先日の続き。


浸水の後片付けですっかりヘロヘロの私。
2日後くらいにふと気付いた。
玄関の横、水道やらいろんなメーターが入っている小部屋??のドアが開いている。
まぁ、ドタバタしたし。
水道局の人がきちんと閉めなかったのね、そう思った。
が、閉まらない。
何かがつっかえている。
ん~?何よ何よ。
ピヨっと覗くとそこには紙袋が。
怪しい、怪しすぎ!
もちろん身に覚えはない。
火曜サスペンス的な事件を妄想しつつ、そーっと覗くと。
そこには水槽が。
中身は・・・・・・・・カメ!!!!!

あわわわわわわわわわわわわわわわわわわ。
カメが捨てられとるー。
浸水した私の家にーカメがー。

ビックリよりも笑えた。
だってカメよ。
カメがこっそりそこに居たのよ。

でも水槽のキレイさから考えてこれはつい最近のモノ。
どう考えても。
これはとなりの泥酔おじさんの仕業だろう。
ペット禁止のマンションだったから、管理会社の人に見つかって隠したのだと思う。

さんざん悩んだが、私は管理人さんに持って行った。
反省してないおじさんに腹立っていたし、返したところでまた管理会社の人が来たらどうしようもない。
「あのー、カメが・・・」
管理人さんも困り果てていた。
一応、おじさんに確認はしますがと言っていたが。
結局、管理人さんのお孫さんが飼ってくれることになった。
よかったな、カメさん。

しかしこの場合、竜宮城へ行くのは私かお孫さんか。
残念ながらカメさんは私の所へは来なかったので、もしかしたらお孫さんが豪遊したのかもしれない。
もう7年も前かー。

NO BORDER-助けたカメ


おいおい、カメさんよ。
今はどのくらい大きくなったのかなー。


そして。
カメさんと一緒に、やはり変わり果てた部屋の写真が出てきた。

NO BORDER-現場検証

翌日の風景。
まだまだ水っぽい。
ちらっと布団がみえるけど、よくこんなとこで寝たなぁ。



拝啓、20才の私へ。

あなたのおかげで、私は今もアナログテレビ生活水の怖さを知りました。
これからも水道には気をつけます。


6月中に話しておきたいことがある。
ギリギリだけど。


7年前の6月某日。
その時は港区に住んでいた。
21時頃に帰宅をして、ふと気付いた。
1Kの部屋、キッチンというか玄関に水が零れている。
朝どったばたで家を出たときに何かで零したのだろうか。
ササッと拭いて、そのままトイレに入った。
だが。
出てくると、また水が零れている。
なんやねん、これ。
ササッと拭いて・・・ササッと・・・ササッ・・・とはならない。
拭いても拭いても水は有る。
電子レンジやらを置いてあるラックの下を覗きこむとどうやらカベの方から染みだしているらしい。
血の気が引いた。

慌ててドアを開けて部屋の方を見ると。

水が。
水が有った。
一歩踏み出した足に伝わるボヨン。
畳が浮いている。
というか、畳の上にも水が・・・。
ここは3階。
3階なのに、我が家は床上浸水をしていた。


錯乱して隣の家へ。
当時のお隣さんは、おじさんだった。
けれど夜中に奇声を上げまくるちょっと困った人。
だが怖がっている場合ではない。
怖いことはすでに自室で起きている。
光速でピンポンを押しまくり、ドアも叩きまくった。
「すいませんすいませんすいませーん!!!水漏れてませんかっ!!!!!」
「んう~?」
やっと開いた玄関。
流れ出す水。
部屋の中を覗き込むと食器が積み上げられたシンクから大量の水が溢れ出している。
蛇口は全開のようだ。
「わっ、何だこれ!!」
ようやく気付いたのかこの惨事に。
「オレの家が水浸しだ!!」
っちゅーかおじさん自体もびしょ濡れだ。
泥酔しているらしく、今まで全く気付いていなかったらしい。

何、何、何で、どうしたらいいの。

20才の私は泣いた。
ハットリ君の弟・シンちゃんのように泣き叫んだ。

おじさんの隣の部屋のおじさんがビックリして飛び出してきた。
そのおじさんの家はカラカラだった。

余計に泣けた。

私の部屋は角部屋で。
泥酔おじさんの家から溢れた水は、全て私の部屋の方へ流れてきたらしい。
つまりマンションがちょこっと傾いているのだ。

この時間は管理人さんはいない。
すぐに管理会社へ電話をした。
「あらららららら、まぁ、とりあえず行きますけど・・・・」
泣きながらキレた。
「すっ飛んで来いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

浸水事件はご近所中で大騒ぎになった。
泥酔おじさんと私の部屋のそれぞれ下の人たちも当然ながら被害が出ていた。

私の城は。
ひきっぱなしだった布団も、雑誌も、服も。
いろんなモノが浮いている。
様子をみに来てくれたご近所さん達が手伝ってくれ、バケツで水をかきだした。
テレビなども全部ベランダにだし、畳もはがした。
私の泣き叫びのせいなのか、誰かが通報したらしくお巡りさんまでやってきた。
また泣けた。
というかずっと泣いていた。

優しいお姉さんが今日は泊まりに来るかと聞いてくれた。
でも当然初対面だし、呆然としていたりして丁重にお断りをした。
マンションの下にあるコンビニで段ボールをもらって、むき出しの鉄筋コンクリートの上でねた。
何もなくなってしまった部屋。
昨日まで、いや、朝までは確かに私の城だったのに。
それよりもこのマンション傾いていて大丈夫なのか。
グルグル回る思考。
泣きながら、いつのまにか眠ってしまった。


翌日。
仕事を休んで朝からまた大変だった。
水の残った押し入れに潜り込んでタオルでちょっとづつ拭いていく。
助けてくれたご近所さんがまた来てくれて、湿気取りを差し入れてくれたりした。
さすがにもう泣かなかったが、頭はガンガンしていたし、目はボンボンに腫れていた。

昼前に管理会社の担当さんがやって来た。
泥酔おじさんの部屋の管理会社の人も来ていた。
オーナーやら会社が違うやらで複雑らしいが、
スーツをきた偉いんであろう人たちが代わる代わる謝りに来てくれた。
保険で全てまかないますとの事だったが、ラックの上にあった電化製品は全て無事。
雑誌も別にいらないし。
服のクリーニングと畳替えだけお願いをした。
今おもうとテレビ、壊れてくれてればヨカッタのに。
アナログの表示を見る度に思う。


泥酔おじさんが菓子折をもってきた。
悪気があって起こった事件ではないが、そもそも悪いともおもっていないようで。
相当管理会社ともめたらしい。
後日談になってしまうが、わりとすぐに引っ越していった。


こんな感じで、マンションの3階で床上浸水しましたという酷い経験は。
現在、私のすべらない話となっている。
さらにこのあとオチというか続きがあるのだ。

それはまた次回。
たぶん、写真データを整理すれば、保険の請求に必要だと言われて写した現場写真がでてくるはず。
それと一緒に披露したいとおもう。


先日、近所の銭湯へ行ってきた。


今の家に引っ越しをしてきて早くも半年が過ぎた。
都内某所、こってこてな観光地である。
日々、下町の空気を楽しみながら過ごしてきたが、
もう一歩踏み出そうと思った。
いざ、銭湯へ。

検索をしたところ徒歩10分圏内になんと7ヶ所もあるらしい。
ふむふむ。
まずは一番場所が分かりやすそうな所を選んだ。

では、出陣!!!


外観は普通のビル。
1階が銭湯になっている。
下駄箱にクツを置いて・・・、
男湯・女湯すでにここで入り口が分かれていた。
もちろん女湯へ。
ガララとドアを開けると感動の場面。
どーんと番台さんがいる!!
初めての体験だ。
私より幾つか年上な感じのお兄さんがテレビをみていた。
450円を支払って、さーてと振り返ると。


え、え、え、え、ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!


脱衣所である。

ほんな訳ない。
もう一度確認をする。

番台さんがいて、そんで、そこはもう、

脱衣所である。


やっぱり脱衣所である。



ソファーに全裸のおばあさんがダラリと寝転がっていた。
そこには他のお客さんはいない。


私の背後にはしつこいようだが番台さん。


ここで脱ぐの?



衝撃映像だー。
番台さんという存在は知っていた。
知っていたけど、ねぇ、まさか。
こんなにも番台さんから丸見えというか。
目の前で脱ぐハメになるなんて。

思わず忘れ物をしたとかなんとか言って帰ろうかと思った。

が、すでに番台のお兄さんに怪しい目で見られまくっている。
たぶん、ひょこっと来るような、しかも私のような年代の人はいないんじゃないかな。

あー、もう、泣きたかった。
でも脱いだ。
変な柄のパンツを悔やんだ。

おばあさんは相変わらずソファーに沈んでいた。



で、肝心のお風呂は。
真っ白なタイルの、清潔そうな広い洗い場。
湯船は2つ。
洗い場の数の割に小さい。

先客はやはりおばあさん。
一人。

隅にキレイに積まれていたケロヨンの桶を持って、端っこの方に陣取る。
あ、イス忘れた。
また壁際に戻る。

ないやん。
イス、ないですやん。

でもおばあさんは何かに座っていた。
まさか自前?
いや、違う。
ケロヨンを2つ重ねて座っている。

あー、もうほんとに何コレ。


私も真似して座ってみたが、これがまた痛い。
桶の裏側の溝みたいな部分が食い込む食い込む。
またおばあさんを観察。
あ、タオル敷いてる。


もう完全にゆっくり満喫しようという心は消えてしまった。
超高速で洗いまくり。

とぼとぼ湯船へ。
左足から。



ギャース!!!!!!!!



私の中のトム(トムジェリの彼)が目覚めた。
よくすっ転ばなかったと思う。

人間が入ることを前提としているとは思えないくらいに熱い。
しかもジェットバスになっていて、熱いお湯がグワングワン波だっている。
しかも隣の湯船はまさかの水風呂(サウナなんかあったかな・・・)だし。

地獄の釜ゆではきっとこんなの。
グウウウとかギャワワワワとかイギギギギとか。
怪しい声を漏らしながらなんとか入る。
そして出る。
たぶん、1分くらい。
気分は唐揚げ。
体、真っ赤。


出てくるとお兄さんがおばちゃんに代わっていた。
それにしてもものすごい見られている。
何?何なの?
出てくるの早すぎ?

いや、たぶんあのお兄さんだって、もう見慣れたものだと思う。
第一、仕事だし!
きっと腹すげーなとか、そんな感じだろう。


でもほんとにほんとにキツかった。
後悔した。

濡れた髪もそのままに逃げ帰った。
滞在時間は15分もない。


帰り道、半笑いになった。



そういえば。
あのおばあさんは、まだソファーに居ただろうか。
見る余裕もなかった。



ちょっとしたトラウマになってしまったが、銭湯巡りはしたい気はまだある。
まさか、下町の銭湯は全部このシステムって訳では・・・ナイ事を祈る。

次はもっと調べてから行こう・・・・。