パソコン講座
パソコンの性能を測る上で、CPUの性能はとっても
重要です。
現在ではCPUの速度を測る上で重要なのがクロック数
(動作周波数)だけではなく、コア数と呼ばれる数値が
パソコンの性能の高さを測る基準になりつつあります。
データを一時的に保存して高速にアクセス出来るように
する2次キャッシュの容量も多ければ多いほど体感速度が
上がります。
また、メモリへのアクセス速度も重要となっています。
このようにCPUの性能を測る物差しが増えたため、CPUの性能
は測りにくくなってます。
そこで今回は使われ方を想定して、それぞれの場合に必要
なCPUの性能、および代表的なCPUの製品を取り上げて
みました。
◆インターネットやWebで使うCPU◆
ネットライフで最も多い使われ方はWebページの閲覧やEメール
などのインターネットですよね。
これらについてはそれほど負荷が大きくないので、基本的には
どのようなCPUでも問題ないです。
Intel社のCeleron(セレロン)
AMD社のSempron(センプロン)
というCPUで問題ないでしょう。
注
ネットブックで多く採用されている、Intel社のAtomプロセッサ等の
超省電力CPUではクロック数や2次キャッシュなどの性能が低く、
YouTubeやニコニコ動画などのWeb動画に使われるFlash(フラッシュ)
動画を再生すると処理能力が追いつかない場合があるらしいので
注意が必要です。
◆複数のウィンドウを立ち上げて複数のページを
同時に見る場合◆
デュアルコアCPUを採用したパソコンを使うと、より快適に作業ができます。
Intel社のPentium Dual Core(ペンティアムデュアルコア)
AMD社のAthlon X2(アスロンエックスツー)
などのCPUがおすすめです。
◆写真編集、画像加工(フォトショップエレメンツ)◆
フォトレタッチ、画像加工などはパソコンの性能を必要とする作業です。
そのため、CPUにも高い性能が求められます。
性能の目安としてはクロック数の高さはもちろんですが、画像処理の負荷
に耐えるデュアルコアCPUを採用したパソコンを選びましょう。
Intel社の Pentium Dual Core
Core 2 Duo(コアツーデュオ)
AMD社のAthlon X2(アスロンエックスツー)
などのデュアルコアCPUならば、写真加工でも快適に作業ができます。
◆Photoshop CS4などのプロ用の写真編集ソフト◆
より多くの処理能力を必要とします。
その場合には4つのコアを搭載したクアッドコアCPUを採用したパソコンを
選びましょう。
Intel社のCore 2 Quad(コアツークアッド)
Core i7、もしくはAMD社のPhenom (フェノム)
などを選びましょう。
◆動画編集◆
U動画編集はパソコンの性能を最も必要とする作業です。
動画のデータは非常に大きい事が理由の一つとして挙げられます。
CPUが大きなデータを処理するためには、メモリへのアクセス速度が重要に
なります。その目安として、DDR3という今最も速度の速いメモリが扱えるか
どうかがポイントになります。
このメモリを使うには、最低でも
Intel社のCore2 Duo
AMD社のAthlon X2
などのデュアルコアCPUが必要になります。
しかしこれらでは処理速度が不足する可能性が有るため
Intel社のCore 2 QuadやCore i7
AMD社のPhenom
などを搭載したクアッドコアCPUを採用したパソコン選ぶと、快適に作業が
できますよ。
Beplus