4月19日 、
兵庫県楽農生活センターにて、今年も有機農業塾が開講しました。
保田茂先生のお人柄もあって毎年大人気の講座で、受付開始から半日待たずに満員となる盛況振り!
第1回の講義でいつもお話されるのが「有機農業」という言葉の発祥について。
「有機農業」という言葉が生まれる前から、福岡正信さんや岡田茂吉さんはじめ、自然農法を提唱されたり実践されたりする方々がありましたが、一樂照雄さんが、黒澤酉蔵さんが漢詩を元につくられた「天地有機」という言葉からインスパイアされて、「有機農業」を提唱されたのが始まり。
天地有機つまり「あめつちに機有り」
機とは、しくみ、からくり、きっかけ、タイミング、大事な秘め事…などの意味。
だから「有機農業」というのは、自然の法則に従った農業、って意味なんですね。
ただ単に有機質肥料を使って化学物質を使わない、ってことじゃあないんです。
そういう意味では、いくら有機JAS基準でOKな物だけ使ってても、肥料てんこ盛りの肥満児野菜はホントは有機野菜じゃないですね。
推進法が施行されても、日本ではまだまだ安くて見た目の綺麗な"商品"としての野菜が選ばれて、「有機農業」の意味すら世間に浸透していないのが現状の、オーガニック後進国。
作る側の意識も行政の意識も、すべて"世間"が作るんだと思います。
添加物問題も含めて、安心安全で持続可能な食そして社会は、私たち1人1人が関わって作られるものだと、改めて教えていただきました。