〜SHINee's story〜 -9ページ目

〜SHINee's story〜

Taemin's story&Onew's story連載中

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『何か温かいものでも飲む?』


「うん、ありがとう」


『何が良い?
ココア?コーヒー?牛乳?』


「コーヒーで」


淹れてくれたコーヒーは
酸味が少なくて深みのある
僕の好きな味だった。

君の手にはホットミルク。

ソファーに並んで座っている。

君の肩が僕に
当たるか当たらないかの距離。

身体は疲れている筈なのに
この状況だと目が冴えるな…


『今日はどんなお仕事だったの?』


「ライブだよ」


『ライブ?

そういえば友達が
この土日で韓国のライブが
あるって言ってたな』


ドキッ…


「何てやつ?」


『何だっけ… SM?

SMなんちゃら…』


良かった。

そこまで詳しくは
知らないようだ。


『少女時代とか
東方神起とかが出るって言ってた』


「ふーん。

そのお友達は行ってたの?」


『うん。

その子は韓国が
大好きな子だから。

私も誘われたけど
k-popには詳しく無いから
断ったの』


「そうなんだ」


だよな。

もし知ってたら
僕らのことも知ってるはず。

どのくらいの認知度なのかは
分からないけど。


「心ちゃんは韓国の音楽
全く聴かないの?」


『聴かないかなあ。

グループもほとんど知らないし…』


そっか。

少しだけ安堵。


「韓国に来たりとかも
全然ない?」


『1回だけ大学の時に
行ったくらいかなあ~』


「そっかあ。

じゃあ本当に韓国のこと
あんまり知らないんだね」


まだ本当の事を
話すつもりは無いけど

韓国をほぼ知らない君に
少しだけ壁を感じた。


『でも

おっぱと出逢ってから
少し韓国のことも
勉強しようかなって思ったよ』


「どうして?」


僕は君の本心が知りたい。


『え…

おっぱともっと
近付けたらいいなって』


なぜ僕と会ってくれるのか。


『それに

おっぱの事もっと知りたいから』


「もっと知りたい?」


『うん』


気付けばもう
君の視線は僕にだけ
注がれている。

お互いが向かい合って
少し動けば触れる距離。







「教えてあげよっか?」















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