人生のわかれみち2
その友達より早く結婚した私は、その頃は不妊治療ではなく妊活を頑張っていました。基礎体温に一喜一憂し、アーモンドミルクを飲み、スクワットをして、ビタミンEをとる…。今もしていることですが、その時はまだそれが新鮮だったんです。妊娠をしたい!と思った時点で夫婦共に自費の検査もすべて予め受け、異常がないことを確認してからはじめた妊活でした。なので、すぐに授かると思っていたんです。でも、現実はそうはならなかった。半年が経過し、焦りとストレスが1回目のピークを迎えたころにその友達から「生理がこない」と連絡が来ました。その友達は新婚ではあるものの互いの仕事の都合で新幹線の距離の遠距離新婚生活をしています。丁度その時、後から見れば私は初めての無排卵周期でした。基礎体温がわけのわからない推移をしている焦りの中、その連絡があったのです。私はその時まで、人の妊娠や人の出産、街にいる妊婦の方や家族連れの方々に対してそこまで黒い感情は持っていませんでした。でも、その時に、すごい勢いで黒い感情が毒が回るみたいに自分の体を支配していくような感覚を味わいました。なんで?なんで一緒に暮らしてもいない、結婚したくせに一緒に暮らすこともしていないような夫婦が妊娠するの?そして、なんでその妊娠確定とも言えない微妙なタイミングで私に連絡してくるの?となりました。結果から言えば、それはただ生理が遅れただけでした。「あっ、そういえば生理きたんだった、ごめん!」と連絡がきたとき、私は旦那と大喧嘩をしていました。その友人からの連絡が来たこと、その内容を素直に喜べないことを旦那に打ち明けました。それを聞いた旦那に「そんなに頭のおかしい人だとは思わなかった。人でなし。」と言われました。そこから、何故そんなことを言うのか、というなじりあいがスタート。今では、他人の妊娠に対する複雑な気持ちを旦那さまも分かってくれるのですが、当時はまだ妊娠出産にそんな黒い感情を持つことがあることをあまり知らなかった私たち夫婦でした。親友とも言える人の妊娠かも?という連絡を喜べない自分のことを一番嫌なのは私自身なのに、そこで責められたことで私も大声をあげて怒りました。つづきますみるくあんぱん