春休み真っ只中。

みなさまいかがお過ごしですか?


にょにょこはこの春で6年生。

ちょっぴり大人になった感じ。

でも、早速やってくれました。


先日のこと、初期の認知症の実母が、静養を兼ねて我が家に来訪。

で、お花見を兼ねてにょにょこと3人でお散歩にいったところ、母とはぐれてしまった。


まあ、200メートルくらいしか歩いていないから家に帰っているだろう、とのんきににょにょこと公園で遊んでいたら携帯に電話が。


「○○警察です。お母さまを○○交番で保護しています。迎えに来てください」

「すみません。今、障害児とお散歩中で。あと30分くらいかかります」


あれあれ警察沙汰ですか。


しかたがない、にょにょこの気が済むまでお散歩して、いったん家に戻ってから車でお迎えに行こうと、思っていたら、以心伝心か?にょにょこは交番の方に歩き出した。


しめしめ。ついでに交番に寄って、母をピックアップしよう。


しかし、ギリギリのところで交番方面を嫌がったにょにょこ。

あと50メートルだからと、無理やり誘導したところ、案の定大泣き。


気を紛らわせるためにコンビニに入るが、コンビニの床に寝転んで足をバタバタ、ギャーギャー。

お店の人にごめんなさい。お客さんにごめんなさい。をして、交番に誘導する。


交番では母がのんきに座っていた。

にょにょこは屈強な3人の制服警官を見てさらにパニックがヒートアップ。

 *多分何かされるでは?と怖かったのかと。


引き渡し書類にサインをしている間、にょにょこを警察官に見ててもらったが、パニックは最高潮に!

駅前広場に響き渡るにょにょこの絶叫!

何事かと見つめる大勢のギャラリー。

頭をパカパカ叩き始め、近づいた私は頭突きをくらい、もう始末に負えない。


地面に寝転び、泣き叫ぶにょにょこを起こそうとする警察官。

 *なんだか逮捕された犯人(笑)


そうだ、タクシーだ!

でも、タクシーがいない。


「車ならば乗るんですが・・・」「車ならば乗るんですが・・・」


警察官に聞こえるように、パトカーをチラチラ見ながら何度もつぶやく私。


にょにょこの尋常ではない動きと認知症の母に同情したのか、ついに警察官が「パトカーで送って行きますよ」と言ってくれた。


「ラッキー!」心の中で叫ぶ私。


にょにょこは両脇を警察官に抱えられながらパトカーに乗車。

 *まるで連行される犯人(笑)


う、写メ取りたい!でもさすがにひんしゅくか。残念。



パトカーに乗った途端、大人しくなるにょにょこ。

自宅に到着すると、さっさと家の中に入ってやがんの。


「ありがとうございました。今後も脱走とかでご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくです」とご挨拶。


千葉県警のみなさま。大変お世話になりました。

千葉県警万歳!


また新たな伝説が生まれた一日でありました(笑)



にょにょこのパニック中に、警察官のひとりが「自閉症ですか?僕、学生の時に施設でアルバイトをしていたんです」と声をかけてくれた。

ありがたい。障害を理解してくれる警察官。もっと増えるといいな~♥