Isolation will make you more deeper.

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つらつら、かきつらねるのみ。

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を、今日、読んだ。


10年前にベストセラーで超話題になったときにも買って、

読んだんだけど(当時中学生)、

あからさまな性描写が受け入れられずに最初の10ページくらいで

挫折した記憶がある。


でも、いま、いろんな恋愛経験、人生経験を重ねたうえで読む「朗読者」は、

私の琴線に触れまくる、味わい深い小説だった。

読んだあと、普通に道を歩いていると、

自分の五感がすごく鋭くなっていることがわかって、

いつもは何にも感じないようなパン屋の値札とか、

自転車屋さんから聞こえてくるラジオの音とか、

公園で遊んでいる子供とか、ひとりでぼーっとしている人とか、

もう、いろいろ私の中に入ってきてしまって、

ほんとに大変だった。


この小説は、

かなり年の離れた年上女性との恋愛とか、

ナチスドイツの話とか、

なぜ人を悪いと判断できるのかとか、

まあいろいろと議論を湧きたてるような設定がある。


しかし、私は、

登場人物の心のなかの、感情の襞をうまく表現している心理描写に

心を奪われた。

抑制された、感情のコントロールのきいた文章。

でも、確実に内側には強い思いがあることが感じられるような。

大人の小説。


良い悪いではなく、ただ、こういう物語が現代に存在し得て、

しかもそれが世界的なベストセラーになったというのは、

世の中すてたもんじゃないなと思う。


Kazuo Ishiguroの小説も、私をこんな気分にさせる。

ジャズでは、テンションの役割がすごく大きい。

テンションのお陰で、ジャズっぽい、あの、独特な響きが生まれる。


って、これくらいの知識はもともと持っていたのだけど、

実は、物理的にも、歴史的にも、ちゃんとした意味がある、

というのを最近知った。


・物理的意味について

ピアノにおいては、(協)和音というのは、振動数が整数倍のもの同士の音が重なったもの。

不協和音というのは、振動数がバラバラな音が重なったもの。

だから、(協)和音の響きはクリア。

でも、不協和音の響きは濁っている。


そこで、テンション。

テンションは、上記でいう和音と、「ほぼ」整数倍の振動数を持つ音のこと。

だから、「ほぼ」一緒だから、和音となじむ。

でも、少し違うから、和音に色を添えることができる。

「ほぼ」違うから、その微妙なさじ加減が、

「テンション=音の響きにおける緊張感」、として、良い響きをつくる、

のである。


テンションを入れた和音は、言ってみれば「準協和音」である、とのこと。

面白い。


・歴史的意味において

これは、ただ単に、モーツァルトとかヴェートーベンの響きと、

ドビュッシーやラヴェルの響きとは何となく違う理由は、

テンションがあるかないか、ということだ。


ヨーロッパでドビュッシーやラヴェルが活躍している同時期、

アメリカではガーシュインが活躍していて、

彼はラプソディ・イン・ブルーという、

ジャズとクラシックの橋渡しともなる有名な曲を書いた。

彼らは、お互いに出会ったことはなかったが、

お互いにリスペクトしあっていた、そういう関係だったそうだ。


それから、私たちが知っているような、

ジャズの歴史が始まる。

今でも、ジャズスケール・コードの研究は継続しているらしい。


音楽は、平均律というものが世界を席巻してからというものの、

たった13音で、さまざまな世界をこの世の中に作り出してきた。

まだまだ、音楽には、未知の世界があるようだ。

そう考えると、とてもわくわくする。


(これに、バリとかの、平均律にとらわれない音階や楽器を使ったら、

本当に、限界がないのでは!!)

音楽は、探究しても探究してもおわりがない。

さすが世界共通の言語だ。

家にこもって勉強。。。


なぜなら、今年、ロースクールの既習者試験を受験するから。

適性、英語、法律科目…

遊んでる暇はない!


学校ごとの個別試験まで3か月を切り、私が強く思うことは、

論理的文章を作成することの難しさ。


問題分から法的論点を見つけるのだが、

論点の前提となる原則論をかき、

その後に論点について書き、

条文解釈をし、事実にあてはめ、結論に至る。


こうやって書いてみると、すごい単純なことのように思える。

のに、実際に論文を書くというのはとても難しい。

まず、前提として、正確な知識を自分に定着させ、

そこから思考を発展させること。

この訓練の繰り返しだ。


すごく苦しい勉強だけど、法律は面白いし、
勉強を頑張って継続しよう。

これから、このブログは司法系のブログになるかも。