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さっきまでなんとか目を開けようとして努力していたけれど、カズは相当疲れたようで、もう今は目を完全に閉じてうとうととしている。
くったりとからだの力を抜いて眠るカズの、髪をそっと撫でながら、その寝顔を眺める。
「ありがとな、カズ…」
呟くと、ムニャムニャと口を動かして口角を上げた。
聞こえてんのかな…？
聞こえてなくてもいい。俺の夢でも見てくれたらいいな、なんてことを考えたりもする。
まさか、この腕にこいつを抱いて眠ることができるようになるなんて…。過去の自分に教えてやりたいくらいだ。
幸せを胸の中に抱き込んで、気持ちいい疲れとともに俺も眠りについた。
（end）
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「bless this love」「close to the night」のふたりの、はじめての夜をお届けしました。
やっぱり、こっ恥ずかしいです…。
ずーーっとウダウダ、モヤモヤ、ぐるぐるしてきたふたりが、ついに結ばれるということで、
甘く、あまーく、と思いながら書きました。
いったい何歳の設定なんだろ…ということはあんまり考えていません。笑
大人でも、初めてのことってやっぱり緊張するし戸惑いますよね！
拙い文章でお目汚しいたしました。
読んでくださってありがとうございました！