女性で外に出かけるときに化粧をしない方は多いかと思います。

その化粧がどのような効果を与え、どのような化粧がよいかということについて知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。

今回は化粧に関する話です。

 

まず、化粧の顔を見たらどう思うかに関する研究によると以下のことが知られているようです。

化粧をした場合としていない場合を比較したイギリスの研究に次のようなメリットとデメリットが示されているようです。

 

メリット

 

・エロい印象が高まる

 

デメリット

 

・経験の低さ

・能力が低い

・道徳性が低い

・冷たい性格

・人間味が失われて人工的

 

化粧が濃くなればなるほど顕著になるようです。

モデルでも一般人でも同じ結果が出たとのことなので、できるだけ化粧は薄くした方がよいと考えられるようです。

特に目の周りの濃いメイクは致命的な印象を与えるという研究結果もあるようなので、要注意。

 

まとめると、

仕事や友人と会ったり買い物に行くなど普段は、目の周りは薄くしてその他は健康そうな肌の質感を出す程度に化粧をするのがよく、

ナンパされたり男性に手っ取り早くエロ目的で声をかけられたいなら厚化粧をして出歩くのがよいと考えられます。

 

男性に与える化粧の影響度はたった 2% という 誤差レベルなので、エロさを売りにしたくない限りはあまりがんばって化粧はしない方がいいでしょう。

単なる時間の無駄です。

化粧に時間をかけるくらいなら運動するなどもっと自分磨きに使う時間を増やすのをお勧めします。

今回は美肌だけに限らず健康も一緒に手に入れられる超簡単な方法の話です。

それは「鼻呼吸」です。

実は正しいとされるごく普通の呼吸が美容や健康によいのです。

 

鼻呼吸をすることにより副鼻腔から一酸化窒素 (NO) が一緒に体内へ供給されるようになります。

一酸化窒素は血管の内皮細胞からも分泌される物質で、血管に働きかけて血管をやわらかく広げる働きがありまず。

適切に吸収することで血管を若々しく保ち全身の血流をスムーズすることができます。

 

また、鼻呼吸は精神を落ち着かせる効果もあります。

4~8秒かけて鼻で息を吸って口ではくということを数回繰り返すだけです。

息を吐く場合は外に出してしまうので一酸化窒素は関係ありません。

 

さらに一酸化窒素には殺菌作用があるため、気道を病原体から守り病気にかかりにくくしてくれます。

口呼吸をしている人はこれらの恩恵を受けられないばかりか、外部からの病原体を無防備に肺へ侵入させるようなことをしているため要注意です。

すぐに鼻呼吸に切り替えることをお勧めします。

 

血流量は代謝にも大きく影響する要素です。

増えれば増えるほど脳が活発になり美肌効果が高くなります。

鼻呼吸をするだけで血流量があがり健康できれいになれるなら実践するしかないでしょう。

副作用も一切なく体の内部からきれいになるので効果も絶大です。

 

さらに効率を求める場合は、

鼻歌を歌うと効率よく一酸化窒素を取り入れることができる研究結果もあるので、できる方は試してみてはいかがでしょうか。

 

最近立て続けにサプリを批判するような記事を書いてきました。

そこで、健康のために結局どうすればいいのかということを記載しておきます。

今の時代に喫煙をしてるくせに健康を考えるような馬鹿はいないはずなので、喫煙者はすでに禁煙しているというのは大前提です。

 

やることはシンプルに3つで、お金はかかりません。

誰でもできる当たり前のことです。

 

* 食事の質をよくする

* 運動する

* 少人数のよい友達を作る

 

上2つは一般によく言われていることなので、3つ目に焦点を絞ります。

実は信頼のおける友人を持つということが美容と健康に最も重要な要素です。

友達の人数は関係なく、一人でもいれば充分です。

 

アメリカの 30 万人の中高年を対象にした研究結果によると、関係のいい友人を持つ人は持たない人に比べて全死亡率が 50% も下がるという傾向が導き出されています。

頑張って体調を整えたりすることよりも大きな効果があります。

 

また、いい友人を持つことは人生の満足度に最も大きく影響することが社会学的な研究からも言われています。

こちらは年齢に関係ありません。

給料が安くても職場に3人気の置けない友達のような同僚がいるだけで、そこの3倍の給料が出るが友人がいない職場と同様の満足度を得られるという研究結果もあるくらいです。

 

さらに、友人がいない高齢者が友人を作っただけで寿命が 15 年も伸びたという研究結果もあるようです。

幸福感が上がりストレスが軽減して活動的になったりするような効果があると考えられています。

人間関係の改善は美容と健康において最も重要なことの1つと言えます。

 

以下のように禁煙や禁酒よりも効果が高いんですね。

 

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寿命を延ばす要素の関連性(数値が高い方が影響度が大きい)

0.2 以下はあまり効果がないく、0.5以上はなかなかの効果があるという指標

 

1. 良好な社会関係 0.6

2. 禁煙 0.5

3. 禁酒 0.5

4. ワクチン接種などの病気の予防 0.25

5. 運動 0.2

6. ダイエット 0.2

 

サプリメントの話題が続きましたがこれが最後の予定です。

最後はビタミンBの話です。

食品から摂取すると、美容効果や疲労回復の効果を見込めます。

親油性を持つため油を使って調理した料理で摂取すると効率的と言われています。

しかし、サプリメントから摂取するとあっという間に許容量を上回って寿命を縮めてしまうため要注意です。

 

アメリカの研究結果によると、ビタミンBのサプリメントには何のメリットもないことが示されていました。

それどころかビタミン B6 は体内の不要物質を増やす効果があると示されています。

この不要物質は非常に酸化しやすいため心疾患にかかるりすくを高めてしまう可能性を秘めています。

要はビタミンBのサプリメントの摂取にはリスクしかないということです。

 

さらに白内障のリスクを高めたり、ビタミンB6 B12 の摂取で肺がんのリスクが 1.4 倍程度に上がることもわかっています。

問題が出る摂取量のボーダーは1日当たり B6 が 20mg 以上、 B12 が 50mg 以上とのことです。

一般的なサプリを摂取するとあっという間に超えてしまうので要注意です。

以前マルチビタミンのサプリメントの記事を書いたと思いますが、実は目に悪いという研究結果があることが分かりました。

2017 年にイギリスで調べられた内容です。

7.5万人のデータを精査したところによると抗酸化作用があると謳われているサプリメントを飲んでも目には効果がないということでした。

それどころか、マルチビタミンのサプリメントを使うと加齢黄斑変性のリスクが 20% 以上も高くなってしまうという結論が出たようです。

 

今のところサプリメントが悪影響を与える理由は不明のようです。

野菜などから抗酸化物質を摂取した場合には加齢黄斑変性のリスクを下げる傾向があるという研究結果が出ています。

 

実はこれだけではありません。

ビタミンCのサプリメントが白内障にかかるリスクを高めているという研究結果もあります。

スウェーデンの研究によると1日 1g ほどのサプリメントからの摂取をしただけで 35% 超リスクが増えたとのこと。

また高齢者においては2倍近くになったとです。

この量でこれほどの悪影響を与えるとなると看過できないのではないでしょうか。

 

やはりサプリメントはむやみやたらに使うものではないですね。