5月15日に発表になったものですが、以下の2つの資料を見て行きます。

 

  1. 2022年度決算および 経営戦略説明会

  2. 決算短信

 

 

  2022年度

 

  1. 親会社の所有者に帰属する当期利益70億円 (-1551億円)

 

大きく減益してしまいました。

 

  セグメント別業績

  1. エッセンシャルケミカルズ:-342 (-877) 原料高騰、出荷減少
  2. エネルギー・機能材料:152 (-48) 出荷減少
  3. 情報電子科化学:476 (-102) 円安、材料の売価下落、出荷減少
  4. 健康・農業関連事業:573(+150) 南米農薬売価上昇、農薬出荷増
  5. 医薬品:162 (-455) 販管費の増加、販売減少
  6. その他:-93 (-88)

 

ほとんどのセグメントで前期実績を下回ってしまっていて、エッセンシャルケミカルズでは利益自体がマイナスになってしまっています。

 

  配当金・株主還元

2023年は12円と結構厳しい状況です。

 

その後は24円以上を目指す予定とはありますが、長期的に見ないと厳しそうだなという感想。

 

 

というのも、2023年度以降の見通しを見ればわかるのですが、2023年は乗り越えなくてはいけない壁があります。

 

  2023年度の見通し

2023年の市況は依然としてあまり良くない状況が続きそうで、2024年には市況も回復してくるような予想となっています。

 

 

 

ラツーダクリフと呼ばれる、売上がとても多い薬剤の特許が2023年に切れるので、その影響もあり2023年は厳しい戦いとなりそうです。

 

こちらには4月時点での分析があります。

 

 

 

そのため2023年度の予想では、2022年よりも少ない目標値となっているわけです。

 

 

この状態では配当金を上げるということは不可能ですよね。

 

 

  私の方針

 

現状1株400円ちょっとですが、2023年は業績が下がるので今後株価が下がってしまう可能性が高いと思います。

 

その時に最低株数100株を購入して、種まきしておいてもいいかなと思っています。