問題発生!?

こんにちは!こんばんは!ネイリストこびです!

今日は前回から引き続き資料請求したあとの当時の私についてです。

何かを始めたい!と思った時に出てくる障害って何ですか?お金?時間?

自分の気持ちを大切にできるように生きれたら、良いですよね。


思い立ったが吉日。

その精神で生きてきたから、転職回数がそこそこあるのでしょうね。

後悔はしていませんが。


では、好きな事への行動力が異常なオタクの資料請求とスクール見学とスクール入校を書きたいと思います。

 


「なら自分で描けばいい」

 


そう思った私は、手に職であるネイリストになるのが今の私にとってベストな答えだと考えました。

ネイリストになるには、と検索すると国家資格ではなく民間の資格があるが無くてもなれる仕事であり、仕事内容はセンスと努力だと知りました。

普通の会社員である私が、未経験でいきなりネイリストとして雇ってもらうのは、どう考えても無理があるのだろう。

ということで、実務経験が無いなら基礎を学べる資格を取るのか手っ取り早いし、資格を取得できれば自信に繋がる!という事で、定期が使える範囲で行けるネイルスクールを手当り次第資料請求し、見比べることにしたのです。

 


そこで思った事は1つ。

 


「ネイルスクール、た、高いやんけ……!」

 


有名なネイルスクールで、働きながら通えるタイプだと50万から80万くらいだった気がします。

一人暮らしをし奨学金の支払いを抱えていた私は一気に現実に引き戻されました。

ここで私は1度立ち止まり己を振り返ります。

 

「お前、何事も中途半端だったじゃないか」

 

思い返せば途中で辞めた習い事の数々。


 


仕事を2年とかで変えてるよな?

出来るのか?辞めないのか?

続けられるのか?

そもそもネイリストになれるのか?

才能あるのか?

ネイリストの仕事甘く見てるんじゃないのか?

資格取ったとして30になるネイリストって雇って貰えるのか?

ローンにしたとしてネイリストになると給料下がるよな。生活出来るのか?

技術職だぞ、厳しい世界だ。

接客もするんだぞ?陰キャコミュ障で大丈夫?



とまあ、基本マイナス思考も装備してるので、ぐるぐると半年ほど悩みました。

そう、少し大人になったので思い立ったが吉日!で即断即決はちょっとブレーキかけたんですね。

 


でも、この時既にネイルのことしか考えられなくなっていたのと、自分の精神状態的にこの会社で働くのは頑張っても1年が限界だと思ったのです。

 


なら、やってみてもいいのではなかろうか。

 


それが私の下した決断でした。

もっと探せば私でも払えるネイルスクールがあるかもしれない。

こんなにも熱い思いあるのにも関わらず、やらなかったら後で絶対に後悔すると思ったのです。

 


やってみて、ダメなら辞めよう。

気持ちの整理もできるだろうし、それから転職活動したらいい。

 


そう思って調べ直し、新宿にあるCin-Cia Nail Academyのスクール見学を予約しました。

ここに見学を決めた理由は私が通える条件があり、なおかつ1番安かったから。

何せ払える額に限度のある身分ですので、やはり価格が大切だったのです。

 


ことの時の私は精神状態があまり良くなかったので、スクールからの折り返し電話にビビり散らかしていたことを覚えています。

「え、あ、あの、あ……」とカオナシのように挙動不審で電話に出た私に、優しく丁寧にしてくれた先生のことは今でも覚えています。

 


いざスクール見学の日、先生にお会いして衝撃を受けます。

 


「め、めっちゃ美人やん!!!!」

 


え、美し過ぎてビビる。

お話してるとめっちゃいい匂いする。

ほそーい!お人形さん見たーい!

しかもハキハキしてて魅力的~!!

はわぁぁぁ~!!!

私、めっちゃキモイオタクみたいに喋ってる~!!引かれちゃうよ~!!

 

 

 

気が付いたら契約してた。

 

 

 

まるで詐欺にあった人の証言のようですが、これが私に取って最善の結果に繋がる出会いです。

 


この時の私は、美人と会話できていることに歓喜し何故か強気になっていたので「やっぱり通うからには全部の資格取れるコースがいいですね!」とか言っていたのでそのコースを契約。

おいおい、ダメなら辞めるとか言ってたくせにバチバチにやる気じゃねぇか。

でも、この決断も最適だったのです。

 


決まれば話は早いので、あれよあれよと事は進みスクール初日。

資格取得に必要な道具が一式詰まったセットをいただき、説明を受け簡単なケアを習っていた時に重要なことを言われるのです。

 


「試験や練習に付き合ってくれるハンドモデルさんを探してね

 


ハンド、モデル……さん?

 


ここでハッとします!

 


そうだ!ネットに書いてあったやん!

試験にも練習にも人間の手を借りる必要があるって!

 

当時は試験にハンドモデルさんと同伴で挑むことになっていたので、練習にも試験にも必ず必要になるのがハンドモデルさんです。

(※現在の試験にはハンドくんというリアルな協会が指定する手の人形で受験します)

 


自分の手である程度練習してからハンドモデルさん呼んだ方がいいよ!と先生はにこやかに教えてくださりました。

そしてもし頼める方ががいないから、こちらで準備する事もできるよーとも。

優しいね。先生。好き。

 


ハンドモデルさんを肉親以外に頼む場合、謝礼を払うのが一般的です。

目安としては交通費+時給+ケア用品、試験会場が遠い場合は前泊するのでその宿泊費を負担する言った感じです。

人にお願いする言うことは、想像以上にお金がかかります。

ここで、問題が発生しました。

 


 社会人になった私は、リアルな友達が少なかった。


 

このようなことを頼める友達が、いない!!


あー……つんだわ。とウキウキで参加したスクール初日の帰り道、新宿西口ら辺のベンチで空を見上げていました。

マジで陰キャコミュ障乙ー…………友達いなくても寂しくないタイプはこう言う時に困るんだわ。

何時もはネットで会話してるから友達いる気がしてたわ………………ネット?

 


助けて!Twitter(現在のX)!!!

 


という事で、使用歴も長く自サイトの閲覧数も多かったのにTwitterでは二次創作について更新したくらいしか呟かず、普段は推しへの愛と日常の愚痴しか言わないのでフォロワーが少ないアカウントを、ずっとフォローしてくれていた神がかって優しいフォロワーに私は助けを求めたのです。(※ここの辺で私の人間力の無さが露見している)

 


「ネイルの資格取る事にしたので、ハンドモデルさんを探してしています。拡散していただけますと幸いです」的な感じで条件を記載した画像を添付し、祈る気持ちで投げました。

 


するとなんと言うことでしょう……!

 


優しい方リツイートしてくださってそれを見た方がその条件で大丈夫ですよ。と連絡をくれたのです。

優しさの連鎖~!

その中で1番最初に連絡を下さった方と、順調に話がまとまりました。

 


この方がマジで天使だった。

私の1億倍人間できてる方で

 


「電車代も定期の範囲内だからいらないですし、夢を追いかける方の手助けをしたいので謝礼も結構です。むしろタダでネイルケアしてもらえるなんてラッキーって感じです」

 


と仰ってくださったのです。

 


これは物凄くレアで、大変ありがたいことです。

赤の他人の方で、ここまで好条件でハンドモデルをしてくださる方はなかなか居ません。

ハンドモデルは友人間でお願いしても何かしら問題が起きるくらいなので、この条件は破格すぎる!!

試験本番は丸1日潰してしまうので、心ばかりの謝礼と交通費をお支払いさせて頂くのと、流石に申し訳なくて練習が長い日のお昼代と飲み物代を出させていただきましたが、天使すぎん??

 


こんなクソ陰キャクズオタクに、ここまで心を砕いてくれる天使みたいなハンドモデルさんが舞い降りるなんて、これは私にネイルの資格を取れというお告げでしかない。

そう勝手に確信し、私の人生に平日は仕事、土日にネイルスクルーに通うという新しいルーティーンが加わったのです。

 


こうして天使を味方につけた私は、覚悟を決めて練習と試験に挑むことになります。

 


次回、29歳夢女、ネイリストを目指す~3級・2級試験編~

 


大人になってからできるお友達の貴重さよ……