、その場にいた私の仲間たちもその空気は読み 取ったらしい。

でも。
ここからが私が自分の仲間たちを誇れるところ。
傷心だからと言ってベタベタ、ちやほやしたりせず に、私の紹介する新しい「仲間」を、まるで大家族の我が家へ歓迎するように、その席へと暖かく招き入れた。
「誰かにしか分からない、通じない」と いうような話はなるべくさけて、皆が楽しめるような我々の失敗談などで、その場は盛り上がる。別の場所で飲んでいた仲間も緊急召集された(笑)。

若 いキャストたちは電車がある時間に早々に帰途についたが、我々の仲間内は誰も帰る気配を見せない。
皆、翌朝の仕事もあるというのに、いっこうにそ んな様子は見せない。

おそらく皆、こう思っているのだ。
「彼女(傷心の)が、帰る、というまでは自分からは帰らない。」
と。
店 を変え、本当に朝になるまで皆は彼女に付き合った。私が皆に「すまないな」という事を言っても、「何がですか?」「楽しいから居るんですよ」という返事。

最 高。


……実は昨日、その彼女に会った。
昨年のその日の事を私や仲間に詫びながら、と同時に、あの時の事を感謝してくれて いた。
だから私も言ってやった。

「何がですか?」
「楽しいから居たんですよ」

その時のメンバーに感謝し ているのは私も同じ。仲間…私の『ファミリー』を私はあの日以来、あらためて誇りに思っている。

だから傷心の彼女さん。
気にしな いでいいんですよ。
我々はそういうヤツらですから(笑)。
いつでもいいんだから、また遊びましょうね。