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「シネマプロジェクト」長編映画をつくります

 

ENBUゼミ主催「シネマプロジェクト」第7弾の監督に選んで頂き、長編映画を監督する事になりました。次は長編、次は長編……と呪文のように唱えていた矢先に頂いたこの話。呪文が魔法を起こしました。

シネマプロジェクトは、吉田浩太監督「オチキ」や今泉力哉監督「サッドティー」「退屈な日々にさようならを」などの話題作を産みだしてきた長編映画製作・俳優ワークショップ企画です。

俳優のオーディションを経て、参加者を選抜。その後、ワークショップを重ねながら、脚本を書きあげ、参加者全員が出演する長編映画を製作します。今回は自分と岡元監督の二本が製作予定で、企画への参加者を選抜後、上田組・岡元組に半分ずつに分け、ワークショップ、映画製作を行います。

応募締切は3月6日。事務所所属の方も参加可能です。詳しいスケジュールや参加費用などは下記ページで確認くださいませ。

▼シネマプロジェクト
http://enbuzemi.co.jp/cinemaproject/

2011年の「恋する小説家」を皮切りに、気づけばこの6年で短編を7本続けて監督しました。「ハートにコブラツイスト」「彼女の告白ランキング」「Last Wedding Dress」「猫まんま」「テイク8」「ナポリタン」……。ついに長編です。

自分の中に映画の企画は幾つかありますが、まだどの企画でいくかは固めていません。そこは実際に俳優の顔を見てから決めようと思っています。ただ、創りたいものは固まっています。”まだどこにもないエンターテイメント”です。

伝えたいメッセージが真ん中にあるんじゃなくて、映画そのものが真ん中にある、そんな映画。最近ずっと、山田宏一さんがハワード・ホークス映画を評した言葉を抱いています。ーーただそこに映画だけがあるーー。ただただ愉快で、痛快で、映画の娯楽に満ちた、"まだどこにもないエンターテイメント"。そんなもんあんのかよって自分だって思うけど。でも、そこに向かって、手を必死で伸ばして捕まえたろうと思っています。

正直、けして安くはない参加費がかかります。そして、必ず「最高の映画」ができる保証もありません。手が届くかどうかわからない、そんなものに手を伸ばして、もがいてもがいて、掴みとる。それが映画だと思っています。必ず掴みとれる果実なんて映画にはなり得ない。

今までもぜんぶ、出会いが映画を創らせてきました。出会いが映画の形を変えてきました。ひとりでも多くの俳優に出会うため、広めて頂けると幸いです。

必ず、なんて嘘くさいことは言えない。

たぶん、最高の映画をつくります。

よろしくお願いします!!