来月、父の七回忌を迎えるのです。
脳出血で倒れ、一か月以上意識が戻らぬままの他界。。

母は、うつ状態になり、当時、父が新しく起こす予定であった、ある事業の契約上の問題もあり、みわのこ家族は、北海道から、横浜に引っ越してきました。

当時から、数年間の、母のうつ状態は、本当に辛い状態でした。

とにかく、生きていてもしかたがない。。死にたい。。誰もこの気持ちをわかってくれない。。。
うつ病の事をご存じの方であれば、ここには、記さない様々な出来事、察していただけるかと思います。

本当に、少しずつではありますが、症状はおちついてきました。

心療内科に定期的に通っていますが、いまでも、不安が生じて、生きていても、、、、の状態になることも、あるのです。

そんな母に、私たちが、言い続けてきたことの、一部は、、、。

とにかく、生かされたんだよ。
生かされた以上は、生きなくちゃダメなんだよ。
生かされた意味があるはずだよ。
子供もいる、孫もいる。
ばあばとして、私たちにキチンと伝えなくてはならないことあるんじゃない?
自分がしたことは、全部、いいことも、悪いことも含めて、自分に帰ってくるんだよ。
そうしたら、きちんとした生活をしていかなくちゃ。
 
などなど。。。

息子だったら、もっと優しいよね。
娘って、厳しいんだよね。。

でもね、、、いつまでも、泣き続けていても、父は帰ってこないし、父も心配で成仏できなかったのです。

みわのこや、妹のところには 夢にも出てくるのに、母のところには出てこない。。
孫の写真に、亡くなった父が数枚うつっていました。。。
感覚で、今、父、来てるなっていうのも、わかりました。。。

母はうつを克服しつつ、、60才をだいぶ過ぎてから、ホームヘルパー、ガイドヘルパーの資格をとったのです。  

今は、心筋梗塞を起こしてしまったから、仕事は、していませんが、数年前は、資格を活かし簡単なお手伝い程度ではありましたが、介護施設で、フラワーアレンジメントのレクをしたり、お茶をたてて差し上げたりと、自分の殻から出て、誰かのために動きました。。。

(母は、遠い昔、子供向けの生け花教室で先生をしていたことがあるのです)

自分が、誰かのお役に立てる喜びを感じたようです。
心の深い痛みを知っているからこその、ご縁も結ばれたのだと思います。

今では、
自分から、近所の落ち場掃除をしたり、さみしい場所に花を植えたり、近所のお年寄りを招いて自宅でお茶会や、カラオケ大会もしてるのです。

当時の母とは別人のようです。

先日は、偶然バスで一緒になった女性と、ひょんなことから身の上話しに、なったそうです。

なんでも、ご主人をなくされたばかりで、毎日つらくてつらくて、死ぬことばかりを考えているそうなのです。どうやって、ご主人のもとへ旅立とうかと、そればかり。。。

母は、自身のことを話し、とにかく、これは経験した人でないとわからない痛み、苦しみだからと、バスをおりてからも、ずっと話をきき、電話番号の交換をしたそうなのです。

相手の方は、神様の巡り合わせだ。。。
神様みたいな人だ。。。

って、とてもとても喜ばれたそうなのです。。

(^-^)(^-^)(^-^)

生かされた人は、人を生かす人になれます。
生きている人は、だれでも、人に喜びをあたえる人になれます。
赤ちゃんは、その存在だけで、人の頬をゆるませます。
子供は、人に力をあたえます。
大人だって、おんなじです。

人の心に、暖かさ、、っていう瞬間を与えられる人って、みんな神様なんだよ。

どんなに、いつも怒ってる人でも、どんなに悲しんでる人でも、絶対に、心に住んでいる神様がいるから、大丈夫なのです。

変われない人はいないのです。

絶対に、神様がでてくる瞬間ってあるのです 。

(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)

写真は3年前のブランコで遊ぶ子供たち。