街コンの翌日以降、例の渋め男子からLINEが来ないかなぁと思うことしばしば。
だが、一向に彼からの音沙汰はなし。
代わりに、よく覚えていないような人や、好みではないがやたら積極的な人からたまにLINEが入った。
このやたら積極的な彼は仮にジョーとしておこう。
ジョーは自分でも飲み会をしょっちゅう企画しているらしく、「今度みんなで飲み会やるんですが、来ませんか?」とよく誘ってくる。
その度、私は「忙しいので」と断らなければならなかった。
ある日、断り続けていたら、ジョーから「〇〇日に飲み会やるんですが、来ませんか?忙しいかな?だったらせめて食事だけでも行きませんか?お願い。」と来たのだが、この一言で何故か決心がつき、「ブロック」してしまった。(普段はそんな安易にブロックしませんが、この時は何故かスイッチが入りました。)そして、街コンに行ったことはもう忘れて、転職に専念しよう。と前向きになり、私は派遣登録を開始した。
私はすぐに転職し、イベント関係の派遣事務スタッフとなった。新しいプロジェクトに着任するや否や、めちゃくちゃ働き、いきなり現場デビューを果たした。毎日あくせく働いて、あの街コンから半年が経ったある日、「こんにちは。LINEを整理していたら出てきたので、連絡をしました。」とあまり見覚えの無い人からLINEが来た。
後編3へ続く。
私と同僚女子は、初めての街コンはどんな所なのかしら?という好奇心いっぱいで、意気揚々と出かけた。
向かった会場はただの飲み屋で、立地に比べるとちょっと安っぽい店で微妙ではあったが、
今日は飲みに来たわけじゃない、街コンというものをこの目でみるために来たんだ、と気にしないことにした。
1組目は某広告代理店の社員とサッカー大好き男子。サッカー男子に今日ここにきた理由を聞くと、「朝起きたら晴れてて気持ちがいい天気だから、そうだ、街コンへ行こう。と思って来たんだ。」と言い、笑った。(サッカー男子はボケで女子を和ませる技があるようだ)
広告代理店男子は若干オラオラ系なのが気になったが、話は面白いし、がっついてこないので、普通に楽しめた。(かなりの話好きの模様)。私たちも街コン参加理由を聞かれたが、普通に「社会勉強です」と言ったら、「出たよ~こういう人」と若干引き気味だった。何故?
とりあえず、1組目が面白かったので、私と同僚女子は純粋に街コンを楽しんでいた。どの組も個性が違ってなかなか勉強になった。(何の?)楽しみ過ぎて・・・お酒もいつもより入り・・・中盤になると少し酔いが出始めた。
全部半個室やオープンなテーブル席なのに、一つだけ離れみたいな席があった。次はその組となっていたので、移動。(なぜか女子が移動する回転寿司形式。)もうかなり酒が入っているから、若干ハイテンション気味で入室!その組の1人は眼鏡のシュッとした優しそうだけど渋めの男性。もう一人は、たれ目で見るからに優しそうな男性。私は直観的に渋め男子がカッコイイ!と思ってしまった。たれ目君もニコニコしてていい人そうだけど、どこにでもいそうなフツメンだった。渋め男子は落ち着いており、私たち2人の質問に丁寧に答えてくれた。たれ目君もなかなか聞き上手だ。(見た目、雰囲気、この組だけ何か他よりレベル高いと思った。)
その後は私たちよりずっと若いメンズ2人の席で、向こうはあからさまに興味がないような雰囲気だった。正直こちらもその態度に嫌気がさし、(社交辞令ってものを知らんのか、と)早く終わんないかなーと思っていたところでタイムアップ。これですべての組の周回が終わった。(で?その後はどういう流れ?)と思っていたら、「じゃ、皆様各自お気をつけてお帰り下さい。」と司会がアナウンス。まさかのあっさりの終わり方に若干ずっこけながらも、私と同僚女子は「とりあえず、様子見ながら退散しますか」ということになった。
なかなか誰も何か行動を起こすわけでもなさそうなので、2人だけで2次会をすることにした。(ていうか、どこかで落ち着いて今日の出来事を色々と話したかったw)駅前のバーで、2人反省会(?)「どうだった?誰がよかった?」「離れに座っていた渋め男子」「私もー!」ってな感じで女子トークをさく裂しつつ、終電近くまで飲んで、解散となった。
後編2へ続く
昨日、旦那が遠方から帰って来た。
2019年9月30日。トーマス(仮名)と付き合ってから二周年経ちました