東京駅から長距離バスで2時間、鹿島神宮駅に到着です。
駅前には、観光案内所があるほかはコンビニも見当たらない駅前。
(ちなみにコンビニは駅の反対側にありました、、、)
■塚原卜伝生誕地
駅前の坂を上がったところに塚原卜伝生誕地の碑と銅像があります。
塚原卜伝は戦国時代の伝説的な人物で、剣豪将軍と言われた足利義輝にも剣術を指南したといわれています。
鹿島神宮の神官に仕える家の出身ということで、剣道にゆかりを感じます。
■栄光の碑
昔の鹿島が剣道ならば、今はサッカーのイメージですね。
先ほどの坂を上り切ったところに、アントラーズの栄光をたたえる碑が立ってます。
創建は神武天皇元年、蝦夷討伐の前線基地として、鹿島神宮と香取神宮を創建したそうです。
前回行った都農神社は神武天皇が東征の必勝祈願をした場所だったので、神武天皇の時代に大和の支配地域がここまで拡大したことになります。
(あくまで神話上の話ですが、、、)
参拝したのは土曜日。ちょうど鹿島スタジアムで試合があるみたいで
ユニフォームを着て必勝祈願をするサポーターがちらほら。
蝦夷討伐の前線基地なので、御祭神は出雲平定に功績のあった武甕槌大神。本殿が北向きに建てられているのも、東北地方を強く意識しているからと言われています。
奥宮には武甕槌大神の荒魂が祀られています
同じ神様なんですが、神様の荒ぶる魂を別に祀っているとのことです。
ちなみに本殿は武甕槌大神の和魂が祀られています
鹿島神宮から香取神宮へ、、、
ここから鹿島神宮駅から電車に乗って香取神宮に向かいます。
駅を出てすぐ霞ヶ浦の鉄橋を渡るのですが、
そこから西の一の鳥居が見えます(○で囲った部分)。
西の一の鳥居は水上鳥居としては日本最大級で、高さ18.5メートル、幅22.5メートルの大きさの鳥居です。
■香取神宮(下総国一之宮)
香取駅から徒歩30分、香取神宮は山を越えた先にあり
思った以上に時間がかかりました。山のふもとには古墳(神道山古墳群)があり歴史の深さを感じさせる地域です。
御祭神は経津主神、出雲平定の時に武甕槌大神とともに遣わされた神です。鹿島神宮と対になって蝦夷討伐の前線基地として、朝廷からも重要視されており、毎年勅使が派遣されていたそうです。
香取神宮の本殿は黒色。これまでいろいろな神社にお参りしてきましたが黒色の社殿は初めてのように思います。
晴れの日だったので重厚な黒漆が日光に映えてしばらく見入ってしまいました。
A.鹿島神宮駅
東京駅から直通バス運行
高速バスかしま号で「鹿島神宮」バス停下車
B.塚原卜伝生誕地
鹿島神宮駅から徒歩5分
C.栄光の碑
塚原卜伝生誕地から徒歩5分
D.鹿島神宮
所在地:茨城県鹿嶋市宮中2306-1
鹿島神宮駅から徒歩10分
A.香取駅
B.神道山古墳群
香取駅から徒歩10分
C.香取神宮
所在地:千葉県香取市香取1697
香取駅から徒歩30分
香取神宮から東京への直行バスが運行
京成バス・千葉交通 利根ライナー号