これから寒くなっても、ハンモックを縦走時の宿泊ギアとして使われる方へのご提案。

 

 

 

 

 

と、その前に個人的にハンモックを2つ新調した。

 

ブッシュメンのウルトラライトと、コクーンのウルトラライト。

 

これまで愛用してるのはENOやカモックなど沢山持ってるけど、よく使ってるのはEXPEDのトラベルハンモックとライトの2つ。

 

どちらもシングルサイズ。

 

シングルに対して、狭いとかなど全く不満はなかったけど、ちょっと大きめサイズも使ってみようかと。

 

 

 

 

Cocoon Ultralight Hammock
コクーン ウルトラライト ハンモック は、サイズ:325cm×148cm とかなりデカイ。

 

また上部にリッジラインが付属されているため、いつ、どこに張っても同じ張り具合、自動的に最適な角度になるという、とても使いやすいハンモック。

でもリッジラインがあると、結構高い位置にストラップを付けないと最適な位置にならないから、私はラインは外してます。

寝るだけだったらリッジラインがあったほうが良いっですが、地面すれすれにソファーのように使うなら無いほうが良いです。

まあ、好みもあるかと思いますので、いろいろ試されてみてください。

ラインは現場でも簡単に外せます。

 

付属品:ハイテクUHMW-PEコードリッジライン、12KNカラビナ2個
重量:本体重量240 g(カラビナ1個20gx2)
収納袋、リッジライン、カラビナロープ全てを含めた合計重量実測278g

 

シルキータッチでサラりとした気持ち良い素材。

 

 

 

 

 

BUSHMEN travel gear Hammock ULTRALIGHT
ブッシュメン ハンモック ウルトラライト
(300cm x 145cmでありながら150gと超軽量、この小ささはかなりヤバイ!

 

 

 

 

薄い素材の割にややハリがあり、ツルっとした素材感。

どのメーカーのハンモックにも共通して、20D以下の素材は伸びます。

 

 

 

 

やっぱりこのサイズはデカイね~。

 

 

 

 

さて、ここから今日の本題。

 

ダブルハンモックシステム?

 

 

 

 

ダブルサイズではありません、二重ハンモックです。

 

その意味は?

 

 

私はこれまでハンモック泊の際は、ほぼウキグモで、その素材は超高強度、焚火で穴があいても裂けることはなかったという信頼の素材。

 

でも、そのウキグモが販売される前や、この前のようにモグを使う場合

 

もし万が一ハンモックが破れてしまったらどうしよう。

 

分厚く頑丈なハンモックを持って行こうか?

 

それとも予備でもう一つULハンモックを持って行こうか?

 

 

いつもそんなことを考えつつも、万が一の場合は地面で寝よう、ウキグモやモグを寝袋として。

 

だからいつものように、FPマットやOMMのデュオマットをバックパックの背中に差し込んで。

 

 

 

 

しかし、これからは夜の気温は間違いなく一桁台。

 

そうなれば、薄いマットでは寝れたもんではありません。

 

氷点下になろうもんなら、命にも関わります。

 

 

 

 

こんな状況でハンモック泊する人なんている?笑。

 

いるんですよ、沢山。

 

全国各地の沢山の常連の皆さま。

その中のアルパインクライマーの方は、ハンモックでビバークしながら登攀していく。冬季はモグで。

 

ビバークの道具としてハンモックを選択するのは、「どんな斜面でもフラットで寝れるから」。

 

こんなお客さんが増えて行くのは嬉しい限り。

 

そんな方は、常に色んな状況を想定してエマージェンシー装備を準備されてます。

 

過酷な状況下で、「万が一ハンモックが破れてしまったら命にかかわるから、ハンモックは2個持って行きます」と。

 

ただ、重量は1gでも削りたい。

 

 

 

 

 

バックパックなどの道具を地面に置かず、吊るしておけるハンモックギアスリング。

 

このギアスリングは、軽いものでも150g弱。

 

これの代わりに

 

 

 

 

この超軽量のULハンモック達の出番です。

 

軽いものは、ギアスリングと変わらない150g前後。

 

 

 

 

 

そうです!

 

このULハンモックをギアスリングとして使いつつ、万が一のバックアップとして持つという方法!

 

まず、2個とも同時に破れることはまずないでしょう。

 

 

『ULハンモックのリスクについて』

 

当店で販売している軽量ハンモックの全てが130kg~150kgほどの耐荷重があります。

生地の厚さが薄かろうと厚かろうとあまり変わりません。

 ※耐荷重はあくまでも静止状態での事です。


しかしULハンモックを敬遠してる方が沢山いるのは事実です。

 

ハンモックが破れる原因は「異物による損傷」、ほぼこれでしょう。

 

薄い生地はその異物による最初のきっかけがいきやすいので特に注意が必要です。

 

ハンモックは木の下に張ります。

知らず知らずに小枝のついた葉っぱや、靴の裏やお尻に付いた小石など。

これさえなければ、破れるリスクは減ります。

 

靴についた異物が生地に損傷を与える可能性がありますので、ハンモックに載る際は、必ず靴を脱いでください。

また、身に着けている衣類のジッパーなどの鋭いもの、またはポケットの中身など、ハンモックを傷つけるものがないか確認をお願いします。

パンツのジッパー、キーチェーンは避けてください。

 

 

『保証について』

 

当店で販売しているもの全ては正規品です。

並行輸入品は一切取り扱っておりません。

売ったら終わりではなく、買って頂いた後もずっと付き合って頂きたい、そんな思いでやってます。

だから、販売するに面倒な補修パーツなどもしっかり在庫してます。

 

もし、万が一道具が壊れてしまった、そんなときはまずご相談ください。

 

 

 

 

 

シングルサイズのEXPEDトラベルハンモックライトにブッシュメンULを下にした場合。

 

使わないウェア等を入れておくだけで断熱性アップにもなります。

 

 

 

 

先日、強風のためモグで寒かったという経験を書きましたが、このように大きめのハンモックを被せて使うと防風の役目、保温性アップにも役立ちます。

 

モグやウキグモのギアスリング兼、カバー的な使い方おすすめ!

 

 

 

 

 

2枚目のハンモックの接続は自由に。

 

 

 

 

EXPEDのスリットライン、これも良いですよ。

 

 

 

 

 

 

EXPEDカラビナ など、当店はパーツも豊富です。

 

 

 

 

エーデルリッド ナインティーンG
重量わずか19gの超小型軽量クライミングカラビナ。

 

 

どうでしょうか、この二重のダブルハンモックシステム。

 

当然ギアスリングと価格は違いますが、エマージェンシー装備として、万が一に備えて、アンダーカバーやギアスリングとしてのULハンモック。

 

 

少し重くなっても、シンプルに分厚く頑丈なハンモックを選ぶのが手っ取り早い、という考えもあり!

 

分厚く頑丈なモデルは、

 

・ブッシュメンZEN

・EXPEDトラベルハンモック

・ENO プロネスト

 

です。

 

これらだと、まず安心。

 

 

 

 

 

ということで、今年は寒くなるみたいですよ~。

 

ガンガン楽しみたいですね。

 

 

では。