110年ほど前に製造された蓄音機の回転に不具合が出たことをきっかけに、修復の作業をしています。

古い蓄音機修理:筐体ワックスかけと駆動部調整

 

VICTROLA蓄音機 VICTOR TALKING MACHINE CO.

 

汚れた筐体にワックスをかけました。

家具用ワックススプレーで蓄音機を磨く

 

下半分がワックスをかけて磨いた部分です。

蓄音機 筐体 ワックス磨き

 

蓄音機筐体のワックス掛け箇所

 

 

 

 

木ネジのゆるくなったところを修復しました。

古い蓄音機の補修、筐体と金属部品

 

蓄音機 修復 木ネジ fixes

 

蓄音機 ネジ穴の補修

 

蓄音機修理、ネジ締め作業

 

蓄音機部品のネジ穴と金属プレート

 

 

 

ヴィクトロラ蓄音機筐体ワックスがけと修理

 

蓄音機修理:木ネジと隙間接着

 

 

 

 

継ぎ目に、すきまができています。

蓄音機修復:筐体、継ぎ目、駆動部

木工ボンドです。

蓄音機修復:接着作業の様子

 

自在クランプで締め付け、接着しました。

蓄音機修理、木工ボンドで接着、クランプ使用

 

 

 

 

駆動部は、パーツクリーナーで古くなったグリスなどの汚れを落としました。

蓄音機駆動部とパーツクリーナー

 

蓄音機修理: パーツクリーナーとシリコンスプレー

 

 

 

 

当初の目的だった駆動部への注油にあたっては、この本を参考にしました。

蓄音機修理ガイド「The Compleat Talking Machine」

 

回転軸にはミシン油を一滴落としました。ピンク色の矢印の下です。

蓄音機修理:回転軸にミシン油を注油

グリスではなくシリコンスプレーを推奨するということのようだったので、歯車にグリスを吹き付けるのは中止して、ごく軽くシリコンを吹き付けました。黄色の矢印です。

蓄音機駆動部、注油箇所と歯車

 

以前から回転しているときにたまにゴトゴト鳴るときがあり、なぜだろうかと思っていましたが、ゼンマイバネが入っている筒のなかのグリスが古くなって固着してしまっているためのようです。

 

さらに分解したいところですが、下の図のようなことをするのはなんだか危険を伴いそうだし、もとどおりに戻せなくなってしまいそうでもあったのでやめました。

蓄音機ゼンマイバネの取り外しと交換

 

 

この本は巻末に付録があり、正確に78回転の回転数を得るための図(ストロボスコープ)や用語集などが出ているなどたいへん懇切丁寧な解説本です。

といって、ほとんど絵しかわかりません。

ストロボスコープの図と説明