積雪期登山の革命的なギア

 

Snow Plak Approach
スノープラック アプローチ

 

昨年から日本でも正規の取り扱いが始まった、フランスを本国とするSnow Plak

本日はこちらを紹介します。

 

 

 

↑因みに動画のショベルは

Climbing technology AGILE

 

 

ピッケル+ショベル、

ワカン+アイゼン、

全てが2つで1つにすることで軽量にまとめてみたってやつ。

 

 

さて、本題の“Snow Plak”

 

『スノープラックはクランポンと組み合わせて使用するよう設計されている』。

 

アイゼン無しの単体では使用不可です。

 

 

 

 

アイゼンはチェーン以外であれば、コバ付き無し何でもOK。

 

僕はこれを使ってます。

 

PETZL LEOPARD FL
ペツル レオパード FL

 

10本爪の片足180g、アルプス以外だったらこれしか無いっしょ!

 

 

 

 

 

 

Snow Plak の魅力は、何といってもこの軽さ。

 

スノーシューが必要とされる山行では、必ずアイゼンも持っている。


スノーシューとアイゼン、その2つで重量は余裕で2kg超え。

しかしこの Snow Plak は片足で約330g、ペツルのレオパード FLとの組み合わせならば、両足で1kgほど。

 

なんと半分以下!!

 

 

 

 

 

 

 

装着はとても簡単。

 

事前にご自身のシューズのサイズに合わせて、予め金具を調整しておいてください。

 

後は、上写真の前側プレートをシューズとアイゼンの間に差し込んで、ベルトをバインディングに共締めして留めればOK。

 

超簡単です!

 

 

 

 

 

浮力について。

 

 

 

 

MSRのスノーシューほどの浮力はありませんが、この下側に湾曲した形状がかなり良い!

 

ワカンと比べ雪を押さえるフレームの面積がかなり広く、ワカンよりは十分な浮力がある。

 

 

 

 

 

またスノーシューと比較して全長がかなり短かいため、取り回ししやすいのが魅力。

 

 

 

 

とにかく軽いので、これまでのスノーシューとはケタ違いに軽快に動ける。

 

 

 

 

グリップ力について。

 

 

 

 

スノープラックはクランポンと組み合わせて使用するよう設計されているため、両方の爪がくい込みます。

 

 

 

 

ワカンの場合、アイゼン併用時はワカンを裏返し爪を上向きにし、アイゼンの爪だけでグリップしますが、こちらはアイゼンの爪と本体の歯も合わせて雪面に食い込むため、高いグリップ力を発揮します。

 

 

 

 

本来はスキーの滑降点やアイスクライミングなどの場所までの移動に使うことを想定してますが、一般の登山でも十分活躍します。

 


 

 

そして、このスノープラックの何が気に入ったかというとこれですよ。

 

通常は状況に合わせてクランポンとスノーシューを使い分けます。

 

その度に付け替えしないとなりません。

 

 

 

 

でも、これなら本体を外せばクランポン、付け替えの必要がないのです。

 

もちろん外す手間はありますが、付け替えることに比べたらかなりスピーディー。

 

 

 

 

 

 

下山時も、フワフワ~と行って

 

 

 

 

本体外してサクサクッーと。

 

 

 

 

道具は重量だけで選んでしまえば失敗することもあります。

最初から使うと分っている、行動始めから必要、そんなときならMSRが間違いない。

 

でも、ペアで2kg近いスノーシュー、持って行ったけど結局使わなかった。

また、使うかどうか分からない、そんなときでもこのスノープラックだと負担をかなり軽減できる!

 

 

 

 

また、スノーシュー無くても歩けるっしょ、ってな時でも手軽に持ち運びができ、サッと取り付ければ、ツボ足よりもかなり楽に歩けますよっ!

 

 

 

 

 

 

スノーシューよりも機動力が高く、輪かんよりも登攀力に優れた新タイプのスノーギア。

 

日本の雪山における必殺技 “アイゼンワカン”の機動力をさらに強化したのがSnowPlak。

積雪期登山の革命的なギア。

 

是非ご検討下さい。

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メーカーの動画を見れば、この道具の素晴らしさが解ります。

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