お役所は腹立たしい方がいい。
18年飼ってたセキセイインコちゅんちゃんがなくなったときは、紅白饅頭の箱に入れて庭の片隅に。
べっちゃんはしっぽが長くて全長40cmで、うちにあるどの箱もしっくりこなくて、いつもかじってた渚あられ塩味12袋入りの箱―わたしとべっちゃんは『渚マンション』と呼んでた―を上下半分にして、お気に入りのフェイラーのタオルハンカチ敷いて、好物のしろ菜やオーツ麦を入れて、庭に咲いてるお花で飾る。
そこに、いちばんのお友だちのヨーゼフくんと、大好きなアヒルさんも入れてあげようと、わたしのブーツが入ってた箱に渚マンションとセットにして送り出すことにした。
そのブーツ箱を庭に埋めるには相当深く掘らなあかんけど、庭は隅っこまで木の根が育ってるから難しいなぁ。
おねえさんちの陸ガメがなくなったときは、市の斎場に連れて行ってたなぁ。おとうちゃんも行ったところ。
べっちゃんも、おとうちゃんとにょっきちゃんがいっしょなら怖くないかなぁ。
そしてきのうのうちに、おねえさんが役所に電話で問い合わせてくれて、きょうは直接斎場に連絡して連れて行ってください、と言われた。
黄砂もPM2.5も今朝はすっきり青空で、9時一番に連れて行こうと斎場に連絡したら『役所で手続きしてから来てください』って。
ぬぬー!?きのうのお役人と話が違うー!
とりあえず役所へ行く。
生活環境課へ行けと言われる。
いちばん奥の窓口。
係のお役人に伝える。
申込書に記入せよと言われる。
その用紙がまず腹立たし。
『死がい処理申込書』とか書かれてて感じ悪し!
お役人さんは『ワンちゃんですか?ネコチャンですか?』とソフトやのに。
『オカメインコです』と言うと、用紙のここに○してください、ここに飼い主様のご住所とお名前と電話番号と。
なんだかすごく待たされて、
申込受領書と現金払込用紙が手渡され、
役所入り口横の銀行窓口で支払いを済ませるように指示される。
斎場の場所はわかりますか?車で10分ぐらいです。斎場には役所から連絡をしておくのでいまから行ってください。
って。
お役所特有の、あっちこっちに回されたし、感じ悪い名前の申込書書かされたし、入口から奥の窓口行くまでのいろんな課には、こんなに人数いるか?と思えるぐらい何にも仕事してなさそうな人やしゃべりまくってる人たちがおるし。
家を出るときに、うちの中をひとつずつ回ってべっちゃんに見せたりして、また涙なみだやったけど、お役所が腹立たしいから悲しみ半減!寂しさも忘れる!
お役人はこんなときのために腹立たしいようになってんのか!?と思える。
ある意味、ありがとう!お役所仕事のお役人さま!
斎場では、エルメスのスカーフで包まれたブーツ箱を見た係のお役人さんが『おっきいな!?インコちゃん何匹ですか!?』って。
好きだったぬいぐるみとおもちゃ入れてますって伝えると、お役人さんはお花まみれの箱を見て
『えっと、インコちゃんはどこですか?』って。
『あ~ここに?こんな小さい?あ、ぬいぐるみ?あ~。かわいがられてたんやね~』って。
お役人さんのやさしい言葉を聞きながら、これで最後の涙にする。
ばいばいべっくん
おりこうさんにしときや
(ブーツ箱の写真もあるけど、みんなが見たいかどうかわからんから省略します)