第1話でお話したよ うに、初回いらした 時はプライドとブランドのプロテクターを身にまとい、「こんなはずでは!ふざけるな!」と、凄みのあるオーラに香水プンプンにて着席。
一時間の大半を自慢話で締めくくって帰っていかれました。これでスッキリするなら大変結構な事。
二度目からは、ようやく本音の話が出るようになりました。
そもそもは、玉の輿に乗ったのはいいものの、気が付けば、医者の妻ご主人とギクシャク。
それではと、一抹の望みを息子に託し、小学校「お受験ザマス」も敢えなく撃沈!
元々酒豪の主婦、家族の寝静まった後、夜な夜なキッチンへ。
医者という職業は頂き物が多いらしく、高級な洋酒・日本酒・幻の焼酎と、そこは飲んべえのワンダーランド?

そんなものだから、ストレスと酒量は増すばかり、ないのは話し相手だけ。

いつしか不満はPTAママへの電話攻撃!夜11時過ぎから始まる酔っ払いの話は長い。そしてくどい。

ママ達も自分の身内や、ましてや子供の指摘を受けたんじゃたまったものではない。

ママ達も反撃「ふざけるな」とばかりに学校の担任教師へと直訴。ついに厳重注意。

こんな訳で、今では我が相談室の常連さんです。

心に蓋を
この方、38才専業主婦で、医者のご主人と10才の息子の3人暮らし。お住まいは港区某所の高級高層マンション。第一印象は雑誌の読者モデルが出来そうな感じでした。そんな彼女の悩み話とは。
看護婦をしていた時に医者のご主人と知り合い、並み居るライバルを蹴落とし、彼の両親・一族の猛反対も何のその、一に忍耐二に忍耐「目指せ医者の妻の座」でゴールイン。めでたし、めでたし!のはずが「吊り合わぬが不縁のもと」で劣等感に苛まれながらも息子を授かり「今にみていろ!将来は必ず医者に」とせっせと子育て、気が付くとリビングにご主人の姿なく、医者の妻という背伸びしたプライドが染み着いて、ストレスと酒量のみ増え続く毎日。そこで、不安や悩みを話す相手に私のところにいらっしゃいました。声に出して本音を話す事は皆さんが考えている以上に楽になりますよ。
これから、私に悩みを相談にみえるケースや私自身の経験談を、砂漠の国の昔話「千夜一夜物語」のようにお話しします。次回は第1話は「キッチンドリンカーになった主婦です」