初めまして。紫月(しづき)と申します。
ブログを読んで下さりありがとうございます。
みなさんは、「過敏性腸症候群ガス型」をご存知でしょうか。
世間では認知度が低い病気です。
過敏性腸症候群便秘型、下痢型、ガス型と3種類あり、私はガス型にかかっています。病気に順位をつけるのはよろしくないのですが、ガス型は本当に難しい病気です。
ガス型を説明します。
・人がたくさんいるところ(バス、電車)に乗るだけで、ガスが何度も出ます。
・隣、または背後に人がいても出ます。
・椅子に座っていて、密室でも出ます。
・リラックスできるところ(誰も人がいないとき、家など)は、不思議と出ません。
上記は全て、私が経験してきたものです。
「さすがにそれはないでしょ」「ガスは人間誰でもでるものだから気にしなくていいよ」と思う方も、中にはいると思います。これらはおなか一杯になるぐらい聞いてきた言葉たちです。
たしかにそうです。ガスは誰でもでます。
しかし、「自分の意思とは関係なくガスが出て、自分では止められない場合」はどうでしょうか?この問いを鼻で笑う方もいますが、これがガス型を患っている人の「現実」です。
数年前にガス型になり、たくさんの人から心ない言葉を聞いてきました。
精神科、内科、消化器科、と転々と病院を回ってきて担当医から聞いた言葉は全て同じ内容でした。
「気のせいだよ。臭っていないから、そこまで不安になることないよ」
自分でガスをコントロールできず、人がたくさんいるところでは我慢できずに腹部が膨張しそのまま出てしまうのを治したくて受診しましたが、とてもやるせない気持ちになりました。お薬をいただき飲んでいましたが、よくなることはありませんでした。
普通の人と同じ生活ができないのが辛いです。
友達と食事に行ってもガスが出てしまい、申し訳ない気持ちになります。
誰かと食事をするのが怖くて、外食もままならない状態です。
と、数年であったことを簡単に説明しました。
人生を損しているとわかっています。病気を打ち明けていない人たちには、「とても臭い人」と思われているのは確実です。ガスが出て臭いことを、いろいろな角度から例えた言葉を両手では数えきれないほど聞いてきました。
「臭い人が来た」と指をさし笑ったり、「さすがに無理でしょ」と高らかに周囲と笑う人たちの心が正直わかりません。
数年間で味わった屈辱を少しでも晴らすべく、自分の力で治していきたいと思います。
長くなってしまいましたが、ここまで読んで下さりありがとうございました。