お立ち寄り頂きありがとうございます。
白藤みおです。
いつも会社で決められたノー残業DAYになると、
当部のトップが朝礼で、
「今日は早く帰りましょう。18時には全員退社」と決まり文句を。
(もちろん、その日は全員退社しましたが)
でも、飲み会の席で、
「最近の人は大変だよね。じっくり仕事と向き合えないし、残業できないから考える時間もない。逆にストレスだよね。
時間が無い君たちはかわいそう。」
って。
私も周りも、言葉を失う。
で、そばにいたトップと同世代の管理職が、
「本当にそうですよね。残業して時間を掛けて仕事してなんぼ、ですよね、若いうちは。」
はぁ。
いや、
個人の価値観に、
とやかく言うつもりは私はない。
マイクロソフト社が週休3日をトライアルし、
新卒予定者の60%が残業させる会社=ブラック企業だと思い、
保守的なメガバンクが一般職を廃止し、男性社員に育休を義務化、
労働者減少の中、精神障害で労災認定される人が増加傾向なのに、
「残業出来ない若い人はかわいそう」
って。どうしてそういう発想になるのかなぁ。。。
みんな、その発言を聞いても、
やる気が出るなんてことは全くなく、
「あー、良かったぁ。バブル世代じゃなくて~」
としか思ってない。
「そうなんですよ~。時間があればもっと仕事したいんですけどね。」
なんて言う人は、一人もいなかった。トップが言ってるのにね。
そういう時代。
そういう価値観。
仕事は好きだし、毎日必死に頑張ってます。
本当に、全員、持てる力は発揮しようと取り組んでます。
でも、私たちは24時間は働けません、働きません!!!!!
まずは家族と自分の健康、そして、自分の好きなことも、仕事も、全部大事なんだから。
理解はしてもらえなくても、何も言えないか。
私も彼らの価値観を聴くことは出来ても、
なかなか理解までは出来ないからな~
な・ん・て、
分かるんですよ。
本当は。
何時間もかけてやってきた仕事を、
短い時間で彼ら以上の収益を上げたら、
彼らの頑張りや生き方を否定することになる。
やっぱり、上司も、今までの、
自分の生き方や働き方を、肯定して欲しいんですよね。讃えて欲しい。
せめて目の前にいる部下には。分かって欲しい。
そこは、そうだよね、と思うし、
彼らと同じことをやれと言われたら、
出来ないところもあるから素直に尊敬するところもある。
とは言え、24時間働けますか!!の世代の人たちと、
我々の価値観の溝はなかなか埋まらないだろうなぁ。
結果、私は学んだ。
自分がどうだとか、どうだったとか、そういうことよりも、
目の前のことを一生懸命やる。
与えられたルールの中で、精一杯やる。
目の前の人も、精一杯、理解するよう努める。
そして、周りの人に、理解してもらえるよう、努める。
私に出来ることはこれくらいしかない。
あー、でも、なんかむかつく(笑)
しなやかに働くって難しい。。。