昔のボスと久しぶりに電話でお話。

起業した事、ちゃんとご報告してないままだったボスです。

「で、最近ナニやってんの?」

と聞かれたので

来たな叫び と思いました。

ちゃんと報告しないといけない、と思いながら
日常にばたばたしていたのに加え、
大してご報告できるほどにもなっていない自分を省みて
起業したご報告を延ばし延ばしにしていたワタシ。

「自分でビジネスを・・・・」

と蚊の鳴くような声で言いながら、

「いやーでもまだそんなしっかり報告できるような・・・あせる

とたたみかけるようにうだうだ受話器越しでつぶやいてみた。

日頃はかわいげないほど強気を地で行くワタシも、
かつてのボスにはめっぽう弱い。

というのも、彼らがどんなにデキる人であるか、
自分がしっかりビジネスを学び、起業をしてから
痛切に感じ入るようになったからだね。

卑屈になっている気は一切ないものの、
さすがにそんなスゴい方に起業しました!と豪語できるほど
まだワタシの足元は固まっていないのダ。

ひよっこヒヨコ

そんなワタシの気持ちとは裏腹に、その元ボスはすぐにこうおっしゃった。

「いいじゃない!まずはやってみる事よ。何事もやってみる事よ!!」

何だか元ボスの声はとてもうれしそうだった。

ビジネスの厳しさを今でも日々痛感しているであろう
大企業の役員として第一線で活躍するその方の言葉には
重みと深みがあった気がした。

軽々しく言ってるわけじゃないのはすぐに分かった。

ビジネスの厳しさを熟知しているその人は、きっと同時に
ビジネスの面白さ、醍醐味も熟知してる。

そんな人が、ワタシの今の果敢なチャレンジに
両手を上げて応援して下さってる。

ワタシがかつて従事した上司たちは、みんなタイプはばらばらだけど、
何かをしようというワタシに対して誰一人反対する人はいない。

その背景には彼らにある行動力、決断力がある。

ワタシに何かを言う事は簡単で、
アドバイスなんていくらでもできる人達。

それでも、みんな、ワタシの意思や決断や試行錯誤の過程を
まずは全面的に受け入れ、見守ってくれる。

どの上司も、自分自身がそうやって決断し、考え、悩みながら
今のポジション、キャリアを築き上げてきたんだと思う。

とにかくやってみなさい。

このスタンスが、全ての上司に共通している事を
改めて感じて、何だか大きな力を得た気がする。

そしてワタシは、本当に何か助けが必要になった時
まっさきに彼らに会いたいと思うんだと思った。


・・・的なものがあるなんて知らなかった。

日本で理系の大学院を卒業し、アメリカでも研究をしていた経験のある友達が
この度「技術経営のビジネススクールに行き始めた~」と。

ナニソレ?

と聞いたら「簡単にいえば理系のMBAみたいなもんだよ」 と。
そりゃーほんとに簡単に言ったね・・・。

詳細は今度ゆーっくり説明するからちょっと待っとけ。

という事なのでおとなしく待機中なのでありますが。


それにしても向学心あるねアップ
感心だ。

仕事も忙しそうなのに、これでもかっつーくらい学び続けるあの姿は
やっぱり研究者サーチって気がしてしまうのだけど、

そんな彼もここ最近の興味の矛先は俄然ビジネスであり、
それゆえの今回の進学(?)なのだ。

理系(医学系)の知識・経験があってビジネスの要素が加わったら
すごいんちゃうの?

ま、何はともあれ。

ワタシが通ったふつーのMBAの出願について、
「理系出身でも大丈夫ですか?」と質問を受ける事がありますが、
大丈夫です。

他の大学院のコースと違って、MBAは必ずしも経営学部出身者だけに
出願資格を与えているわけではなく、むしろ特に海外のビジネススクールは
様々なバックグラウンドの人が一緒に学ぶ事に価値を置いているので
学位を取得した分野は問いません。

ちなみに、ワタシのMBAのクラスメイトには 元教師学校 って人もいたほどです。
ばりばりの理系出身者っていう人はいなかったけど、
経営学部出身者もそんなに多いわけではなかった気がします。

経済学部出身、文学部出身、法学部出身、コンピューターサイエンス学部出身(←よくわからんが)。
とにかく学歴は多種多様でしたよ。

そんな海外MBAの多様性を経験したワタシですが、
今は日本国内の理系MBA?で学ぶ彼からの情報を楽しみにしているところであります。




昨日、起業家の先輩である友達に会ってきました。

ワタシより1つ年上のその彼と最初に出会ったのは
ワタシが25歳、彼が26歳の時だったと思います。

当時秘書としての本格的なキャリアを歩み始めていたワタシは
すっかり仕事の面白さにはまり、やりがいこそ感じてはいたものの
起業だなんて考えた事もなければ興味もなかったとです。

一方彼はその頃から起業を本気で目指していました。
会うたびに熱くビジネスについて語るその子の話を
最初はすごいなぁ~とかおもしろいなぁ~とか
感心しきりで聞いていたワタシも、

当時は大して起業にも経営にも強い関心がなかったゆえ、
正直なところ、時が経つにつれだんだん
暑苦しいなぁ~汗と思い始めるようになっており。

なんだろ、耳元でずっと松岡修造が・・・みたいな感じ。
間違ってないしいい人なんだけど、ちょいオモいウザいアチーみたいな。


彼が28歳になった時、会社設立のお知らせが届いた。
その時もまだ起業への興味などゼロだったワタシでしたが、
「ほんとにやったんだぁ」 と思ったのを覚えています。

その1年後、年賀状に「おかげさまで初年度を黒字で終えました」
と書かれていたのを見て「すごいなぁ」と心から思ったのも覚えています。


あれから数年。

まさか自分が彼と同じ起業の道を歩むようになるとはね。


起業した、と言ってもふらりと留学に行ってしまったり
帰国後も半年ほどはなんだか地に足のつかないような生活だったので
ワタシが起業の活動を本格的にスタートさせたのはここ数カ月と言ってもよく、

その間、不思議な事に、というかちょっと申し訳ない事に、
その起業家の先輩である彼の事を思い出す事はほとんどなかった。

それが突然ちょっと前、何かひらめいたようにはっと彼の事を思い出した。
というか、何か今絶対会わなきゃいけないような気がしたのよね。

さっそくメール。

「ごぶさたしてますー」

というワタシのメッセージに

「何言ってんの?いつもの事やん」

と。 

で、再会の日はすぐに決まった。

数年ぶりに会った彼は、もう起業7年目を迎えていました。
ワタシが最後に会った時よりもおっきくなってるだろうとは思っていたものの、
実際会ってみた感想は

えらい事になっとるで。

いや~ワタシの想像など遥かに超えた
とてつもなく高いレベルに彼は行ってた。
正確には、行ってしまっていた。という感じだ。

もちろん昔と同じようにバカ話もして対等に笑い合える仲だけど、
明らかに、そこには昔にはなかった大きな差が存在しているように
思えてならなかった数時間。少なくともワタシには。

正直ね、撃たれた感じがした。そのくらいのショックを受けた。
もっと言ってしまえば、ちょっと、凹んだ

駆け出しも駆け出しのワタシが、起業7年目の彼と比べる事自体
お門違いだって事はわかっとります。

それでも、彼のあの姿はワタシにはまぶしすぎるほどでした。

いっぱい利益をあげてるとか
会社が大きくなってるとか

そういう事じゃなく。

いや、むしろそういう事だったら何一つ凹む事はなかったと思うとです。

何に衝撃を受けたかというと、
彼は美しいまでに自分の発想やあるいはビジョンや理念を
現実の社会に、ビジネスに、人々の生活の中に
落とし込んでいる という点。

それもひとつやふたつじゃない。
今稼働中のプロジェクトは15個だって。

寝る暇もないんぢゃないの?

というワタシに、彼は毎日最低8時間は寝る。と言いきった。

そうじゃないといい発想なんて浮かばない。
オレの役割はそういう発想やアイディアを生み出す事しかないからね~
だって。

いやいやあなた、発想した上にしっかりそれを形にして動かしてんぢゃん。

と思ったけど。


ぐぅの音も出ない。
ワタシと言えば毎日楽しみながらも、仕事に明け暮れ
毎日8時間睡眠どころか今週8時間寝たっけ?みたいな状態だったりする。

そんなんで、他の人にはないユニークさやオリジナリティなんて出るわけはない。
出たところで、他の人にはないくっきりはっきりとした目の下のクマ叫びくらいだ。

まだまだスタートしたてなのだから・・・という自分への慰めも、あの日は
一切役に立たなかったよ。

仕事の種類や規模やスケールなんかじゃなく、
抽象的な事を具体的にどんぴしゃで落とし込む事を可能にする
彼のあの行動力、ネットワーク、組織力、
そんなものがとってもうらやましかった。

すっごく刺激を受けた。
でも同時に、よく分からない疲労感もあった。

またすぐにでも会いたいと思ったし、
もうしばらくは会わずにおこうとも思った。

起業家のタマゴの心境は複雑ダ。

その子と会った直後に会った仕事のパートナーに
「そこまでうたれてる姿を見るのも珍しいw」と言われた。

確かに。ここ最近なかなかなかったこの感じ。

いや、でも、決してネガティブなものではないのだよ。
すごくうまく言えないけど、
ポジティブなものを300%くらい含みながらも
まだポジティブに脱皮しきれてないような、そんな感覚だった。

いつかきっと、あの日のそんな複雑ないろんな思いが、
そのポジティブ度300%の本領を発揮してくれる事を祈る。


家に帰ったら
常にチャレンジし続けてる姿に感動しました。
というメールがその起業家の先輩から届いていました。

こういう言葉をああいう人から言われるのは
とてつもなく嬉しい。

次に彼に会う時は、こないだよりは少しでも成長していられるように。
そう思いながらまた地道な新人の道を歩みだした次第です。





イギリスから、先月新たなスタートを切った
ほやほやのMBA新入生キラキラからメールが届きました。

想像通り、はじまったよ~ なんていうまだまだお気楽モードのあった
前回のメールから一転、すでにハードなコースワークに
ひーひー言ってる様子が・・・・

まず、

英語の壁は思っていたより高いっす

というコメントが。

コース開始から1ヵ月が終了し、どうにかこうにか・・・・というトコロ
という何とも生々しい意見もある中、

すでに

リーダーシップの授業で1,500ワードのエッセイ
戦略論で2,500ワードのエッセイ

の課題が出ているほか

グループでのコースワークも1本

あるんだそうで。

このスピード感、1年間のイギリスMBAならどこの学校も一緒なのね。

ワタシも最初の課題(2,000ワードエッセイ)は10月に出て、

「大変だわぁ~」

なんて言ってる隙にその他2つの科目で立て続けに

3,000ワードと2,500ワードのエッセイが容赦なく出されて、

入学直後の浮かれモードなんて吹っ飛んだのを思い出す。

日本の大学と違って、むこうの大学はとにかく書かせる。

驚くのは、イギリス人やインド人や一部のアフリカ人のように、
喋る英語を難なく操る学生であっても、

書く となると話は別だという事ね。

しっかり訓練されてないと大学や大学院のエッセイで通用するエーゴは
ネイティブであっても書けんあせる って事です。

んな事言ったら日本人なんてどーなんのよぉ

と思いそうなところですが、
スピーキングではどう頑張っても太刀打ちできない日本人も、
ライティングであれば努力次第でネイティブに負けないほどの
結果を出す事が出来ます。

そこがオモシロイとこやね。

プレゼンで頑張ってもたかが知れてる日本人をはじめとした
ノンネイティブの最大の頼りはライティング力。

逆を言えば、これがないと相当ハード。

留学したいという人は、とにもかくにもエッセイや論文を書ける力を
つけとく事が必須です。

よくMBAに入る前にファイナンスをやっておいた方がいいとか
統計は予習必須とか聞くけど、
そういうメインの科目はコースに入ってからみっちり学ぼうよ。
とワタシは思ふ。

そもそもその勉強の為に行くのだからね。

でも、英語はそうはいかんとよ。
コース始まってから英語をやっとる暇はなかとよ。

ライティングの力をつける為の勉強は
いくらやってもやりすぎる事はないでしょう。

書けたもん勝ちメモ

海外の大学ではそんな場面に頻繁に直面します。

日本人だから英語が何よりのハンデになる、と悲観する必要なんて
実はナイのです。喋ってダメなら書いてやれ!!






20代の頃は秘書として都内の外資系企業を転々としたワタシですが、
かつてのボスとはいまだにお付き合いを続けさせて頂いています。

ワタシにとって初めてのボスは新卒で就職した会社の社長であり、
ワタシにとってはビジネスの師匠とも呼ぶべき偉大な存在。

のろのろと起業の道を歩んでいる今では、勝手に「顧問」と呼んで
月に一度はあれこれお話を伺いながら様々なビジネスの教えを仰いでおります。

そしてワタシにとって最後のボスになる方は女性。
目を見張るようなキャリアの道を歩んできた彼女は、年齢からは想像できないような
パワフルさで今なお大手外資系企業の役員として第一線で活躍中。

まあ、今日こんなかつてのボスの話をしようと思ったのは、
昨日ちょうどちょっとした事でその最後のボス(♀)から電話をもらったから。

デキル女度200%宝石白 の彼女に秘書として仕えていた当時、
ワタシは懲りもせず毎日緊張感が消える事はなかった。

この人以外ワタシが秘書としてついたボスは全員男性だったけど、
どんなボスよりこの女性ボスから怒られるのが一番怖かった爆弾わけで。

いや~ トラウマだね。

ワタシの退職からはもう何年も経っていて、それ以来
プライベートで穏やかな交流を持たせてもらってるその女性ボスなのに、
やっぱり突然の電話には体が硬直

お互い仕事上の関係ではなくなったとはいえ、いつまでたったも
ボス&秘書のカンケーってのは変わらないものねぇと苦笑いしてしまった次第です。

そういえばこの女性ボスも、ビジネスの師匠である最初のボスも、
お2人ともMBAホルダー。

同じMBAホルダーと言ってもワタシのとは雲泥の差があるほど
お2人はいわゆるトップ校を優秀な成績で卒業されたエリートですが、
それでも、まさか数年後、ワタシがMBAを取りに海を渡るなど
当時のボス達は想像もしてなかっただろうなぁわんわん と思ったりしました。

ワタシがMBA留学を決めた時、お2人にはそれぞれ報告をしていたのですが、
その時、どちらも えーやめとけばー なんて事はおっしゃらなかったものの
かといって いい決断だ! なんて事もおっしゃらなかった。

ただ、がんばってきなさい、とだけおっしゃって、それ以上は何も言われなかった。

それは2人に共通してたんだな。

留学中、コースが始まって数か月が経った頃、
あまりの大変さに愕然とした時があって、

その時初めて実感として「コ・・・コレか・・・」と思ったのは
今でもよく覚えているとです。

MBAが大変だ という事はよく分かっていたつもりだったけど、
実感として何がどうどのくらい大変か、わかってなかったんだね。

でもあの時初めて、あ、これがMBAの大変さなのか。
とがっつり身にしみて分かった気がしたんす。

で、その時同時に分かった気がする。

かつてのボス2人共が、これからMBAを経験しようとしていたワタシに
特に何も言わなかった意味がね。

MBAに行こうかどうしようか、ワタシが悩んでいたのなら
色々アドバイスはくれていたのかも知れない。

でも、もう行く事が決まっていたワタシに、彼らがあえて何も言わなかったのは、
あの大変さは言葉で表現できるものではなく、
ひとりひとりが心とカラダでがっつり感じるしかないものだ
という事を100も承知だったから じゃないかと思う。

留学中も留学を終えてからも、大変さと同時に、
表現しきれないような喜びや楽しさも味わった。

そしてそんなものも、人それぞれ心とカラダでがっつり実感するべきものだと
いう事も、ボス達は知ってたんだろうな。

もちろん行き先なんかによっても全く変わってくるものはいっぱいあるけど、
MBAはああだよ、こうだよ、みたいな一般論はいくらだって言えるはず。

それをあえて何も言わず、黙ってワタシを
送り出してくれた彼らの思いの深さを感じ取ったりするわけです。

確かに言葉に表現できるものはほんとに限られてる。

自分が同じ経験をして、今なら当時の彼らの思いが少しは分かるように
なった気がしています。